いまの時代にあえて欲しくなる電子タイプライター

FUTURUS / 2014年12月16日 12時1分

Mac Book Airでなにが不満なのだろうか? インターネットにもつなげるし、文章も書けるし、写真のレタッチだってできる。薄くて軽いので持ち運びも楽だし、見ためだってスタイリッシュだ。それでも、こんなタイプライターに魅力を感じてしまうひとは多いようだ。

クラウドファンディングのサイトKICKSTARTERで資金を募集しているタイプライターだ。タイプライターというだけあって、文章を書くことしかできない。ウェブサイトの閲覧はできないし、写真のレタッチも、SNSもできない。でも、むしろそこが狙いなのだ。

集中して文章を書かなければいけない状況でPCに向かったにもかかわらず、調べものついでについついウェブサイトを見たり、YouTubeにハマったりして時間を浪費してしまうことはないだろうか? Hemingwriteと名づけられたこのタイプライターならその心配はないのだ。なにせ文章を書くことしかできないのだから。

ノートPCにはないメリットも

とはいえHemingwriteには最新の技術も盛り込まれている。文書はクラウドに保存され(通信にはWiFiを使用する)、ディスプレイには日なたでも屋内でも見やすいようにコントラストの強い電子ペーパーを使用する。

また通常のノートPCより優れている点として、バッテリーの持続時間は長く、フルサイズのしっかりしたタッチのキーボードを備えている。それらのおかげで、気が散ることなく文章の執筆に専念できるのだ。また、本体は頑丈なアルミ製で、持ち歩き用のハンドルも備えている。

個人的にかなり欲しいと思うが、残念ながら日本語を書くことはできないので私にとっては実用にはならない。ただ、KICKSTARTERでの出資の状況を見ると、とっくに目標額に達しているので、やはり欲しいと思うひとは多いようだ。

私が社会人になって、はじめのころはまだPCではなくワープロで文章を書いていた。PCに切り替わったときには、文章を書くだけならワープロのほうが使い勝手がいいと思ったものだ。しかし、さまざまな使いかたができるPCにとって代わられたのも当然の流れだろう。

このHemingwriteを欲しいと思う動機はどこから来るのだろうか? メーカーのうたい文句どおり、気が散らずに文章が書けるところだろうか? それとも専用機ならではの使い勝手だろうか? あるいはノスタルジーだろうか。ともあれ未来の機械は便利なものばかりになるとはかぎらないようだ。

*参照および画像出典:KICKSTARTER -Hemingwrite – A Distraction Free Digital Typewriter-

FUTURUS

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