はねプリ -羽根が生えてるアプリが欲しい!- 第13回『Forklift Challenge』
ガジェット通信 / 2012年4月12日 14時0分
●『Forklift Challenge』ってどんなアプリ?
『Forklift Challenge』は加速度センサーを使った、『iPhone』を傾けることで操作をするレースゲームアプリ。操作するのは普通の車ではなくフォークリフトだ。ただしこのゲーム、普通のゲームと大きく違うところがひとつある。それはアプリの開発元がToyota Material Handling Europeであることからもわかるように、トヨタの技術力をアピールするためのゲームだということだ。具体的には、『SAS(System of Active Stability)』と呼ばれる、フォークリフトの転倒事故を防ぐための技術のありがたさがゲームを通してわかるようになっている。評価時使用バージョンは1.2.1。無料。
●アプリURL
http://itunes.apple.com/jp/app/id476528479?mt=8
●ひとことコメント
「これからも、トヨタのアプリからは目を離せないよね」
レビュア
はぎ:IT業界をひっそりただよう39歳。東大中退。
ねり:将来はガンダムパイロットになりたい女子大生。
はぎ:こないだね、『I am "86"』っていうアプリを触ってたんだよ。
ねり:それはどういうアプリですか?
はぎ:ハンドルに見立てて『iPhone』を持って走ると、バイクのエンジン音が楽しめるというアプリなんだ。曲がるときの音とかもリアルで、はたから見ると遊んでる人が非常にマヌケに見えるというすごい楽しいアプリ(笑)。
ねり:それは楽しい(笑)。
はぎ:でね、そのアプリを作ってるのがTOYOTA MOTOR CORP.ってところで、そういえばトヨタって、車を運転してるパパの後ろの席で子どもが楽しめる面白いGPSアプリも出してたなと思ったのね。
ねり:へえ! 素敵ですね! さすが車の会社という感じ。
はぎ:これも同じくTOYOTA MOTOR CORP.の『Backseat Driver』っていうアプリ。でさ、「トヨタのアプリ、ほかにもなにか面白いのがあるのではないか」と思っていろいろ調べてみた次第なのよ。
ねり:なるほどなるほど。
はぎ:そしたらあったよ、キラーアプリが……。
ねり:今度はどんなのなんですか……。
はぎ:その名も『Forklift Challenge』というんだけど、ええと、たぶん説明しないとわかんないと思うから、いまダウンロードしてみてよ。
ねり:わかりました!
――ダウンロード中――
ねり:ダウンロードしました!
はぎ:これは、Toyota Material Handling Europeってところが開発してるアプリで、つまるところ海外のアプリなんだけど、ざっくり言うとトラックに乗ってレースをするゲーム。まずはとりあえず遊んでみようか。
ねり:運転するトラックを選ぶんですね、えーと……。
はぎ:ま、どちらでもいいと思うよ。
ねり:じゃあ左側のを選んでみます!
はぎ:『iPhone』を傾けてハンドル操作をする形となっております。
ねり:わかりました!
――ゲームスタート――
はぎ:チープな3Dが胸を打つよね。
ねり:はい(笑)。
はぎ:ほら、画面が変わった。
ねり:え、これどういうことですか!? 『SAS』って何!?
はぎ:日本語じゃないからざっと読んだだけだけど、どうやらこのアプリはトヨタの『SAS(Systems of Active Stability)』っていう技術を宣伝するためのアプリらしい。さっきの画面でうまく『SAS』をオンにできたら、とてもラクに走れるんだよ。
ねり:そんないまさら!
はぎ:でも、いまはうまくゲットできてないから、なんかハンドリングが難しいよね?
ねり:はい! ……なんなんですか、全然うまくできません!
はぎ:(笑)。はい、ほら次のミッション。フォークリフトなんだからがんばって荷物を運ばないと。さあ、荷物をうまくゲットできるでしょうか。
ねり:なにこれイライラする! 全然できない!
