男子高校生の恋愛から急展開のストーリーが話題『サイモン&タダタカシ』阪本一樹インタビュー 映画初出演で初主演の感想は?
ガジェット通信 / 2018年4月6日 20時0分
2人の男子高校生がそれぞれの思いを抱えて旅に出る高校生活最後の夏休みを描いた青春ロードムービー『サイモン&タダタカシ』が現在公開中です。
本作で、須賀健太さんと共に主演を務めるのは、第28回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでフォトジェニック賞を受賞し、本作が映画初出演でもある阪本一樹(さかもといつき)さん。親友に想いを寄せるサイモンという難しい役柄をみずみずしく演じています。
映画初出演で初主演という大舞台に挑んだ気持ちは? 阪本さんが目指す俳優像とは? 色々とお話を伺いました。
――本作拝見しまして、映画初出演とは思えないとても堂々した演技でした。主演が決まった時の率直なお気持ちを教えてください。
阪本:すごく嬉しかったです。でも、その後落ち着いてよくよく考えてみたら、何の経験もない僕が映画に出ていいのかな? と、段々不安になっていきました。家族は喜んでくれて、友達もネットでニュースを見てくれた様でみんな連絡をくれて。心配はあるけど、精一杯演じようと思いました。作品も、最初は純愛ストーリーなのかなと思って台本を読んでいたんですが、中盤から想像も出来ない展開の連続で、これが映像化したらどうなるんだろうと、楽しみと緊張が入り混じった気持ちでした。
――しかも親友の事を好きになってしまうという難しい役柄ですよね。どの様に役作りをしましたか?
阪本:サイモンはタダに恋愛感情を抱いていますが、それ以前に、もともと仲が良い二人なので、仲の良さが出る様に意識しました。まずは台本を覚えて、サイモンをどう演じようかというのをいろいろと考えました。撮影の前に、一ヶ月、監督と一対一で稽古をさせていただく期間があって。監督が僕の家に来て一緒にセリフを覚えたり、近くの公園で稽古をしたり、監督の思い描いているサイモンに近づくために頑張りました。監督自身もこの作品が長編デビュー作だったので、”初めて同士、一緒にサイモンを作ろう”と言ってくださってありがたかったです。
――二人の会話や空気感がすごく素敵でした。
阪本:ありがとうございます。監督との一対一での稽古も、サイモンとタダタカシの二人の会話のシーンを中心に練習していましたし、二人の仲良し感が出るように心がけていました。後は、須賀さんが”真っ直ぐなタダ”というのを意識されていたのを感じて、サイモンはそのタダの真っ直ぐさに惹かれたのだと意識して演じました。
――実際の阪本さんと須賀さんは、お二人が演じられた役柄に近いですか?
阪本:須賀さんはタダのように行動力があって引っ張っていってくれる方なので、そういう所は共通していると思います。僕もそんなに感情を表に出すタイプでは無いのでサイモンに近いです。そういう部分で自然に演じられたと思います。
――須賀さんは芸歴20年の大先輩にあたるわけですが、今回共演されてみていかがでしたか。
阪本:最初は緊張して全然しゃべれなくて、初めてお会いした時にクールな印象だったのでドキドキしていたんですが、いざ話し始めたらすごく明るくて場を盛り上げてくださって。こういった取材を受ける時にもお手本にさせていただいて、頼れる先輩です。
――阪本さんが俳優になったきっかけはどんな事だったのですか?
阪本:芸能界には憧れはあったんですが、ずっと野球をやっていたので、当時は野球への想いのほうが強かったんです。でも、中学の時に怪我をしてしまって、高校進学のときに野球はもうやらないと決めました。それで、自分が興味を持っていたこと、やってみたい事をやろうと、芸能界への道が思い浮かびました。スカウトを受けた事があったことを思い出し、本格的に挑戦しようと思った時に『JUNON』を見かけてコンテストの存在を知り、応募しました。
――将来はどんな俳優になりたいですか?
阪本:事務所の先輩でもあるのですが、妻夫木聡さんです。色々な役柄に挑戦して、全て自分の物にしてしまう所に憧れています。いつか共演してみたいですし、自分も妻夫木さんのような俳優になれるようにがんばりたいです。
――これからの阪本さんの活躍を楽しみにしております!
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(C)「サイモン&タダタカシ」製作委員会
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