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ウェアラブル端末と連動する保険メニューが生保大手各社から続々登場 健康状態に応じて様々な特典が

ガジェット通信 / 2018年7月4日 17時0分

保険(インシュアランス)と技術(テクノロジー)を掛け合わせた“インシュアテック”が2018年のトレンドワードのひとつとなっている。インシュアテックとはスマートフォンやウェアラブル端末、ビッグデータ、IoT、AIなどを活用して、保険をITで変革する取り組みのこと。インシュアテックの注目カテゴリーのひとつとして健康増進型保険がある。

健康増進型保険とは

スマートフォンやウェアラブル端末を活用した健康増進型保険を生命保険大手各社が続々と発売している。健康増進型保険は、保険加入者の歩数や心拍といった体調のデータや健康に関する取り組みをウェアラブル端末やスマホアプリで収集。保険加入者の健康状態に応じて保険料が変動したり、割引になったりする。健康になるほど得をする新型の生命保険として注目を集めている。

東京海上日動あんしん生命保険が展開する『あるく保険』はウェアラブル端末と専用のスマートフォンアプリを使用し、保険加入者の毎日の歩数を計測する。一定期間の平均が1日8000歩になると還付金を支給。ウェアラブルは充電不要で防水機能を備え持つフォッシルジャパン『MISFIT』の端末を使用している。24時間つけていられる機能に加え、計測の精度とシステム連携の柔軟性の高さが特徴だ。加入者自身の購入にはなるが、ドコモ『ムーヴバンド3』も対応している。

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険では、2016年からFitbit製のウェアラブルを一部の保険加入者に貸与。2年間にわたり活動データと健康診断や人間ドックの結果等をもとに活動データと疾病の因果関係を分析する取り組みに着手している。今年6月には日本で新たに発売した『Fitbit Versa』を、女性を中心とした社員300名に貸与し、女性の健康管理という視点からサービスの検討・開発に取り組んでいる。今後、同社からのウェアラブル連動型保険の発売が期待される。

住友生命が『Vitality』を発表

健康増進型保険の本丸として目されているのが、住友生命がソフトバンクおよび南アフリカのディスカバリー社と提携して7月に発売予定の『Vitality』だ。

ウォーキングやランニングをはじめとした運動をウェアラブルデバイスで計測したり、健康診断を受診したりすることでポイントがたまり、ポイントに応じて年間のステータスが決定する。既に海外17カ国で展開されており、各国『Vitality』と接続されているデバイスは『Apple Watch』やガーミン、ポラール製など。

健康増進活動で享受したポイントに応じて決まるステータスはブルー・ブロンズ・シルバー・ゴールドの4種類。高ければ高いほど保険料が割引になったり、提携するパートナー企業のサービスの特典内容(リワード)が享受できたりする。提携パートナーはスポーツ・フィットネス関連から、カフェ・旅行関連企業まで様々で、健康になるだけではなくお得にもなる保険であるといえる。

―― やわらかニュースサイト 『ガジェット通信(GetNews)』

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