SF映画+恋愛要素が新鮮! その色彩美に脳がブッ飛ぶ『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』:映画レビュー
ガジェット通信 / 2018年3月30日 18時0分
映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』を観ました。作品内容と見所をレビューと共にお届けします!
【ストーリー】
西暦2740年。銀河をパトロールする腕利きのエージェント、ヴァレリアンは同僚の美女、ローレリーヌに首ったけ。忙しい任務の合間を見てはあの手この手でアプローチを試みるが、愛しの彼女は一向に振り向いてくれない。
そんなある日、二人が向かった巨大宇宙ステーション”千の惑星都市”が放射能に汚染されていることが判明した。全種族が死滅する危機を「10時間以内に救え」という極秘ミッションを託されたヴァレリアンたちの前に突如現れたのは、
30年前に消えたはずの平和な惑星パールの住人たち。彼らの思惑とは一体…?
果たしてヴァレリアンは銀河の危機を救い、ローレリーヌにプロポーズすることができるのか―!?
監督:リュック・ベッソン
ヴァレリアン:
ローレリーヌ:カーラ・デルビーニュ
フィリット司令官:クライブ・オーウェン
バブル:リアーナ
客引きジョリー:イーサン・ホーク
予告編:https://www.youtube.com/watch?v=_EoqLbSCyqg
(C)2017 VALERIAN S.A.S. – TF1 FILMS PRODUCTION
色彩美にクラクラ! CG、セット、そして俳優全てが美しいのでオールオッケー!
「宇宙で、ブッ飛べ。」これ、この映画をすごく的確に表しているコピーだと思うんですよね。ちょっとおかしなコピーをつけるとすぐ文句を言われるのに、良いコピーの時はあまり褒められないのはなぜでしょう? なんて思いつつ。「宇宙で、ブッ飛べ。」、これだけでも覚えて帰ってくださいませ。
まず「ヴァレリアン」とは何か。というと、1967年にフランスで生まれ、全23巻を創刊した原作コミックの名前です。
そして、この主人公の名前でもあります。つまり「ハリーポッター」みたいなもんですね。
この原作コミック「ヴァレリアン」は『スター・ウォーズ』にも影響を与えたと言われており、その独特の世界観から“映像化不可能”と言われてきたそうです。筆者はこの原作を恥ずかしながら知らなかったので、映画を観た後に読んだのですが、なるほど、このカラフルで大胆なんだけど繊細に描かれたキャラクターや舞台を映画化するのは並大抵な事では無いぞと思いました。
『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』というタイトルにあるとおり、この物語の舞台には千の惑星が登場するのですが、惑星ごとにガラリと環境や住んでいる人(生物)達が変わります。
まさにこの世の楽園!という惑星ミュールの描写から、
ごみごみと騒がしい大歓楽街“天国横丁”など、所変われば映画の画面も激しく変わるので、飽きずに観続けられます。そして、それがどれもものすごく美しいので「綺麗だな〜」と見とれているうちにどんどん話が展開していくのです。現在公開中の映画『リメンバー・ミー』の死者の世界もそうですが、「どうすればこんな色彩感覚が身につくの?!」ってくらい鮮やかでキラッキラなのでそれだけでも観る価値アリですよ。監督のリュック・ベッソンは『フィフス・エレメント』(1997)でも色彩センスを炸裂させていましたが、フランスの方だからなんですかね? とにかく、日本には無い、ハリウッド映画とも違う、独特の美しさなのです。
SF映画なんですが、恋愛映画でもあります。終始、主人公が好きな女の子に言い寄ってます
本作で新鮮だったところは、主人公のヴァレリアンが仕事人としては優秀だけどちゃらんぽらんなプレイボーイで、めっちゃ軽いっていうところでしょうか。マーベル作品の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)の主人公ピーター・クイルも遊び人でしたが、ヴァレリアンはカッコいいだけではなくて仕事も出来るハイパー・チート人間です。
そのヴァレリアンが想いを寄せるのがヒロインのローレリーヌなのですが、モデルとしても活躍するカーラ・デルビーニュが演じているだけあって、本当に美しい! 日本人が大好きなエマ・ワトソンちっくなキュートさと抜群のスタイル、ツンデレ役を演じる為に生まれてきたのでは? と思える表情の変化。いやー素晴らしかったです。水着シーンも登場しますが、女でも惚れ惚れしちゃいましたよ。
本作はSF映画ですので、バトルシーンも満載ですし、最終的には「たくさんの人の命を助けるのか?!」って所がハラハラもするんですけど、基本的にずーっとヴァレリアンがローレリーヌ好き好き言ってるところが可愛いんです。この2人の美しいお顔が観れるだけでも大満足でございました。
その他にも、リアーナのショーシーンや、フェティッシュな衣装たちなど見所たくさん。SF映画ってあまり楽しめないな、という方にこそ観てほしい、最高のエンターテイメント作品でした。しかもリュック・ベッソンなのでオシャレすぎなくて(褒めてます)、オタクも楽しめるケレン味もあってそこのバランスも絶妙。ぜひ劇場で、宇宙にブッ飛んじゃってください!!
―― やわらかニュースサイト 『ガジェット通信(GetNews)』この記事に関連するニュース
-
ポン・ジュノ監督×ロバート・パティンソン主演『Mickey 17』待望の初予告編公開
cinemacafe.net / 2024年9月18日 17時15分
-
一度じゃ終わらない? 鳥肌ものの「タイトル回収」で読者に衝撃を与えた作品3選
マグミクス / 2024年9月12日 20時5分
-
「天の川の星」と「地球上の木」多いのはどっち?最も遠い探査機は今どこに?【9月12日は宇宙の日】
オールアバウト / 2024年9月12日 7時40分
-
好きな“SF”アニメは? 3位「Dr.STONE」、2位「ワールドトリガー」、1位は今年も「銀魂」! <24年版>
アニメ!アニメ! / 2024年9月11日 17時0分
-
『銀河鉄道999』長い旅路の果てに鉄郎は…あれ、TVアニメ版ってハーロックいたっけ?
マグミクス / 2024年9月2日 7時45分
ランキング
-
1「毎回イラっとする」 Windowsの“信用できないこと”に約8万件のいいね 「あの現象は本当に……」共感の声殺到
ねとらぼ / 2024年9月23日 8時0分
-
2行方不明になった「逆襲のシャア」のガンダムを想像で制作→“空想のガンプラ”が大好評 「主題歌が脳内再生される」
ねとらぼ / 2024年9月22日 11時0分
-
3能登半島の豪雨被害、「Yahoo!ネット募金」で緊急支援の特設ページ
ねとらぼ / 2024年9月23日 12時2分
-
4iOS 18で追加された基本アプリの地味だけど便利な機能5選
&GP / 2024年9月22日 19時0分
-
5『ポケカ』新弾「超電ブレイカー」に注目カード続々!相手3匹に同時攻撃の「サザンドラex」、2進化ポケモンもいきなり出せちゃう「シャリタツex」など
インサイド / 2024年9月23日 17時25分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください