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『おおきく振りかぶって』舞台化 脚本・演出キャラメルボックス成井豊「これは弱者の物語」

ガジェット通信 / 2017年8月25日 11時30分

『月刊アフタヌーン』(講談社)で連載中のひぐちアサ先生原作による大人気野球漫画『おおきく振りかぶって』が舞台化決定。

2003年に連載がスタートして以来、コミック累計発行部数1000万部以上を誇り、登場人物の繊細な心理描写や日常の細やかな描写が高く評価され、2006年には第10回手塚治虫文化賞新生賞、2007年に第31回講談社漫画賞一般部門を受賞し、同年にはテレビアニメが放送されるなど、現在も高い評価を受ける人気作品。

舞台版の脚本・演出を手掛けるのは、演劇集団キャラメルボックスの成井豊氏。成井氏は1985年に演劇集団キャラメルボックスを旗揚げして以来、延べ270万人以上の観客を動員してきた日本随一の人気劇団の脚本・演出家であり、“人が人を想う気持ち”をテーマに、「誰が観ても分かる」「誰が観ても楽しめる」エンターテインメント作品を創り続けています。

演劇の第一線で活躍し続けてきた成井豊氏がこの作品をどう舞台化するのか、原作ファンのみならず演劇界でも注目が集まります。

<成井豊(キャラメルボックス)コメント>

今まで様々な野球マンガを読んできましたが、この『おおきく振りかぶって』は全く新しいタイプだと思いました。

一言で言えば、「弱者の物語」。なんだかんだ言っても、野球マンガの主人公は大抵の場合、飛び抜けた精神力と身体能力の持ち主で、その強さゆえに勝利を重ねていく。

が、『おおきく振りかぶって』の主人公のピッチャー三橋は球速が遅く、気が小さい。

どこからどう見ても、弱者です。

が、その弱者が誠実に戦いに臨み、周囲の認識を覆していく。

特別な才能を持たない者にとって、これほど勇気の出る物語はありません。

考えてみると、僕が今まで書いてきた脚本の多くが、やはり「弱者の物語」だった。

だから、『おおきく振りかぶって』は僕の琴線に触れたのです。

だから、『おおきく振りかぶって』を自分の手で舞台化したい、と思ったのです。

舞台『おおきく振りかぶって』は2018年2月、池袋・サンシャイン劇場にて上演予定。

舞台『おおきく振りかぶって』公演概要

原作:ひぐちアサ (講談社『月刊アフタヌーン』連載中)

脚本・演出:成井豊(キャラメルボックス)

日程:2018年2月予定

劇場:サンシャイン劇場

公式HP:

http://oofuri-stage.com

(C)ひぐちアサ/講談社

―― 面白い未来、探求メディア 『ガジェット通信(GetNews)』

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