2014年に注目された「身近なロボット」の話題5つ

FUTURUS / 2014年11月23日 9時31分

ロボットと言えば、2足歩行のヒューマノイドタイプをはじめ、産業用や医療用、災害支援に軍事用と、今年も様々な分野で新しいテクノロジーが生み出され話題となった。

その中には、我々の日常生活と密接に関係し、新しいライフスタイルへの礎となるものも多い。そんなワケで、ここでは2014年に話題になった、これからとても“身近に”なりそうなロボットたちの話題を紹介しよう。


■ 人工筋肉ロボでサイボーグ化!?

まずは、最新のニュースから。

アメリカのミシガン大学が11月10日に発表したのは、自ら集合し伸縮も自在なミクロ・ロボットだ。これが実現すれば、人口的に筋肉を作り出すことが可能で、医療分野などへ応用できるという。

すぐに考えられるのは、義手や義足などへの応用。人工皮膚と組み合わせれば、より自然な動きで自然な見た目の新しい手や足にできそう。SF映画によく出てくる人体の「サイボーグ化」も可能になるかもしれない。

もちろん、ヒューマノイド・ロボットをより人間らしくする事にも応用できるだろう。

映画「ターミネーター」でアーノルド・シュワルツネーガーが演じたような、外見は人間、中見は機械のロボット(映画ではサイボーグと呼んでいた)が出現してくるのだろうか。

■ 歩行をサポートするロボ

ちなみに人体関連では、アメリカの政府機関FDA(食品医薬品局)が今年6月に、ロボット歩行器の販売を初めて認可した。

ReWalk Robotics(リウォーク・ロボテクス)社が販売するこのロボットは、病気やケガで歩行が困難になった人に向けて開発された商品。リハビリなどの際に、腰から足の外側に装着し、スイッチ操作などで歩行をサポートする、というものだ。

日本でもパワースーツを開発したメーカーが出てきており(アクティブリンクなど)、今後も人体や医療に関するロボット技術の進歩には目が離せない。

■ ロボット店員さん登場!

これは本サイトでも以前紹介したが(ロボット店員が普及したら人間は何をするのか)、アメリカの大手ホームセンターLow’sが、売り場を案内してくれるロボット店員を導入した。

OSHbotという新入社員ロボットは、まだ“誌用期間中”。売り場への案内や製品の販促情報、在庫状況などの情報提供などをさせる事で、買い物客と人間のスタッフに対しどのようなメリットが出るかをリサーチ中だという。

人手不足などで、店員に聞きたいことがあってもどこにいるか分からないなど、最近日本のショップでも困った事が多い。そういう意味ではいい試みだ。さて、OSHbotくんは本採用となるだろうか?

■ ベビーシッターや司会役にいかが?

2015年2月に、ソフトバンクから発売が予定されているのがヒューマノイドロボット「Pepper(ペッパー)」。今年6月に発表され、これも以前本サイトでも紹介した(世界初「感情認識ロボット」を発売するソフトバンクの思惑は)。

このロボットの特徴は、「感情や心を持つ」こと。感情認識機能を搭載し、人とのコミュニケーションができるという。頭脳は、WiFiで繫がったクラウド上のデータセンター。常に交信を取る事により、周囲の状況や人との対話などのデータを蓄積し学習。

用途は様々だが、子供をあやすベビーシッターや介護用、パーティの司会役など使い方はいろいろと拡がりそうだ。予定価格は19万8,000円(税別)とパソコン並み。このタイプのロボットとしてはかなり低価格だ。今後、ソフトバンクの戦略に市場がどう反応するか注目したい。

■ 「ロボット掃除機」戦国時代の覇者は?

ロボット掃除機といえばiRobot社のルンバ。2002年に登場して以来、2012年までに累計800万台が販売された大ヒットロボだ。

このルンバの好調に対し、最近は各社から様々なモデルが続々と登場。まさに「お掃除ロボ」戦国時代とも言える現況だ。そんなロボット掃除機市場に、遂に大手のダイソンも乗り出した。世界に先駆けて9月に日本で発表された「360Eye」を投入するのだ。

特徴は、360度カメラによる画像解析技術の導入。部屋の中をカメラで解析し、効率的に掃除することで短時間で省電力化を実現するという。スマホでも操作ができ、得意のサイクロン技術で吸引力も抜群。王者ルンバの強敵が出現したと言えるかもしれない。発売は2015年春を予定(ダイソン初のロボット掃除機「360 Eye」は想像以上に凄いヤツ)。

以上、我々の生活や体・医療など身近に関係してきそうなものに限定して、2014年度注目のロボット最新事情をざっと紹介した。

最近は他でも、エボラ出血熱対策用での使用が検討されるなど、ロボットのニュースはまだまだ尽きない。2015年もロボットたちは、いろいろな話題で我々を驚かせてくれる事だろう。

FUTURUS

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