ざわちんもビックリのジャンクフード(ファストフード)メイク Mimi Choi(ミミ・チョイ)さんに“イリュージョン”メイクの秘密を聞いてみた
ガジェット通信 / 2017年11月28日 11時0分
SNSの普及に伴い、アーティストが自分の作品を発表する機会は飛躍的に増えました。筆者もこれまでに何度か面白いアートを発信しているアーティストに取材をしたことがあります。
人間の目の錯覚って不思議 紙と鉛筆だけで描くトリックアートがまさにイリュージョン
http://getnews.jp/archives/1739796
今回取材をしたのは、目の錯覚を利用した錯視とメイクの技術を組み合わせた“イリュージョン”と評される独特のメイクアップを『Instagram』で発信し続けているカナダ人メイクアップアーティストです。“イリュージョン”メイクが多くの海外メディアで紹介され、一躍有名になったのは32才の中国系カナダ人、Mimi Choi(ミミ・チョイ)さん。Mimiさんは「マカオで生まれ、90年代後半に家族でカナダへと移住し、広東語と英語を話すバイリンガル」でもあります。元々幼稚園の先生をしていましたが、「メイクの仕事に対する情熱を捨て切れず、バンクーバーの美容学校『Blanche Macdonald Centre』へ入学し、2014年に同校を卒業」してからは、プロのメイクアップアーティストとして活動しています。
そのMimiさんが最近シリーズ化したのが、ジャンクフード(ファストフード)メイク。顔や手にハンバーガー、ピザ、ホットドッグ、フレンチフライのメイクを施しました。
このメイクを思いついたきっかけについて聞いてみると、「私のメイクは見るモノ全てからインスピレーションを得ています。誰かが着ている服のパターンであったり、ビルの角度であったりと様々です。たまたまマクドナルドの前を通った時に、フレンチフライとかをメイクで再現するのも可能じゃないかなと思いついたので、今回のジャンクフードのメイクにつながりました。夫の手でフレンチフライのメイクを試してみたら、イケるということがわかりました」とのこと。
メイクに要する時間は「メイクの複雑さにもよりますが、大体1~5時間程度です。今回のハンバーガーのメイクを仕上げるのには3時間位かかりました」ということです。
Mimiさんの“イリュージョン”メイクの特徴は、一言で表現するならばさしずめ「子供が見たら号泣するやつ」とかになるのでしょう。
Mimiさんのメイクはあまりにもリアルでシュールなので、特殊メイクの技術も使っているのか訊ねてみると、「私のメイクはゴム素材などのパーツを一切使っていないので特殊メイクだとは思っていません。誰もが普通に買える化粧品のみでメイクをしています」との回答。「子供の頃から母親が不在の時に彼女の化粧品を使ってメイクをしていました。いつの頃からかメイクアップの世界でキャリアを積んでいきたいと思えるくらいの技術が身についていました」ということなので、幼稚園の先生からメイクアップアーティストへと転身したのも自然の流れだったようです。
“イリュージョン”メイクを続ける理由は、「私のメイクを見た人のリアクションを見るのが楽しくてやっています。見た人が困惑すればするほど、私のメイクが成功したということになります。“問題解決”という点でも楽しんでいます。頭に思い浮かべたアイディアを“イリュージョン”メイクでどう具現化するか、そのためにべストな解は何かを探すのが好きなんです」とのこと。
クリスマス用に特別なメイクを考えていたりするのか聞いてみると、「まだ何も予定していません。衝動的な人間なので、何かを事前に計画するということはあまりしないですね」との答え。
「夫と私はこれまでに何度も日本を訪れていて、日本への旅を通じて沢山のインスピレーションを得ています。東京を訪れた時には素晴らしい時間を過ごせました。特に日本食には多大なるインスピレーションを与えてもらいました。インスタにも投稿していますが、うに、サーモン、巻き寿司などをモチーフのメイクをしたこともあるんですよ。再び日本へ旅行することが待ちきれません」と、日本通な一面もあるようです。
https://www.instagram.com/p/BWHJjufF0tl/?taken-by=mimles
うにの軍艦巻きメイク(左手にメイクを施しています)
Mimiさんの“イリュージョン”メイクは、「フレディ・クルーガーに顔を切られた人」のようなホラーっぽいメイクから、「B級SF映画にでてきそうな異星人」風メイクまで結構守備範囲が広いので、興味があれば彼女の公式『Instagram』をのぞいてみてはいかがでしょう。Mimiさんはこうしたメイクをしたまま外出することもあるそうですが、人気のない薄暗い夜道では“イリュージョン”メイクした人とすれ違いたくないですね。
Mimiさんの公式『Instagram』
https://www.instagram.com/mimles/[リンク]
※画像:『Instagram』から引用
https://www.instagram.com/mimles/
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(執筆者: 6PAC)
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