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SNSで話題となったボートレースのポスター 漢字のアンビグラムを制作した野村一晟(ノムライッセイ)氏に話を聞いてみた

ガジェット通信 / 2018年1月17日 16時0分

このデザインめっちゃ感動した、、何回もiPhone上下ひっくり返してみてしまう、すごい

https://twitter.com/MurakamiYutaro/status/952437631320604672

ある『Twitter』ユーザーがツイートしたボートレースのポスター。

唐津競艇場で1月24日から開催される『G1全日本王者決定戦(開設64周年記念)』のポスターなのですが、ポスターを逆さまにすると「挑戦」という文字が「勝利」に、「最強」が「戦場」に変化するという仕掛けになっています。こうした文字のことをアンビグラムと言います。

このアンビグラムをデザインしたのは、富山在住の画家兼アンビグラム作家、野村一晟(ノムライッセイ)氏。美術講師の顔も持つ同氏に制作時のエピソードなどを聞いてみました。

ボートレースのポスターで使われた「挑戦⇔勝利」「最強⇔戦場」のアンビグラム制作時間は、「漢字の選定作業含め10時間くらい。アンビグラムを制作する作業そのものは2時間くらいです」とのこと。「“戦い”といったキーワードをもとに、西広(福岡の広告代理店)の担当者さんと単語を50個くらい出し合った」そうです。アンビグラムを制作する上で苦労する点については、「逆さまにして違う単語となる“組み合わせ”を探すのが難しい。パズルみたいな作業です」との回答。

同氏は、「大学(富山大学)3年の時に見た映画『天使と悪魔』の中でアルファベットのアンビグラムがきれいだなと思い、日本語でもできないかと思ったのがきっかけ」でアンビグラムを始めたそうです。大学で芸術文化を専攻していた同氏ですが、「アンビグラムは独学」で習得したということです。同氏がこれまでに制作したアンビグラムは公式ウェブサイトで閲覧可能となっています。

野村一晟氏の公式ウェブサイト [リンク]

https://1chan.jimdo.com/

SNSをきっかけに様々なメディアで取り上げられたこともあり、「すでにTシャツのデザインや企業パンフレットのデザインの発注がありました。日本同様、漢字を使う台湾の企業からもオーダーいただきました」と、問合せがひっきりなしの様子。最後に同氏は、「今後はロゴデザインなどの広告やクイズのデザインなども手掛けていきたい」と話してくれました。

文字を逆さまにするだけでなく、文字の表裏で表現するアンビグラムも。「和⇔洋」がデザインされたグラス。

同氏は細密画も得意としています。細密画とアンビグラムが同時に楽しめる柴田理恵さんの似顔絵。

イベントでアンビグラムの即興制作も披露する同氏。話題となったポスターを発注した唐津競艇場では、同氏の“アンビグラム実演販売イベント”が1月28日(日曜)に行われる予定。近隣の方で同氏に直接アンビグラムを依頼したい方は足を運んでみてはどうでしょうか。

※画像:

CS西広提供

http://www.br-special.jp/201801GI23/info.php

http://www.br-special.jp/201801GI23/visual.php

https://1chan.jimdo.com/

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