デザイナーに朗報!太陽光パネルに青以外の色が使える

FUTURUS / 2014年11月7日 11時2分

太陽光パネルと聞いて思い浮かべるのは何色だろうか? おそらく多少青みがかった黒だろう。私もそれ以外の色の太陽光パネルは見た記憶がない。もちろん青みがかった黒であるには理由がある。それが太陽光を吸収するのに最適な色だからだ。

しかし、その太陽光パネルに典型的な色は、建物の外装としてそのまま使うにはあまり適さない。たいてい太陽光パネルは建物にとって”異物”的なデザインとなってしまう。しかし、色つきの太陽光パネルがあったらどうだろうか?

特に白の太陽光パネルが待望されていたようだ。白はエレガントだし、さまざまな使いかたができるし、新鮮な印象を与える。しかし、白こそ難しいと思われていた。なぜなら、もっともさまざまな光を反射してしまう色こそが白だからだ。反射してしまっては発電ができない。

■ 赤外線で発電すれば白も可能

しかしスイスのCSEMという企業が、白の太陽光パネルを実現した。それも、セルが見えたりしないまっさらの白だ。どういう技術を使ったのかというと、赤外線を使って発電する技術、そして赤外線は通しつつ、可視光線をすべて反射するフィルターの技術だ。

可視光線をすべて反射するので色は白になる。

なお、波長を選択して反射することもできるので、白以外の色も可能だ。そうやって太陽光パネルに色をつけることができれば、さまざまなデザインに融合させることができる。メインの需要は建材一体型の太陽光パネルだろうが、家電や自動車の分野からも興味を持たれているという。

また白い太陽光パネルが実現すれば、太陽光パネルの温度を下げることもできる。白色は熱も反射するからだ。そうすれば、建物の温度を下げることにもつながり、特に夏場はエコだといえるだろう。

この太陽光パネルを使えば、太陽光パネルを使った建築物のデザイン、カラーの自由度は大幅に広がるはずだ。太陽光発電の普及に大きく貢献する技術開発となるかもしれない。

下では、CGのトンボが色つき太陽光パネルを紹介するユニークな動画を見ることができる。

*出典:CSEM

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