はぎ:じゃあ一度メニュー戻って、こんどはうまく『SAS』を使えるようにしてみようぜ。
ねり:もう一度プレイ! 『SAS』をオン! え……。『SAS』があるとこんなに楽に操縦ができるなんて……!
はぎ:ほら、もうキミも『SAS』のとりこ……。
ねり:だってカーブのところとか、ものすごく楽なんです!
はぎ:アプリの説明によると、実際のフォークリフトは自動的に『SAS』がオンになるらしいぞ(笑)!
ねり:わあ、すごい(笑)!
はぎ:もうフォークリフト選びに迷うことはないよね!
ねり:本当ですね!
はぎ:と、なんだか微妙に中途半端なデキがものすごく心を揺さぶるんだよね、このアプリ。
ねり:はい(笑)。
はぎ:たぶんクソゲーと言って構わないデキだと思うんだけど、なんとかして『SAS』の魅力を伝えようと苦慮したであろう、ヨーロッパのアプリ開発者の苦悩を想像すると泣ける。
ねり:これ、展示会場とかで触ってたら、単に“子どもだまし”に見えてたかも。
はぎ:そうそう。でも手元で遊べると、なんだか味わい深いなあと。そしてもっと大切なことがひとつ。それは結局『SAS』ということばを覚えている僕らの存在。
ねり:広告!
はぎ:そうそう、そうですよ。マーケティングとしては大成功なのではないかと思うのよね。
ねり:『SAS』がなかったら機能しないですもんね、このゲーム。感動しちゃう。
はぎ:これからも、トヨタのアプリからは目を離せないよね。
ねり:はい、ほんと面白いです(笑)。
はぎ:その言葉聞いたらトヨタの人泣くと思う。嬉しくて。
はぎ:★★★★☆(いろいろアプリ外のことも含めて楽しかった)
ねり:★★★★☆(『SAS』最強)
【関連ニュース】
この記事に関連するニュース
-
ジャンポケ斉藤「結構、炎上しまして」 愛馬・オマタセシマシタの命名を振り返る
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2024年4月30日 18時15分
-
トヨタが新型3列シート電動SUVを2026年から生産へ…米国に14億ドル投資
レスポンス / 2024年4月28日 16時0分
-
トヨタが新たな「新型3列SUV」を生産!? 異なる2車種が26年登場か 米国BEVに14億ドル投資
くるまのニュース / 2024年4月27日 13時10分
-
【マック】ハッピーセットで“金のカローラ”引き当てるトヨタ会長の反応に500万再生‐「まさかのTOYOTA社長」「無邪気な子どもみたいやん」
マイナビニュース / 2024年4月19日 17時19分
-
近藤真彦、トヨタ会長のチームにドライバーとして参戦「日産のレーシングウェアでトヨタの車に乗る」
ORICON NEWS / 2024年4月7日 13時0分
ランキング
-
1「そっち使うの?!」「これは天才」 さびだらけの鉄くぎをぐつぐつ煮込むと……? DIYに役立つ“まさかの使い道”が200万再生
ねとらぼ / 2024年5月2日 12時15分
-
2Xの生成AI「Grok」で話題を要約、「Stories on X」提供開始
マイナビニュース / 2024年5月4日 9時45分
-
3ジョージア大使、松屋にポーランド風ハンバーグ登場で心配「国際情勢に影響しかねない熾烈な戦いになりそう」
iza(イザ!) / 2024年5月1日 13時55分
-
4『ポケモンGO』普段、日本じゃゲットできないポケモンに会える!48時間の“激レア色違い”が熱い「ライバルイベント」ポイントまとめ
インサイド / 2024年5月4日 0時0分
-
5「PSVR2」を自腹で買って1年2ヶ月……プレイ感や不満、足りない点を忖度抜きで語る! 現状を変える“2つのポイント”にも注目
インサイド / 2024年5月4日 12時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください