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ティム・ミラー監督、クリエイティビティの相違により映画『デッドプール』の続編を降板

ガジェット通信 / 2016年10月28日 13時0分

10月22日朝(現地時間)、映画『デッドプール』のティム・ミラー監督は、続編となる映画『Deadpool 2(原題)』を監督することはなく、同シリーズを降板したことが情報筋により明らかになった。原因は、主演を務めるライアン・レイノルズとの数々のクリエイティビティの相違だ。

ミラーはまだ正式に続編を監督する契約はしていなかったものの、脚本の開発プロセスに入っており、続編の監督を務めることが有力視されていた。情報筋によると、今回のミラーの降板は友好的なものだという。

『デッドプール』が興行的に大ヒットした後、続編は避けられないものとして、4月にラスベガスで開催されたシネマコンでも発表されていた。そこで米FOXの共同会長であるステーシー・スナイダーは、レイノルズもミラーも続投することを明らかにした。

ミラーはFOXに『デッドプール』という大ヒット作をもたらした。本作は2016年初旬のバレンタインデーに公開し、全世界で7億8600万ドルという興行総収入を記録した。これは2016年公開の映画の中で7位となる記録であり、またR指定の作品としては、全世界で過去最高の興行収入となった。

前作のクリエイティブ・チームの大半は『Deadpool 2(原題)』に参加することが決まっており、スナイダーがシネマコンで認めたところによれば、前作の脚本を手掛けたレット・リースとポール・ワーニックも続投する。『デッドプール』は、映画『ゴースト・エージェント/R.I.P.D.』や映画『グリーン・ランタン』での興行的な失敗に悩んでいたレイノルズのキャリアを再起させるとともに、アニメーターであり視覚効果の専門家であるミラーにも注目を与えた。

『デッドプール』は評論家とファンの両方から高い人気を博した。商業的な成功と相まって、映画評価サイトのRotten Tomatoesでは批評家の84%から「新鮮(fresh)」という評価を受け、また映画の格付けサイトCinemaScoreでもファンからA評価を受けた。

ミラーが続編の監督を降板したというニュースは、Deadline Hollywoodが最初に報じた。

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