『キングコング:髑髏島の巨神』を観ないと激しく後悔する理由10連発【ネタバレなし】
ガジェット通信 / 2017年3月21日 12時0分
2020年の“ゴジラvsキングコング”へと続く驚愕のモンスターバースが本格始動! 3月25日(土)、映画『キングコング:髑髏島の巨神』がいよいよ日本上陸。コレを観なきゃ2017年の映画は語れない! 2020年を迎えられない! 東京オリンピックもやって来ないかも!?
一足お先に作品を鑑賞してドはまりしてしまった筆者が、スクリーンに帰ってきた王者コングの活躍が見逃せない10の理由をお届けするぞ! ソイヤッ!
その1:モンスターバースから目が離せない!
モンスターバースとは、ゴジラやキングコングを中心としたシェアード・ユニバース。簡単に言えば、ワーナー・ブラザース×レジェンダリー・ピクチャーズ×東宝という胸アツのタッグで、アベンジャーズやジャスティス・リーグの怪獣版を作ろうとしているのだ。
『GODZILLA ゴジラ』(2014年)と今作を皮切りに、『Godzilla: King of Monsters(原題)』(2019年)、『Godzilla vs. Kong(原題)』(2020年)が公開を控えている。マーベルやDCの映画、『スター・ウォーズ』など、いつも大作シリーズの熱狂に乗り遅れてしまう人こそ今度ばかりはマストでチェックだ!
その2:信頼のレジェンダリー印
当たりハズレが激しいことはさておき、『ダークナイト』『インセプション』『パシフィック・リム』『ジュラシック・ワールド』等々、“俺たちのため”の映画を数多く手掛けてきたレジェンダリー・ピクチャーズ。その最新作とあっては、何が何でも足を運ぶのが礼儀だろう。なッ!
その3:怪獣vs怪獣in怪獣島
レジェンダリー創業者のトーマス・タルは、オタク心でハリウッドの頂点へと昇りつめようとする“永遠の少年”だ(CEO職は退任したが今作でもプロデューサーとしてクレジットされている)。
『エンジェルウォーズ』でセーラー服美少女×日本刀、『パシフィック・リム』で巨大ロボットvs怪獣、『ジュラシック・ワールド』で最強恐竜vs最凶恐竜を描くなど、数々の妄想を映像化してくれた。そんな彼が、今度は映画ファン大興奮の怪獣島モノに挑戦。コングに負けず劣らずのヤバい怪獣たちが次々と猛襲し、人間そっちのけのカオスでど派手なバトルが繰り広げられるのだ。もう、よだれドバドバが止まらないぜ!
その4:一見さん大歓迎のリブート作
キングコングは歴史の深いキャラクターである。スクリーンに初登場したのは、1933年の『キング・コング』。美女と野獣、文明と野蛮……その後の映画史に大きな影響を与えた怪獣映画の金字塔は、リメイクを含めて多くの派生作品が制作された。
だが、断言しよう。過去シリーズは1作も観ておく必要はない。コングを新たに描き直す今作では、再び“未知の生物との出会い”がストーリーの根幹となっている。髑髏島に人間が足を踏み入れる“本当の理由”についてはまだ誰も知らないのだ(興行師が金儲けのために巨大猿を捕まえる話ではない)。過去のコングを知らないから……そんな理由で二の足を踏むのは馬鹿げているぞッ!
その5:ハリウッド映画史上最大のコングが登場
今作のコングは体長31.6メートル、体重158トンと超巨大。オリジナル版の初登場時が体長5.4メートルだったのと比べるとその違いは歴然だ。背筋が伸びた直立歩行スタイルで機動力もバツグン。今作では間違いなく最強のコングが拝めるというワケだ。しかも、まだまだ成長期にある若者であることが示唆される(さらに大きくなるのか!)。ゴジラとの対決に向け、島の怪獣たちと命がけでたわむれるコングの雄姿を見届けよう。
その6:“焦らし演出”が皆無
チラ見せチラ見せでなかなかその全容を現さなかった『GODZILLA ゴジラ』や『シン・ゴジラ』と違い、今作は初っ端からラストまでコングが大暴れしてくれる。「いつまでもモンスターの登場を待たせる映画は好きじゃないんだ」とは、来日時の監督の言葉。やっぱ、そうだよねッ! 油断していると、オープニングでひっくり返ることになるぞ!
その7:『地獄の黙示録』感がヤバい
焼き付くような真っ赤な太陽に浮かび上がる巨大なシルエット―。海外版のポスターを見た時点で気付いた人も多いだろう。舞台をベトナム戦争終結時に設定した今作は、コングmeets『地獄の黙示録』と言っても過言ではない。
ヘリコプターから無慈悲に落とされるナパーム弾。鳴り響くサイケデリック・サウンド。人外魔境のジャングルで繰り広げられるのは、ベトナム戦争時代の米兵vs怪獣。古典映画に敬意を示しつつ、映画ファンが観たかった映像をふんだんに表現してくれているのだ!
その8:監督の日本愛がスゴい
今年の映画界における最大のフックアップとも言えるジョーダン・ヴォート=ロバーツ監督の起用。過去に手掛けた劇場用長編映画は2013年の『The Kings of Summer(原題)』(日本では未公開!)のみという「お前、誰だ?」状態だったのだが、今や“時代の寵児”感がハンパない注目の人物となっている(ちなみに今は映画版『メタルギア・ソリッド』の開発に携わっている)。
モンスター映画や日本のアニメ、ビデオゲームと共に成長した彼は、今作でもその“オタクっぷり”を隠そうとはしない。宮崎駿作品の『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』、さらには『新世紀エヴァンゲリオン』などの日本カルチャー要素を隙あらばぶち込んでいるのだ。この先、きっと巨匠たちの仲間入りを果たしていくだろうヴォート=ロバーツ監督。今からチェックしておいて損はない!
その9:今アツいキャスト陣が集結
32歳の新鋭監督のもとに集結したのは、トム・ヒドルストン、ブリー・ラーソン、サミュエル・L・ジャクソン。つまり、マーベル・シネマティック・ユニバースよりも先に、ロキ、キャプテン・マーベル、ニック・フューリーがアッセンブルしちゃっているのだ。さらに、経験豊富なジョン・グッドマンやジョン・C・ライリーがその脇を固めるほか、物語で重要なカギを握る日本人パイロット役として“サムライ・ギタリスト”MIYAVIが参戦している。
主演・キングコングを相手に立ち回る人間たちの活躍にも注目だ!
理由その10:エンドロール後の映像がヤバい
今作のエンドロールが流れ始めた時、きっと『マッドマックス 怒りのデス・ロード』級の興奮による疲労を感じていることだろう。しかし、エンドロール後にさらなる興奮を引き起こすオマケ映像が待っているので要注意だ。これを観るためだけに1800円を払う価値があるぞ。日本公開がスタートしたらネットの情報はシャットダウンしよう。ネタバレされて発狂する前に、ソッコーで劇場へGOだ!
ガジェット通信の『キングコング:髑髏島の巨神』特集もチェック!
映画『キングコング:髑髏島の巨神』公式サイト:
http://wwws.warnerbros.co.jp/kingkong/
(C)2016 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC., LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED
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