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南アフリカ人折り紙アーティストの”ミニチュアガミ”を見れば「外国人=手先が不器用」という先入観が覆る

ガジェット通信 / 2018年3月8日 21時0分

外国で生活していて現地の人達と交流する際に避けて通れないのが「自国文化の紹介・説明」というやつです。パーティー、夕食、デートなどで「日本では〇〇なの?」「日本人って〇〇ですか?」といった質問攻めにあったという人は多いと思います。そんな時、簡単に日本文化を披露することができて、結構な確率で喜ばれるのが折り紙です。

折り紙は、空手、剣道、合気道に負けず劣らず外国人に興味を持たれやすい日本文化の一つだったりします。「外国人は手先が不器用だから」という先入観から「手や指がデカイのに折り紙なんてできるの?」と思う方もいるでしょうが、そんな人に見て欲しい折り紙作品があります。

うさぎとポップコーン。

キリンとマッチ棒。

紙飛行機と鉛筆。

ホッキョクグマとドリンク。

ヤギとハンマー。

トンボと手のひら。

これらは全てミニチュアサイズの折り紙ですが、外国人折り紙アーティストの作品です。

作者の正体は南アフリカはケープタウン在住の折り紙アーティスト、Ross Symons氏(以下、同氏)です。こんな小さいサイズの折り紙をよく作れるなあ、と感心しつつ同氏に連絡してみたところ直接話を聞くことができました。

「スイスの有名な折り紙アーティストであるSipho Mabona氏から折り紙の基本を学んだこと」を契機に、折り紙アーティストとしての道を歩み始めた同氏は、ミニチュアサイズの折り紙のことを“ミニチュアガミ(MiniatureGami)”と呼んでいます。

“ミニチュアガミ”を始めたきっかけは、「2014年に毎日『Instagram』に作品を投稿する“365日プロジェクト”を実施したのですが、またやりたくなったので前回とは違うミニチュアサイズの折り紙で“365日プロジェクト”を行うことにしました」と説明してくれました。

元々ウェブサイトの開発者だったという同氏ですが、現在は折り紙アーティストとして生計を立てているそうです。「“ミニチュアガミ”を『Instagram』に投稿するだけでは食べていけないので、企業から依頼を受けての折り紙作品提供や、折り紙を使ったストップモーション・アニメーションの制作で収入を得ています」とのこと。

https://www.instagram.com/p/BRvBGrsliOi/

『プレステ』のボタンがモチーフとなっている折り紙のストップモーション・アニメ。

ショップの装飾。

「“ミニチュアガミ”そのものは10分から1時間程度で完成するのですが、『Instagram』用の写真撮影に時間を取られます。最終的に投稿が完了するまでの累計時間は3時間程度になります」と、作る行為よりも魅せる行為に時間が取られることを明かしてくれました。

また、「“ミニチュアガミ”は、どれだけ小さい折り紙を作れるかという自分自身へのチャレンジです。サイズ感がわかりやすいように鉛筆、果物、硬貨、花といった日常的な比較対象物を一緒に撮影することを心掛けています」とも語ってくれました。

折り紙と言えば日本が本家ですが、「残念ながら日本人折り紙アーティストと会ったこともなければ交流したこともありません。布施知子さんや神谷哲史さんの作品が大好きなのでいつの日かお会いできればと思います」と、日本の折り紙アーティストに対するリスペクトを明らかにしれくれました。

同氏の作品は以下のリンクから閲覧できます。

公式サイト

http://white-onrice.com

『Instagram』

https://www.instagram.com/white_onrice/?hl=ja

※画像:Ross Symons氏提供

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