ゲーム業界に第二の黒船がやってくる? コンシューマ機からPCへプラットフォームを乗り換えるメーカーも
ガジェット通信 / 2012年3月21日 16時30分
マイクロソフトのゲームハード『Xbox』の登場でゲーム業界に黒船が登場かと言われていたが、そのマーケティング活動は著しく乏しく、後継機種の『Xbox 360』でも同様に国内では芳しい売れ行きを見せることができなかった。国内は『Wii』と『Play Station 3』にシェアを奪われ『Xbox 360』は一桁というシェアの狭さである。
そんな日本に第二の黒船が登場しようとしている。それはValve(バルブ)社が開発を進めているゲームハード『Steam Box(開発名)』である。ウワサ段階のスペックはCorei7、8GBのメモリー、NVIDIA製のGPUとかなりハイスペックな物が用意されているようだ。まんまパソコンを『Steam(スチーム)』限定にした仕様なのだろうか。
1月にはパートナー限定にミーティングが行われたとしているが、それ以降国内メーカーも『Steam』でのリリースを明らかにするメーカーが増えている。日本ファルコムの『イース』シリーズ『イース:フェルガナの誓い』が14.99ドルでリリースされる。また『Xbox 360』でマイクロソフトより発売された『アランウェイク』も『Steam』から日本語対応となり発売された。この作品の権利はマイクロソフトではなく、デベロッパーのRemedy Entertainmentが保有していたため『Xbox 360』以外のプラットフォームでのリリースが可能となった。
そのほかセガもPCゲームのリリースを発表し、そのいくつかが『Steam』でリリースされるのではないかとウワサされている。いわゆるファーストメーカー以外のサードパーティーは、『Steam』で売った方が世界的に販売できるとにらんだのだろう。
既存のゲーム機のように特別な開発キットを必要とせず、DirectXや3Dレンダリングエンジン(UnrealやSauceエンジン)を使えさえすれば誰でも『Steam』のパートナーになれるのが魅力だ。もちろんライセンス料は無料。アップルの『AppStore』の現象に似ているが、ゲームも『Steam』に集約されてしまうのだろうか?
携帯電話、ゲーム業界ともに黒船に制されてしまうのだろうか……。
任天堂が海外のオンラインゲーム販売コンテンツプロバイダと提携との噂? 『Steam』かそれとも……
※この記事は、ゴールドラッシュの「ソル」が執筆しました。
【関連ニュース】
この記事に関連するニュース
-
Xbox版Meta Questが発売? Meta Horizon OS がApple Vision Pro並みになる隠し球とは【特集】
Game*Spark / 2024年4月24日 11時30分
-
メタ、XRヘッドセット向けOSをオープンに アップルに対抗か
ASCII.jp / 2024年4月23日 12時45分
-
いくつ知ってる?超巨大に成長したXbox Game Studiosの開発会社をおさらいしよう~マイクロソフト直下編~【特集】
Game*Spark / 2024年4月21日 16時0分
-
抽選で最新のゲーム機など豪華賞品が合計300名以上に当たる!!日本ゲーム大賞2024「年間作品部門」一般投票の受付を開始!投票受付期間:4月8日(月)~7月19日(金)
PR TIMES / 2024年4月8日 13時45分
-
激変するゲーム業界 任天堂、SIE、マイクロソフト…大手3社の「異なる戦略」とは
マグミクス / 2024年4月4日 7時25分
ランキング
-
1スマホを携帯キャリアで買うのは損? 本体のみをお得に買う方法を解説
ITmedia Mobile / 2024年4月24日 10時5分
-
2なぜソフトバンクやKDDIのネットワークは強いのか 「2.5GHz帯のTD-LTE」最強説
ASCII.jp / 2024年4月24日 17時0分
-
3Google One VPNが2024年6月10日で終了、代替手段は?
マイナビニュース / 2024年4月24日 7時47分
-
4Outlookのアップデート、修正パッチに問題が発覚して取り下げ
マイナビニュース / 2024年4月24日 16時33分
-
5「君たちのお母さんじゃありましぇーーん!!」 一時預かり中の子猫たちに吸われまくる先住猫、心の叫びに爆笑
ねとらぼ / 2024年4月22日 7時5分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください