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テレビシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』のクリエイターがエミー賞最多受賞記録やスピンオフ作品、シーズン7について語る

ガジェット通信 / 2016年9月24日 13時0分

人気テレビシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』が、2016年第68回エミー賞で12冠を達成した。受賞部門は、ベスト・ドラマ・シリーズ、演出監督賞(ミゲル・サポチニク)、シーズン6のエピソード9”落とし子の戦い”の脚本賞(デヴィッド・ベニオフ、D・B・ワイス)を含む。これは、1シーズンで最多エミー賞受賞した2015年の記録と並ぶものだ。同シリーズは現在、エミー賞37冠に輝いたドラマシリーズ『そりゃないぜ!? フレイジャー』をしのぎ、合計38冠を達成し、最多受賞した台本のあるプライムタイム・シリーズとして記録も保持している。

もっと見る:エミー賞:候補作

ショーランナー(番組責任者)のデヴィッド・ベニオフは、『ゲーム・オブ・スローンズ』がベスト・ドラマ賞を獲得したバックステージで、「我々は、『そりゃないぜ!? フレイジャー』を愛していたし、フレイジャーはロングランを続けた」と、冗談を飛ばした。また、「我々は、誰かがやってきて我々の記録を超えるだろうと確信しているが、願わくば、僕らが全員この世から去るまではそうならないで欲しい」と、続けた。

『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン7への期待は高く、同シリーズの最終章から2番目の年に私達が期待出来るものを聞くと、ワイスは苦笑いをしながら、「番組はより大きく、より良くなる。そして悪くもなる。だが、殆どは良くなる」と、述べた。

同シリーズが終了した後の前日譚かスピンオフ作品を制作する可能性について尋ねた時、ベニオフは期待を和らげ、作家のジョージ・R・R・マーティンへ質問を突きつけるようレポーターに頼み、ベニオフとワイスは、同シリーズが結論に達したら身を引くことをほのめかした。ベニオフは、「『ゲーム・オブ・スローンズ』は素晴らしい世界だ。私はウェスタロスの中に他のシリーズがあるだろうと確信しているが、私たちにとってはこれが全てだ」と、語った。

原作者のマーティンは、同シリーズの物語の延長線上のどこかに他のシリーズ作品の可能性があるかもしれないと認め、「『ゲーム・オブ・スローンズ』の全てにおいての偽造のヒストリーや物語が大量にある。そこには多くの題材があり、私は未だにさらに書き続けている。しかし、今のところ、同シリーズが完結するまで2シーズンがあるし、まだ書き終えていない2冊の本もあるので、全ては推測だ」と、述べた。

『ゲーム・オブ・スローンズ』は先週末のクリエイティブ・アーツ・エミー賞で9冠を受賞し、すでに群を抜いた状態で今年のエミー賞のセレモニーに登場した。同シリーズは、ドラマシリーズ『ザ・ホワイトハウス』、ドラマシリーズ『ヒル・ストリート・ブルース』をしのぎ、エミー賞で歴史上最多受賞したドラマシリーズの記録を打ち立てた。

米ケーブルテレビ局HBOによる同シリーズは、演技賞カテゴリーの中では期待に沿うことが出来なかった。ピーター・ディンクレイジ、キット・ハリントン、エミリア・クラーク、レナ・ヘディ、メイジー・ウィリアムズが助演賞の候補にあがったが、彼らはお互いに消し合い、英ドラマシリーズ『ダウントン・アビー』のマギー・スミスと、テレビシリーズ『Bloodline’s(原題)』のベン・メンデルソーンが受賞した。

『ゲーム・オブ・スローンズ』は、2015年のクリエィティブ・アーツ・エミー賞で8つのアワードをまるごと持って行った。さらに、ベスト・ドラマの初回受賞、ティリオン・ラニスター役で2011年に受賞したピーター・ディンクレイジの2回目の助演男優賞を含む、エミー賞テレビ放送の中で4つを受賞した。

『ゲーム・オブ・スローンズ』は、2017年の秋にシーズン7として戻ってくる。

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