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カメラ初潜入! 現代のエクソシストたちの実情に迫る衝撃のドキュメンタリー『悪魔祓い、聖なる儀式』[ホラー通信]

ガジェット通信 / 2017年10月24日 20時0分

映画『エクソシスト』で世に広く知られることとなった“悪魔祓い”の儀式。ホラー通信読者の皆様なら、映画で一度は見たことがあるでしょう。そんな悪魔祓いの儀式の現場を初めてとらえたドキュメンタリー『悪魔祓い、聖なる儀式』が11月18日より公開となります。

カタルド神父はシチリア島の有名なエクソシスト。科学や医療では解明できない問題や病を抱えた人たちが教会に殺到。人々はそれが悪魔の仕業だと信じている。カメラは悪魔を祓う儀式や神父の日常だけでなく、悩みを抱えた人々の日常も写しとる。監督は、イタリア出身の新鋭フェデリカ・ディ・ジャコモ。ホセ・ルイス・ゲリンの『工事中』の脚本家助手などを務めた後、本作で第73回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門最優秀作品賞を受賞。ナレーションなしで撮影対象の真の姿を浮かび上がらせ、独特のユーモアで観客を引き込む。美しい神秘の島を舞台に、究極の「癒し」の扉が開く……。

悪魔祓い、と聞くとなんだか恐ろしいものが見えるのでは無いか? とドキドキしてしまうのですが、本作で描かれているのは意外にも人々が癒される瞬間。監督を務めたフェデリカ・ディ・ジャコモ氏にいくつか質問をぶつけてみました。

――“エクソシズム”というテーマを選んだきっかけを教えてください。

シチリアでエクソシストを行う神父の養成講座があるという記事を新聞で読んだことがきっかけです。エクソシズムは中世の過去のものだと思っていたのに、それが現代的な「養成講座」というものと組み合わさっていたので、興味を抱きました。当時シチリアに住んでいたのですが、シチリアはエクソシストの数が多いということもあり、調査を始めました。

――どのようにしてここまでの映像を撮ったのだろう?と驚くような場面が多くありました。本作の撮影にあたり、入念なリサーチや撮影交渉など、大変な苦労が多かったのではないでしょうか?

初めはビデオカメラを持って、教会に入ることも難しい状態でした。当然司教の許可を取ることも必要でした。そのために、私は共同脚本家のアンドレア・サングィニとミサに参加して、時間をかけて徐々になじんで信用を得ていきました。撮影には3年の年月がかかりました。また、撮影対象に対して適切な視点を保つということもとても難しいことでした。撮っているものに対してこちらから善悪の判断を下すのではなく、その世界に近づきその世界を受け入れるということに苦労しました。

――本物のエクソシストを撮るということで反対の声はありませんでしたか?

映画に写っている方々以外にもコンタクトを取っていて、エクソシズムを行う多くの神父とも話をしたのですが、結局撮らないでくれと断る人が多かったです。その一つの理由は、映画に出演してしまうと、その後更にエクソシズムを頼まれることになってしまうから。今でも手一杯なのに、更に増えたら困るというものでした。

信者の方についても、初めは顔を映さないように撮って、信頼関係が出てきて、自分の人生を語ってもらえるようになってから、徐々に顔を出して撮影することができるようになってきました。もちろん、断られた人もたくさんいます。

http://www.cetera.co.jp/liberami/

―― 面白い未来、探求メディア 『ガジェット通信(GetNews)』

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