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チャン・イーモウ監督、映画『グレートウォール』は“異なる文化の人々を結びつける作品”と語る

ガジェット通信 / 2017年2月21日 9時0分

(左から:ペドロ・パスカル、チャン・イーモウ、ジン・ティエン、マット・デイモン)

2月15日(現地時間)、ハリウッドのTLCチャイニーズ・シアターで開催されたレジェンダリー・ピクチャーズと米ユニバーサル・ピクチャーズによるファンタジー・アクション・アドベンチャー映画『グレートウォール』のプレミア上映で、マット・デイモンはまるで家庭的な男性のように見えた。

デイモンは、「中国での撮影を終えて、ここチャイニーズ・シアターにいるのは、なんだか奇妙な気分です」と、レッド・カーペットで思いを巡らせながら語った。また、「作品中の特撮や、そのスケールの大きさから、この映画は他の多くの作品と比べて、とても長い時間がかかりました」と、続けた。

中国がこれまでに手掛けた映画の中でも、最も高額な1億3500万ドルの予算をかけて製作された同作は、2015年3月に青島で撮影を開始した。デイモンは、現場には100人以上の通訳者がいたことを言及した。

デイモンは、「私たちは青島に半年ほど住んでいました。そこでの生活は、私の子供たちに大きな影響を与えました」と語り、「今でも子供たちはその当時のことを話し、青島に戻りたいと言っています」と、続けた。

デイモンは、60年ごとに万里の長城を攻撃する怪物との闘いに加わる中世中国の傭兵を演じる。同作は、既に中国国内で1億7000万ドルの興行収入を記録し、2月17日(現地時間)に米劇場公開する。

チャン・イーモウ監督は通訳を通して、「この映画は、異なる文化の人々を結びつける懸け橋になると思っています」と、語った。

デイモンと同じく傭兵役を演じたウィレム・デフォーもまた、2000年に公開された米ユニバーサル傘下のフォーカス・フィーチャーズの映画『楽園の女』以来、約20年ぶりに中国に戻ってきたことに懐かしさを感じていると、胸の内を伝えた。

デフォーは、「私は映画の中心となる西洋人の役柄を演じました。この作品は大々的に公開され、中国国内で大きな成功を収めることができました」と、回想する。また、「私は良いスタートを切ることができました。そして、中国は大きく変化しました。チャン監督と一緒に仕事するというアイデアは、私が望んでいたものです」と、続けた。

デイモンは同作を、「この作品は、生涯忘れられないスリルを与えてくれました。私たちは、映画を作るという共通言語を持っていました」と、紹介した。

アフターパーティーは、同作に登場する中国皇帝のような高い金の玉座を特徴とするハリウッド・ルーズベルトホテルで開催された。

『グレートウォール』は、2月17日に米劇場公開する。

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