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ジカ熱 リオデジャネイロ五輪中の感染は隕石にぶつかるよりも確率が低い?

ガジェット通信 / 2016年7月27日 7時30分

リオデジャネイロ・オリンピックの開催まで一か月を切りました。夏休みを利用して、応援に出かけようと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「そういえば、ジカ熱の騒ぎはどうなったの?」

現地で試合観戦に出かける予定の方は、気になりますよね。ブラジル保健省などのデータによると、オリンピック開催中にジカ熱にかかる確率はおよそ50万分の1。

アメリカ・ルイジアナ州のテューレーン大学が計算したデータによると、隕石にぶつかって死亡する確率は最大で25万分の1。となると、オリンピック開催中にジカ熱にかかる確率は、限りなくゼロに近いとみていいということになります。

「開催国政府の発表なので、少々盛ってるのでは?」という意見もあるようですが、有識者の大多数は、ブラジル保健省などのデータが信ぴょう性があるものと支持しています。

日本と季節が反対になるブラジルは、季節でいえば冬。気温が一番下がります。ジカ熱は、ネッタイシマカなどの昆虫によって媒介されますが、気温が下がるとこれらの昆虫は活動が著しく鈍ります。2月くらいに成虫になったネッタイシマカの大多数が死滅する時期でもあります。

加えて、一連のジカ熱騒ぎで殺虫剤をまいたり、水たまりなどに生息するボウフラ(ネッタイシマカの幼生)も駆除が進んでいるようです。したがって、ネッタイシマカに刺されて、ジカ熱にかかる可能性は低くなっているのは間違いありません。

ただし、ブラジル保健省はじめ多くの公的機関も万全な姿勢を取ることを推奨しています。虫よけを使ったり、肌の露出を少なくする服装をするなどといった工夫で、ジカ熱の心配は、ほぼ100%防げそうですね。

写真はイメージ 写真ACより http://www.photo-ac.com/main/detail/16833?title=%E8%9A%8A%EF%BC%94&selected_size=s

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(執筆者: 松沢直樹) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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