ついに3DSでプログラミング体験ができるように

FUTURUS / 2014年9月24日 12時2分

9月20日から一般公開された東京ゲームショー2014(TGS2014)。様々なゲームメーカーが趣向を凝らして新製品のゲームをPRしている。

そういった派手なタイトルに目を奪われがちなTGS2014だが、インフラやクラウド技術や製作に必要なツールなど技術系要素の強い展示や、意外に真面目なコンテンツも見受けられる。

今回のTGS2014で、ブースはかなり小さいもののかなり光るコンテンツを発見。スマイルブームというブランドの「プチコン3号Smile Basic」がそれだ。

これはニンテンドーの携帯ゲーム機「3DS」用のプログラミング環境で、プログラミング言語は名前の通りBASICを使用している。BASICとは1964年から存在するプログラミング言語で特に初心者向けとされているが、パソコン黎明期ではかなり多くの派生を生み、「プチコン3号Smile Basic」ではファミコン時代にハドソン(現在はコナミに吸収)が開発したファミコン用BASICである「ファミリーベーシック」が基礎となっているとのことだ。

実際に「プチコン3号Smile Basic」のプログラムが入った3DSでデモを見せていただいたが、手打ちのBASICで作られた弾幕系シューティングゲームがサクサクと動いているのが印象的であった。

TGS2014の会場なのでデモプログラムはゲームが多かったが、そのゲームにしても手で打ってプログラミング出来るということを考えると夢が広がる。

また汎用プログラミング環境であることからゲーム以外にも多彩なプログラムを開発できる。ハードウェアがニンテンドー3DSということを考えると、子供たちへの少し高度な教育玩具としての役割も持たせることが出来そうだ。

取扱説明書も、プログラミングの教科書としてみてもかなりわかりやすい。漢字に振り仮名が無いので小学校高学年以上からでないと理解は難しいかもしれないが、2万円弱で手に入るニンテンドー3DSに1,000円の「プチコン3号Smile Basic」をダウンロードするだけでプログラムを開発できるというのは素晴らしいことではないだろうか。

スマイルブームでは「プチコン3号Smile Basic」で作成したプログラムを配布できるように独自のクラウド環境も用意する。またプチコンシリーズ自体は2011年から発売されており、自然発生的に多くの非公認コミュニティが生まれていて、そこでプログラミングに関する相談も可能である。もちろんパソコン黎明期に数多く作られたBASICプログラムのテキストなどは「プチコン3号Smile Basic」用に若干コマンドを書き換えるだけで動作するものも多い。買ったはいいけど使いこなせない、ということは少ないようだ。

そして開発元のスマイルブームでは、「プチコン3号Smile Basic」で開発したプログラムの配布については開発した人々の責任において配布は自由だ、というスタンスを持っている。コンシュマーゲーム機向けの汎用開発環境にありがちな「無償配布に限る」という縛りを設けていないことは、これからプログラマーを目指す子供たちにとっても大きな夢を持てるであろうと、非常に好感を持ったことは否めない。

ただし、クラウド利用での配布課金は任天堂との契約により「現状はできない」ということになっている。

*参照:スマイルブーム「プチコン3号Smile Basic」

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