今更聞けない「クラウドファンディング」初心者向けまとめ

FUTURUS / 2014年11月8日 17時30分

「Crowd (群衆)」と「Funding(資金調達)」を合わせた造語、クラウドファンディング。

言葉を見聞きしたことはあるものの、詳しくは知らない、サービスを利用したことはないという方は多いのではないだろうか。

一言でいえば、「志あるプロジェクトに必要な資金をネットを通じて広く有志から集め、実現する仕組み」のこと。夢や目標、それを伝える情熱はあるけれど、ヒト・モノ・カネが不足している、そんな個人もしくは小規模な集団向けの資金調達の手段と言ってもいいかもしれない。

サービスの種類を大分すると「寄付型」「購入型」「貸付型」「投資型」の4つの支援タイプに分かれるが、この記事では基礎編ということで、ECサイトに近い「購入型」のクラウドファンディングサービスでの出資・支援の方法と注意点について触れる。

それではまず、すでにいくつかのサイトは知っているかもしれないが、市場規模が拡大している国内の代表的な購買型クラウドファンディングサービスを紹介しよう。それぞれコンセプトやプロジェクト、支援方法に特徴があるので、ぜひ見比べて自分に合うサイトを見つけてみよう。

・READYFOR?
・CAMPFIRE
・Motion Gallery
・ShootingStar
・GREEN FUNDING
・Makuake
・COUNTDOWN
・FAAVO
・kibidango
・WESYM

*参考:日本の主要クラウドファンディング 累計支援額 月次推移(2014年4月末時点)

■ 出資・支援におけるポイント

好みのサービス、プロジェクトを見つけたら、早速支援してみよう。プロジェクトページには、出資・支援への「リターン(返礼)」が並んでいるが、いずれかを選んで購入手続きのページに行くと、会員登録を促される。ただ、ほとんどのサービスがFacebookと連携することで使用できるようだ。

プロジェクトへの支援は、原則的にクレジットカードで決済するのでカード情報の入力が必要だが、プロジェクトが支援募集期間を終えるまでは決済されることはない。サイトによって若干表現が異なるかもしれないが、クラウドファンディングのプロジェクトには、いわゆるall-or-nothingの「チャレンジ型」と金額の多寡に関わらず実行する「ダイレクト型」がある。

チャレンジ型の場合は、そもそも目標金額に到達しないと成立しないので決済も行われない。一方ダイレクト型の場合は、目標額に達していなくてもプロジェクトは成立し、集まった金額は「ミッショナー(プロジェクトオーナー)」に支払われる。

また、現金ではなく、Tポイントなどさまざまなポイントを用いて支払えるサービスもあるので、使い道が決まっていない貯まったポイントを使うのも一つの手。紹介したサイトの中では、「WESYM(ウィシム)」がこれに当たる。

■ 遅延は日常茶飯事? リターンにはリスクあり

出資・支援におけるポイントを簡単にまとめたところで、次は注意点について触れよう。やはり、最大のリスクは、出資・支援への見返りとしての商品、サービスが手元に届かないことだろう。

最近の例では、約9,000万円の資金調達に成功した指輪型のウェアラブルデバイス「Ring」の大幅な出荷遅れが記憶に新しいところだが、爆発的に支援者が集まりすぎて対応が遅れた、技術面、材料面で問題が生じたなど、想定外の事態により約束していた納期、品質を守れないリスクをはらんでいる。

クラウドファンディングの特徴として、「あったらいいな」を形にするプロジェクトが多いために、どうしても実現可能性、持続性の部分にネックがある。このあたりを加味した上で、ECサイトで買い物をするときのような対価を求めることなく、期待しすぎず、「支援」ありきで利用することをおすすめする。

ちなみに、筆者はこれまでいくつかのサイトで支援してきたが、トラブルはなかった。受け取った商品の品質が期待はずれだったこともない。いずれにせよ、プロジェクトやミッショナーの思いに共感し、支援したことを裏切られた気持ちにならないことが大切だ。

■ 「Kickstarter」は日本からも支援できる!

「もっと様々なプロジェクトを見たい!」という方には、米国大手クラウドファンディングサービスである「Kickstarter」をおすすめする。

理由はいたってシンプル、とにかく掲載されているプロジェクトの数が多く、ジャンルが多彩だからだ。15ものカテゴリー(Art、Comics、Crafts、Dance、Design、Fashion、Film & Video、Food、Games、Journalism、Music、Photography、Publishing、Technology、Theater)で、約6,500プロジェクト(2014年11月3日現在)も展開している。

Kickstarterは、プロジェクトページの冒頭に必ず説明用のムービーが用意されているし、Google翻訳を使えばだいたい何が書いてあるかわかるので、語学が得意でなくても問題ないと思う。

「いやいや、そもそも日本からは支援できないんじゃないの?」

そんな疑問を抱く方もしれないが、答えは「できる」だ。簡単に支援し、リターンを受け取ることができる。

各プロジェクトページには、国内のそれと同様に報酬という意味の「reward(リワード)」が並んでいて、そこから決済ページに行く。細かいフローの説明は割愛するが、1点だけ重要なポイントをお伝えしておこう。

Kickstarterは決済システムをAmazonに委託しているため、米国版Amazon(Amazon.com)のアカウントが必要になる。残念ながら、日本版Amazon(Amazon.co.jp)のアカウントは使用できないため注意が必要だ。

また、送料に関しても気になるところだが、決済画面の「SHIPPING TO」のところに「Japan($2)」というように送料がいくらかかるか表記されるので安心だ。住所の入力画面では、日本語の住所を英語表記に変換するWebサービス「JuDress」を使うと便利だろう。

とはいえ何かトラブルがあった際に、海外の通販サイトの利用経験がある方、英語でのメールコミュニケーションに慣れている方でないと少し厳しいかもしれないため、最後に支援方法と注意点についてまとめた記事を紹介して締めくくることにする。

「プロジェクト支援方法 | Kickstarter キックスターターまとめサイト」「「Kickstarter」へ出資してゲットする方法&出資しまくった経験からわかった注意点まとめ – GIGAZINE」

それでは、どうぞ良い支援生活を!

FUTURUS

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