ウソでしょ!? 座っているように見えて猛烈に「運動」できる椅子

FUTURUS / 2015年1月7日 11時31分

現代人の生活は椅子に座っている時間が非常に長いといわれる。一方で、“適度に運動をした方が健康にいい”ということは、みんなうすうすわかっているだろう。

それでも実行できないとしたら、その理由は面倒くさいとか、時間がないとかというものではないだろうか。でも、椅子に座ったまま運動ができるとしたら?

 

■ 様々な身体の動作に対応する

今年の『CES2015』(ラスベガスで開催される家電ショー)でも展示されたこの『TAO Chair』。ちょっとアヴァンギャルドなアームレストを持っていて、デザインもスタイリッシュな椅子だが、特徴的なのはその中身だ。

このアームレストにはセンサーが内蔵されていて、座った人が加える様々な方向への力を感知することができる。そして、その力から計算した消費カロリーがディスプレイに表示される。

アームレストが複雑な造形になっているのは、様々なエクササイズができるようにするためだ。

脚で押し広げようとしたり、手で押したり引いたりと、異なった動作をすることで、いろいろな部位の筋肉を使うことができる。さらに、専用のアプリを使えば、この椅子を使ったさまざまなエクササイズをガイドしてくれる。

そうして、座っていながら、それこそ好きなテレビ番組を見ながらでも、カロリーが消費できるというものだ。

 

■ テクノロジーは健康に貢献するか

紹介しておいてなんだが、運動好きの私からいわせると、おススメはできかねる。座ったままやるアイソメトリック(静的)の運動なんて、かなり片寄った筋肉の使い方になりそうだし、生活のなかで使う動作に直結しない。

そもそもこんな局部的な筋肉の使い方で、そんなにカロリーが消費できるのかどうかも疑問だ。まぁ、「なにもしないよりはマシ」という程度だろうか。

やはり歩いたり、走ったり、自転車に乗ったり、泳いだりといった、自分の身体を移動させるタイプの有酸素運動の方がずっと好ましいと思う。

健康は人々の大きな関心事なので、エクササイズに関連づけたデバイスというのは近年数多く登場している。ひとつの“稼げる”ジャンルなのかもしれない。

たしかに、モチベーションを上げるためにアプリでエクササイズにゲーム性を付加したり、デバイスでデータを蓄積したりするのは効果的だろう。

しかし、エクササイズはやはり身体を動かすしかないので、テクノロジーでエクササイズが容易になるということは、残念ながらまずない。結局のところ、汗をかくしかないのだ。

FUTURUS

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