“窓枠の見えない窓”で開放的な窓辺を演出 LIXILの『TOSTEM』ブランドが復活
ガジェット通信 / 2018年5月21日 11時0分
住宅設備メーカーのLIXILが、5月15日(火)に都内で記者発表会を開催。新しい窓『LW(エルダブリュー)』を初披露した。
一見すると大きなガラス張りの固定窓ように見えるが、実はスライドさせることで開閉が可能。フルオープンの状態はもちろんのこと、閉じた状態でも室内側からは窓枠が全く見えないデザインで、開けても閉めても“外と内がつながる心地よさ”を体感できる全く新しい窓となっている。
日本の窓の良さを改めて見直し、誕生した『LW』
日本の“マド”の歴史を紐解くと、もともとは、柱と柱の“間(の)戸”といわれるように、外とのつながりを重視した開放的で大きな間戸を設けることが長らく主流であった。しかし、断熱性のみが重視されていった結果、今日では小さな開口のマドが主流になっているという現状があった。
一方で、住宅購入検討者を対象とした同社のアンケート結果から、約9割もの人が「リビングには大きな窓を採用したい」というニーズが見られたことから、リビング向けに開発された新製品として、大開口の『LW』が誕生した。
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LIXIL Housing Technology Japan サッシ・ドア事業部長の関塚英樹氏は、開発の経緯について、「より心地よい住まいを実現するため、高い断熱性は当たり前として、日本の窓の良さを改めて見直した」と説明する。
新プロダクトブランド戦略のもと、『TOSTEM』ブランドが復活
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新製品の発表に先駆け、同社の代表取締役社長兼CEO瀬戸欣哉氏より、サッシ・ドアなどの建材事業を手掛けるLIXIL Housing Technology(LHT)の新中期事業戦略が発表された。その柱の一つとして挙げられたのが、「エンドユーザー目線でのアプローチ強化」。具体的な製品をエンドユーザーに想起してもらいやすいブランドとして、1960年代より親しまれてきた『TOSTEM』ブランドを復活させた。
「窓、ドアで笑顔あふれる暮らしを提供する」ことをブランドアイデンティティに掲げ復活した『TOSTEM』ブランドの、第一弾となる製品が今回の『LW』である。単に性能価値だけではなく、ユーザーにとってもわかりやすいデザイン性や、“心地よい空間価値”の提供を目指したハイエンド製品となっている。
上下左右のフレームが室内から見えない“フレームインデザイン”
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『LW』には、上下左右すべてのフレームが室内から見えない“フレームインデザイン”を採用。視界を遮ることなく、外の景色をめいっぱい切り取ることができる。あける際は、枠に内蔵されたアシストハンドルを引き出して、簡単にスライドが可能。網戸もフレームが見えないので全く存在を感じさせない。
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このほか、障子を閉めるときにゆっくり静かに閉まる安全・安心の“ソフトモーション”や、オプションで、住宅のファサードとしての機能はもちろんのこと、視線や日差しを遮ることも可能な縦格子のアウターセットも用意されている。
熱貫流率は1.00w(㎡・K)と高い断熱性を有しており、季節にかかわらず一年中窓辺で快適に過ごすことができる。
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スカイフレーム社と業務提携
また、会見では、瀬戸社長からスカイフレーム社(スイス)との事業提携も発表された。Flameless Window Systemの世界的なリーディングブランドである同社と提携し、今年中に国内でテストマーケティングをスタート、来年以降に本格販売を予定している。
LIXIL公式サイト:
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