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ジョブズのアイデアが活きるオフィスは楽しいクリエイティブたっぷり! 「ピクサー・アニメーション・スタジオ」に行って来た【前編】

ガジェット通信 / 2016年12月28日 15時0分

『トイ・ストーリー』『モンスターズ・インク』などなど、数々の名作アニメーションを生み出してきた「ピクサー・アニメーション・スタジオ」。今夏に公開された『ファインディング・ドリー』も大ヒットを記録しました。

そんな『ファインディング・ドリー』の「MovieNEX」発売に伴い、ガジェット通信はピクサーの作品作りの秘密に迫るべく、アメリカ・サンフランシスコの「ピクサー・アニメーション・スタジオ」に潜入! 社内をぐ〜るぐる探訪して参りました! 見所たっぷりなので、前後編に分けてお届けします。

スティーブ・ジョブズのアイデアが生きる開放的なオフィス

ピクサー・アニメーション・スタジオは、「ザ・スティーブ・ジョブズ・ビルディング」「ウエスト・ビレッジ」「ソーホー」「ブルックリン」という4つのオフィスからなりたっています。まずは「ザ・スティーブ・ジョブズ・ビルディング」から探訪しましょう。

ピクサーファンにはおなじみの巨大な「ルクソーJr.」&「ルクソーボール」も、この建物の前にあります。

エントランスに入ると、『Mr.インクレディブル』『カーズ』『トイ・ストーリー』と、早速たくさんのキャラクターがおでむかえ。いきなりテンションマックス!

『インサイド・ヘッド』のレインボー・ユニコーンは、台本のチェック中(どんなキャラかはぜひ本編を観よう)。

過去に受賞したオスカー像たち。

この使い込まれたウッディ人形にはこんなストーリーが。ウッディが大好きなアメリカの少年は、人形がボロボロになってもどうしても手放す事が出来ず、「ウォルト・ディズニー・ワールド」(フロリダ)のキャストに「ウッディの仲間達のもとに帰してあげてください」と託します。そして、後日そのキャストがジョン・ラセター宛に手紙と共に送り、今もオスカー像達と一緒に飾られているのです。こんな宝物の様なエピソード、泣くわ!

いわゆる「オフィス受付」も小さなフィギュア等が飾られていて遊び心満点。

お手洗いのマークも、『トイ・ストーリー』のボー・ピープに。男子トイレはウッディです。

「ザ・スティーブ・ジョブズ・ビルディング」は2階建てで、端から端までいけるアーチがあるほど、とても広々としたオフィスなのですが、トイレは1階の敷地の4隅にしかありません。これはジョブズが「デスクにこもりきりになりがちなスタッフが、トイレの為に1階に降りてくれば新しいコミュニケーションが生まれる」という考えで設計したものだそう。

映画感顔負けの広さを誇る「スティーブ・ジョブズ・シアター」では、制作中の作品チェックや試写会が行われます。

裏方のスタッフにもスポットを! 社内展示コーナーには楽しいクリエイティブがたっぷり

ピクサー・アニメーション・スタジオでは、その時の劇場最新作の様々なクリエイティブが展示されています。筆者が訪れた12月初旬は『ファインディング・ドリー』一色。

作品のコンセプトアートや、

世界一イカすタコこと「ハンク」の初期の設定資料やキャラクターのベースとなる立体作品も。このハンク、当初は「ホットソース中毒」という設定があり、顔も完成系のハンクとは異なる表情をしています。

ハンクと同じく人気キャラクターのベイリー&デスティニーはもちろん、

アザラシのラグーとフルークなど、サブキャラクターまで性格など細かく設定がされています。劇中にちょっとしか登場しないダイオウイカの模型など、本当にすごい! 「ちょっとしか出てこないから、見た目のデザインだけでいいや」なんて手抜きはピクサーには許されないのだなあとしみじみ。

『ファインディング・ドリー』の作品作りについては、アンドリュー・スタントン監督とプロデューサーのリンジー・コリンズ、そしてハンクを作り出した「チーム・ハンク」など、様々なクリエイターさんにインタビューしてきましたので、また後日別記事にて。

ここまでの展示は『ファインディング・ドリー』の設定やコンセプトアートでしたが、壁や廊下にはこの他にも様々なクリエイティブが飾られています。これらは、ピクサーのスタッフが作品への愛をこめて作った“ファン・アート”であったり、社内のイベント用のポスターであるそう。どれもオシャレで可愛くて家に飾りたくなっちゃいます。

ザ・クラッシュやデヴィッド・ボウイのパロディ風など、遊び心たっぷり! これらは直接作品に使われたり、社外で飾られたりする事は無いそうですが、こうして多くのスタッフの目に触れる場所に飾る事で、裏方であったり仕事をサポートしてくれるスタッフの頑張りを讃えているのだとか。素敵すぎる!

まるでインスタグラム! スタッフ達のBBQやファミリー・デイなどイベントの写真も楽しく展示されていました。

隅から隅まで芸が細かすぎて、見たい場所が多すぎて、ハンクみたいに足が7本あればもっと色々写真が撮れるのにな〜! なんて口惜しくなったピクサー・アニメーション・スタジオ訪問。後編でも、オリジナルショップやカフェでのラテアート体験などなど、見所たくさんご紹介しますのでお楽しみに。

『ファインディング・ドリー』MovieNEX(4,000円+税)発売中・デジタル配信中!

(C) 2016 Disney/Pixar

公式サイト:http://www.disney.co.jp/movie/dory.html

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