みんなが夢見た「ひみつ道具」で実現しそうなもの6つ

FUTURUS / 2014年11月5日 19時30分

ポケットから様々な未来の道具「ひみつ道具」を取り出すことで国民的人気、いや今や世界的な人気を博すアニメロボットがある。

今回は、そのポケットから取り出す未来の「ひみつ道具」がいつの間にやら実現している、もしくはいいところまで行っている、という技術について6つほど紹介したい。


■ 望遠メガフォン

これは遠くに離れている相手の耳元に照準を合わせて囁くことができる道具だ。この望遠メガフォンそのものを富士ゼロックスが中小企業の技術を合わせて実現させてしまった。

指向性スピーカーの基盤を組み込み、相手との距離をレーザー距離計で計測して自動でボリュームを調整出来る。

富士ゼロックスは同じシリーズのプロジェクトで「セルフ将棋」も実現しており、同社の今後のチャレンジが楽しみだ。

■ とうめいマント

東京大学の舘暲(たちすすむ)名誉教授が開発したのは、再帰性投影技術を利用したマントだ。再帰性投影技術とは、入射した光が入射したのと同じ方向に反射する技術だ。

このマントには布に直径50ミクロンのビーズ上のガラス玉が埋め込まれており、背景の映像を投映することで、マントのしわやたるみ具合に関係なく、投映された背景が同じ方向に反射するため、透明になったように見えるという技術だ。

ところがもっととうめいマントに近いものが実現されているというのだ。電気もカメラも、投影機も必要無い。ただ、体にまとうだけで透明になるという。

カナダの軍用迷彩柄デザイン企業「Hyperstealth」が成功したという光学迷彩素材でできたマントである。

Quantum Stealth(量子ステルス)と呼ばれる技術で、光を屈折させることで回りの風景に同化することができるという。

ただし、軍事機密であるため、詳細やサンプルは一般公開できないということになっており、イメージ画像だけが公開されている。

■ ききがきタイプライター

以前FUTURUSで紹介した「Captioning on Glass」というGoogle Glass(グーグルグラス)用アプリがある。

これは聴覚障害者用に開発されたアプリだが、相手が話したことが文字化されるという機能は立派に実現できている。


■ どこでもドア

これは実際に何処でもいけるわけではないが、何処の人物とも「会える」ドアであれば実現している。

パリの街角に、カラフルな5つのドアが置かれた。それぞれにミラノ、バルセロナ、ブリュッセルなどと離れた都市の名前が書かれている。

ドアを開けてみると、ドアの向こうにはそれぞれの都市があり、そこに居る人とリアルタイムで会って会話やジェスチャーでコミュニケーションできるのだ。

実はこれ、フランスの国鉄「SNCF」が行ったプロモーションだった。簡単に言えば、テレビ電話の巨大版で、SNCFに乗ればそれらの都市にすぐに行けますよ、という宣伝だったのだが、面白いアイディアだった。


■ 立体コピー紙

紙の上に立体を置くと、立体がコピーされる、という道具だが、これもかなり良い線を行っている。XYZプリンティング社の「ダヴィンチ 1.0 AiO」という製品だ。

スキャナ機能付き3Dプリンターなので、難しいデータを作ることなく、立体から立体にコピーすることができる。


■ テレパしい

これもFUTURUSで「脳と脳をインターネットで接続しテレパシーをする実験が成功」という記事で紹介した技術だが、米ハーバード大学の専門家らを中心に行われている実験で、インターネットを利用して言葉や画像を使わずに、直接脳と脳で情報伝達を行うという試みだ。

これはテクノロジーを使ったテレパシーと言えるかもしれない。


■ 「人間が頭で考えることは、すべて実現可能である」

以上、「ひみつ道具」の内で、実現されているもしくは良い線を行っていると思えた物を6つ取り上げたが、紹介しきれなかった技術はまだまだある。

「人間が頭で考えることは、すべて実現可能である」とはアインシュタインの名言だとされている。

実際に振り返ってみると、人間は実に様々なテクノロジーを生み出してきた。

それらを思い出せば、アニメやSFの中に登場してくるまだ実現されていない技術も、これから実現される可能性は十分にありそうだと思えてくる。

*画像出典:Quantum Stealth; The Invisible Military Becomes A Reality

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