【ガジェ通秋葉原制覇】秋葉原で一番古いラーメン屋さんのワンタン麺を食べてみた @『ラーメン松楽』
ガジェット通信 / 2016年10月20日 7時30分
ガジェット通信編集部のある秋葉原と言えば、やはりラーメンの存在を忘れるわけには参りません。
あれよあれよと言う間に秋葉原の中心部には10軒を超えるラーメン屋さんが出現し、今では都内でも有数の“ラーメンスポット”と言っても過言ではありません。
というわけで、今回は筆者(YELLOW)の好きなワンタン麺を食べて参りました。
秋葉原のノスラー『ラーメン松楽』
「ノスラーとは、なんぞや?」
ってところから話を始める必要があるでしょうか? “ノスラー”とはズバリ!
「ノルタルジックなラーメンの略」
みたいな感じで御座います。いや、その略し方じゃ誰にも伝わらね~だろ感は否めませんが、昔懐かしい感じのラーメンを“ノスラー”と呼ぶらしいので、覚えておきましょう。
そして!
前から店の前は何十回も通っているんだけど、まるで店に入ろうという気にならないオーラを感じるのが、この『松楽』で御座います。
ぶっちゃけ、筆者もその存在自体は肉眼で確認していたのですが、どうもイマイチ気が乗らないので、華麗にスルーしていたのですが、この写真を見て下さい。
「のぼりを暖簾に使用するだ……と?」
そこまで筆者の好きなワンタン麺を推して来るのですから、とりあえず記事的にも触っておく必要があるようなないような感じで入店してみました。
店内の時が止まった感の是非
さりげなく入店すると、入り口の横にひっそりと券売機が置いてありました。ノスラー系の店にしては“券売機”という最新設備を導入するあたり、この『ラーメン松楽』のヤル気を感じますね。
それにしても、秋葉原の超中心部にありながらも、この“時が止まった感”みたいなワールドはなんなんでしょうか?
古い店特有の時間空間と言いますか、とても2016年の秋葉原にいると思えない店内の雰囲気は、外人観光客でごった返す秋葉原において、憩いの空間である事は間違いないでしょう。
ちなみに『ラーメン松楽』の前身となる『中華松楽』は横浜の屋台が発祥で、昭和初期(昭和8年との説も有り)に店舗を出した老舗らしいです。
その後、店主の世代交代を機に2004年にラーメン専門店として新築し、現在に至ります。
つまり!
ノスラーっぽいノスラーではなく、屋台発祥の“ノスラーガチ勢”なのでリスペクトしましょう。
『ワンタン麺』(750円)を食す!
整いました。
小田原系ラーメン元祖『味の大西』(本店)でワンタン麺を食べて育った筆者には、やはりラーメンの究極的トッピングはワンタンで御座います。
というわけで、ワンタン麺に対する情熱は半端ない感じなのですが、その筆者の情熱と裏腹にコチラの『ワンタン麺』は
「大人フェイスの落ち着いたラーメン」
って感じの落ち着きがありますね。まさにノスラーって感じのグラフィックに、この『松栄』の実力を思い知った筆者です。
ちなみにワンタン無しの普通の『ラーメン』(550円)も素敵な予感ですので、ワンタンに思い入れが無い人はそちらを選ぶのも正解かと存じます。
スープはシンプルな鶏ガラベースか?
いわゆるノスラーっぽいスープと言ってしまえば、それまでですがシンプルな醤油味のスープは昔懐かしい味ですね。
とは言え、特に盛り上がる要素もなく、あくまでも麺を美味しく頂く為のスープとして謙虚に構えている感じです。
『ラーメン松楽』は先代に比べて「メニューが減ってラーメンの味も落ちた」と言われていますが、先代の頃の味を知らない筆者的には、「まあ普通の昔懐かしいラーメンかな?」と思いました。
麺は細麺、中華そば風である!
麺の方も“昔ながらの中華そば”みたいな感じの麺で御座います。
これも先代の頃と比べるとって話がチラホラありますが、先代の味を知らない筆者的には「まあ、こんなもんかな?」みたいな感じです。
肉厚ワンタンとは?
確かに普通のワンタンよりは皮が厚いような気もしますが、言われなければ気が付かない可能性……あると思います。
ワンタンに関しても可も無く不可も無しですので、特に感想もないくらいのニュートラルな印象ですが、逆にディスる要素も皆無のワンタンだと思います。
ご馳走様でした!
『松楽』 総評
秋葉原で一番古いラーメン屋さんとして、ある意味“秋葉原で必食のラーメン”と言えるとは思います。
だが、しかし!
先代の頃は多くのファンが『ラーメン松楽』に押し寄せたものの、店舗を改装してメニューが減ったり、ラーメンの味が変わってからは古くからのファンは少なくなったらしいです。
確かに、今現在の『ラーメン松楽』の『ワンタン麺』を賛美するのは難しいというか、正直にまとめてしまうと
「まあ、ノスラーってこんな感じじゃね?」
ってくらいの味ってのが、筆者の個人的な感想で御座います。
もしかしたら、筆者も先代の味を知っていたら“ディスり勢”に回ったかもですが、お値段550円のラーメンに目を三角にして挑むのもどうかと思うので、今現在の『ラーメン松楽』も秋葉原でノスラーを欲した時には、アリかなと思った次第です。
はい。
というわけで、『ラーメン松楽』には秋葉原の伝説的なラーメン屋さんとして頑張って欲しいのですが、今の営業時間を見た感じでは、そこまでラーメンに対する情熱は無いのかなって思ってしまいます。
結局、「オススメなの?どうなの?」って感じですが、とりあえず秋葉原ではレジェンド店なので、是非一度食べてみて下さい。
以上です。
『松楽』
住所:東京都千代田区外神田1-11-9
営業時間 11:00~16:30
定休日:土日祝日
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