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ナタリー・ポートマン主演の映画『Jackie(原題)』、米フォックス・サーチライトが配給権を獲得しアカデミー賞レースに参加へ

ガジェット通信 / 2016年9月16日 8時0分

米フォックス・サーチライト・ピクチャーズが、トロント国際映画祭で行われた初の大規模な取引として、映画『Jackie(原題)』の北米配給権を獲得した。同作は、ナタリー・ポートマンがアイコニックなファースト・レディー、ジャクリーン・ケネディーを主演し、批評家からの人気を博した。

パブロ・ララインが監督した同作は、トロント国際映画祭に出品されて瞬く間に、賞シーズンの候補作と称された。多くの人々が、これまでの中で最高の演技だと評したナタリー・ポートマンは、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされることは間違いないと考えられている。『Jackie(原題)』は、アカデミー賞への注目を集めるため、有力候補作品にとって最も良い公開時期でもある2016年12月9日に米劇場公開となる。

フォックス・サーチライトは、ダーレン・アロノフスキーが監督するはずだった旧バージョンをもとに、同作の最初と最後のオプション部分を管理した。情報筋が本紙ヴァラエティに伝えるところによると、フォックス・サーチライトは、同社の抱える映画『The Birth of a Nation』がアカデミー賞の有力候補にならなかった場合のアカデミー賞候補名簿の空白を埋めるための作品を欲しがっていたという。ネイト・パーカーが監督・主演を務めた『The Birth of a Nation』は、トロント国際映画祭で開催された緊迫した記者会見の席で、記者がパーカーの過去のレイプ裁判について厳しく追及して論争を呼び、主力作品から退けられたままだ。

9月11日(現地時間)に開催されたトロント国際映画祭でのプレミア上映で、『Jackie(原題)』を初めて観たNetflix、米アマゾン・スタジオ、ヨーロッパ・コープを含むバイヤーたちも同作に興味を示した。しかし、一部の配給会社は本紙ヴァラエティに、ラライン監督が率いるアートハウス・フィルムズの関与により、高い提示価格を相殺するための十分なチケット購入者に繋がらないかもしれないと心配していたと語った(世界的な配給権が1000万ドルを超えると一時は言われていた)。『Jackie(原題)』は、ジョン・F・ケネディが暗殺された後のフラッシュバックを通して語られる作品であり、伝統的な伝記映画ではない。

同作には、ロバート・ケネディ役のピーター・サースガード、グレタ・ガーウィグ、ビリー・クラダップが出演する。ノア・オッペンハイムが脚本を執筆した。

CAA(クリエイティヴ・アーティスツ・エージェンシー)が、同作のセールス交渉を行った。

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