次世代環境車の本命!? メルセデスもPHVを発表

FUTURUS / 2014年11月28日 16時30分

メルセデス・ベンツ日本が25日、ブランド初となるPHV、「S550 プラグインハイブリッドロング」を発売した。

PHVの基本的な仕組みや各社の違いについては「気になる次世代環境車「PHV」各社の違いまとめ」をご覧いただくとして、今回は発表されたPHVのスペックや注目すべき機能について見ていこう。

今年に入ってポルシェやBMW、ボルボ、アウディなどの欧州車勢が相次いで「PHV」を発表。ポルシェは今年7月に「カイエン」のPHV版となるカイエンS「E-ハイブリッド」を日本へ導入。

8月にはBMWがPHVのスポーツモデル「i8」を導入、ボルボもまもなく新型「XC90」のPHV版となる「T8」を、来年にはアウディがPHVの「A3 e-tron」を日本へ導入すると発表している。国内メーカーのトヨタ プリウスPHVや、三菱アウトランダーPHEVと合わせて、選択肢が増えてきた。

欧州車勢の傾向的にはそれまでの大排気量エンジンをダウンサイズ、過給機により燃費とパワーを両立した上で強力なモーターでHV化、一回の充電で40km前後のEV走行を可能にしている。

今回メルセデス・ベンツ日本が受注を開始した「S550 プラグインハイブリッドロング」もまさにその路線上にある。

■ V6 3.0LでV8 4.6L並みの出力

最高出力333ps/5,250~6,000rpm、最大トルク48.9kgm/1,600~4,000rpmを発生する第3世代の直噴システムを搭載した3.0L V6直噴ツインターボエンジンに、最高出力115ps、最大トルク35.7kgmを発生する高出力モーターを組合わせており、システム出力442ps/66.3kgmを得ている。

JC08モード燃費は4.6L V8エンジン仕様の「S550 ロング」の10.5km/Lに対して13.4km/Lと、約28%向上。

大容量リチウムイオンバッテリーを車両後部に搭載しており、EV走行時の最高速度は約140km/h。

フル充電で約33kmの走行が可能となっている。

リヤバンパーの右側に普通充電用のソケットを装備しており、自宅や外出先でAC200V電源により約4時間でバッテリー充電が可能。


■ 選べる4つの走行モードと3つのトランスミッションモード

走行モードは4種類の中から選べる。

・ハイブリッド:エンジンとモーターで走行
・Eモード:モーターのみで走行
・Eセーブ: バッテリーの充電レベルを維持して走行
・チャージ: エンジンで発電しながら走行

また7速ATミッションには3種類の走行モードが用意されている。

・E(エコノミー):標準モード
・E+:(エコノミープラス):回生ブレーキにより燃費を優先
・S(スポーツ):スポーツ走行モード

面白いのが「インテリジェントアクセルペダル」と称する機能。EV走行とエンジン走行の切り替えポイントや不要な加速を、右足への触覚で教えてくれる。

具体的には「Eモード」でモーター走行時、これ以上アクセルを踏むとエンジンがかかるという状態になるとアクセルペダルの抵抗を強めてドライバーに警告、加速が必要な際はそのポイントを踏み越えれば自動でエンジンとモーターによる「ハイブリッド」モードに切り替わる。

またミッションで燃費優先の「E+」モードを選択時には前走車が減速した場合などにアクセルペダルに2回のノックパルスを発生させ、アクセルペダルから足を離すようドライバーに促し、足を離すと回生ブレーキを使用してバッテリーに充電しながら適切な車間距離を維持してくれる。

メルセデス・ベンツ日本によれば洗練された乗り心地と高出力・低燃費、CO2排出量削減による環境適応性を高いレベルで両立したとしている。

車両価格はガソリンモデルの「S550 ロング」と同じ1,590万円で、12月からの納車予定。

欧州勢がこぞってPHVを発売する中、直近の次世代環境車は「EV走行」を長く持続できるPHVに移行して行くかもしれない。

*参考:メルセデスベンツ日本

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