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場所を問わずにグラフィティを描く“セログラフィティ(cellograffiti)” 必要なのはラップとスプレーとセンスだけ

ガジェット通信 / 2018年1月6日 13時0分

去年再ブレークを果たした荻野目洋子さんが活躍していた1980年代。日本ではアイドル全盛期でしたが、海の向こうアメリカでは後に一大ビジネスとなるヒップホップが飛び立とうとしていた時代でもありました。1980年代のヒップホップカルチャーを描いた映画、『ワイルド・スタイル(Wild Style)』や『ビート・ストリート(BEAT STREET)』などで取り上げられ、ヒップホップの隆盛と比例するように社会的認知度を上げていったのがグラフィティです。

グラフィティと言えば、普通は都会の壁や電車の車両などにスプレーで文字や絵を描いていくスタイルですが、大自然の中で木と木の間に張り付けたラップの上にスプレーで絵を描いていく“セログラフィティ(cellograffiti)”なるものが登場しています。“セログラフィティ”とは、セロファン(cellophane)とグラフィティ(graffiti)をくっつけた造語です。

このセログラフィティが、海外の『Twitter』モーメントで取り上げられるなど話題になっています。話題の主は、モスクワを拠点に活動するロシア人グラフィティ・アーティスト、Evheny Ches氏。グラフィティを見かけることのない森の中などで、これまたグラフィティで見かけることの少ない恐竜、白クマ、リスといった絵を描いています。

『YouTube』では1からセログラフィティを描いていく様子を公開しています。

Cellograffiti Dinosaur | Ches | 2016(YouTube)

https://youtu.be/spl7CFqHP28

取材に応じてくれた同氏によると、「フランスのアーティスト2人が街中でラップの上にグラフィティを描いた動画を見たのがきっかけで、2012年に初めてセログラフィティを描いた」そうです。セログラフィティの面白い点については、「どこでも絵を描く“壁”が作れるし、都会的なグラフィティを森の中で描くことも出来ます」とのこと。また、「セログラフィティは描いてからわりとすぐにゴミとして廃棄しなくてはなりませんが、都会でのグラフィティと違って場所を問わないのが利点です。公園や自宅の裏庭でもできるので」とも語ってくれました。

街中の壁や商店街のシャッターなどに描かれたグラフィティを消すのは一苦労ですが、セログラフィティなら事後処理もラップをはがして捨てるだけなので、期間限定のイベントなどで重宝されそうです。

※画像:

http://evgenyches.com/blogs/blog/cellograffiti

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