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『ミニ四駆』をスマホで操作できる開発キットが発売 初心者でも楽しくプログラミングを学べるぞ!

ガジェット通信 / 2016年6月30日 20時0分

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ネット接続型家電の企画・開発を手掛けるCerevoは、昨年開催したワークショップ『スマホで自由自在に操作できるIoTミニ四駆を作ろう!』が大きな反響を呼んだことを受け、新製品として『ミニ四駆』をスマートフォンから操作できる改造キットの販売を発表しました。Cerevoの直販サイトにて6月30日(木)より発売、7月中旬から順次出荷を開始します。

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都内で開催された発表会に登壇したCerevo代表取締役の岩佐琢磨氏は、政府主導で小学校でのプログラミング教育の必修化が検討されていることに触れ、「教材を見ても小学生、中学生が興味を持つとは思えない。ソフトウェアだけのプログラミング教育では、PCやスマホの画面の中でキャラクターが動いたりするだけで面白くない。現実世界でモノが動いて、ハードウェアの面白さが伝わる取り組みが必要」と、ワークショップの開催や改造キットの販売の背景を説明しました。

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『ミニ四駆』をスマホで操作するためには、両者をWi-Fiで接続するためのプログラミングが必要となります。5980円(税抜き)で販売される改造キット『MKZ4』は、そのプログラミングに必要なパーツがすべてセットになっているのです。『ミニ四駆』は別売りとなっており、既存の『ワイルドミニ四駆』(タイヤが大きいタイプ)であれば、どのマシンにも対応しています。

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『MKZ4』セット内容

・Wi-Fiモジュール

・サーボ

・専用基板

・プラパーツ類

・モータードライバモジュール

・電池ボックス

・ネジ類

・簡易マニュアル

・専用ドレスアップデカール

・その他電子パーツ

『ミニ四駆』にはおなじみのプラスチックパーツに加え、基板やモジュールなど、プログラミング初心者にとっては見慣れないであろうパーツもチラホラ。プラパーツ類は専用の金型で製造している他、その他のパーツは一般的な電子工作キットと比べると安価にそろえることができるのもポイントです。

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なお、無線LANモジュールへのプログラミング書き込みに必要なパーツをセットにした『MKZ4WK』も1980円(税抜き)にて同日より発売されます。

あとは『ミニ四駆』され用意すれば、誰でもプログラミングを開始できる! とはいかないですよね。そう、電子工作には工具が必要なのです。Cerevoは、『MKZ4』の組み立てに最適な工具がすべてそろったツールセット『MKZ4TS』の販売も発表しました。

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『MKZ4TS』セット内容

・ハンダコテ

・ハンダ

・ハンダ置き台

・ハンダ吸い取り器

・テスター

・精密ニッパー

・ドライバ

・ピンバイス

・ドリル刃

・精密ピンセット

・マスキングテープ

どんな工具を購入したら良いか分からないというビギナーにとっては、お買い得で手厚いセット内容です。こちらは9980円(税抜き)となっています。

準備が整ったら、あとはワークショップと同じ内容を誰もが自宅で楽しめちゃいます。電子工作で人気の無線LANモジュール『CDP-ESP8266』を『ミニ四駆』に組み込み、スマートフォンからコントロールできるようにカスタマイズを……なんて聞いても何が何やら、という人でもご安心を。簡単に組み立てられるよう、丁寧な製作マニュアルが付属しています。初歩の初歩から詳しく学びたい人や、ソフトウェアをさらにカスタマイズしてバージョンアップしたい上級者に向け、『Kindle』から詳細な解説ガイドブックを1000円(税抜き)にてリリースする予定も発表されました。

ちなみに、『ミニ四駆』のボディを一度ニッパーで真っ二つにする、などの工程も発生するので、プラモデルに近いスキルも求められます。初心者なら半日から2日ほどで、エキスパートであれば2時間ほどで完成することができるそうです。

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完成した改造『ミニ四駆』は、Wi-Fiで接続したスマホやタブレットの画面をスワイプすることで、前進、後進、左右のハンドリングを自由自在に操作することができます。

これが自分でプログラミングしたマシンとなると、きっと喜びも倍増でしょう。『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』世代の筆者としては、「自分で作って育てたマシンで勝つから、楽しいんじゃねぇか!」というあの名言が、さらに重みを増したような感動があります。ビークスパイダーの空気の刃もプログラミングしたいところです(それは危険!)。

改造『ミニ四駆』をスマホで操作(YouTube)

https://youtu.be/45V-GUKVAVk

筆者も実際に改造済みの『ミニ四駆』を操作してみましたが、指を動かした方向にマシンが進んだり曲がったりしてくれるので、難なく直感的に遊ぶことができました。『ミニ四駆』というよりは、もはやラジコン、と言ってしまえば元も子もないのですが、昔ながらの玩具が現代的に生まれ変わった姿を見るのは大人でも興奮してしまいます。

岩佐代表取締役が「車を運転したいから教習所に通う、人に料理を作ってあげたいから料理教室に通うなど、明確な目的がある学習は楽しい。この開発キットを体験して、loTをもっと身近に感じて欲しい」と語るように、仕事や趣味でハードウェア開発に手慣れた人はもちろんのこと、子ども向けのプログラミング教育の一環としても人気を博しそうなセットです。

Cerevoオフィシャルストア:

http://cerevo.shop-pro.jp/

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