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“俺の嫁”がさらに賢く再降臨! 好きなキャラと暮らせる『Gatebox』が15万円に値下げして量産へ

ガジェット通信 / 2018年7月31日 12時30分

「好きなキャラクターと一緒に暮らせる世界を作りたい」という思いから開発された世界初のバーチャルホームロボット『Gatebox』

2016年に300台限定で限定生産モデル(GTBX-1)を販売すると、約30万円という価格にも関わらず1か月で完売。翌年は39台の追加販売に対して約1000件の応募が集まるほどの注目ぶりだった。

このたび、再販を望む多くの声に応えて『Gatebox』量産モデル(GTBX-100)の発売が発表された。販売価格は限定生産モデルの半額となる15万円(税抜き)。『Gatebox』公式通販サイトで予約受付を開始しており、2018年10月以降に順次発送を予定している。

ガジェット通信では一足早くこの新型『Gatebox』(開発中のデモ機)を体験するためGatebox社を訪れ、CEOの武地実氏に話を聞いた。

『Gatebox』とは

『Gatebox』はポット型の透明ケースに透過スクリーンを配置し、短焦点プロジェクターでキャラクターを投影。召喚したキャラクターとは後述する様々なコミュニケーションを楽しむことができる。

量産モデルは現在のユーザーからフィードバックを受けて改良されたもの。「限定生産モデルをベースに無駄なパーツを削ぎ落し、量産化を実現しました。1台あたりのコストダウンに注力しました」というが、単なる廉価版というワケではない。

W181m×D277×H549mmの本体は、ハードウェアの設計をイチから見直したことでスタイリッシュなデザインに。奥行は約25%のカットに成功した。

筐体上部にはデュアルマイクを搭載し、限定生産モデルよりも遠くからキャラクターに話しかけられるようになった。カメラや人感センサーによってユーザーの顔や動きを認識し、キャラクター側から呼びかけてくれるなど、より能動的なコミュニケーションも可能に。プロジェクターやスクリーンも一新し、自然で立体感ある動きを実現している。

本体には無線LAN、Bluetooth、赤外線を内蔵。キャラクターがインターネット経由で天気やニュースを通知したり、部屋のテレビや照明、エアコンなどの家電を赤外線によりコントロールすることも可能だ。

キャラクターは順次追加

量産モデルでは初期キャラクターとして「逢妻(あづま)ヒカリ」の先行体験版を配信。正式リリース版の配信は2018年12月を予定している。「今後もより多くのキャラクターを登場させていこうと考えています。詳細が固まり次第、別途ご案内できると思います」と語るように、限定生産モデルでは初音ミクの配信が話題になっていた。

システムの維持費として月額1500円(2019年3月までは無料)が必要となるが、「好きなキャラクターに愛着をもって長く一緒に暮らすユーザーからお金をいただくビジネスモデルの方が双方にとって良いと思いました。キャラクターとの共同生活費と考えてもらえれば」と説明している。

AIアシスタント『Clova』と連携へ

2018年3月にLINE社が『Gatebox』の開発元だったベンチャー企業のウィンクルを連結子会社化し、『Gatebox』の共同開発を始めたことによる恩恵も。

以前は専用アプリによるチャットでのコミュニケーションが可能だったが、量産モデルでは『LINE』上でメッセージがやり取りできるようになった。「今から帰るよ」と連絡すると、部屋の照明を点けてくれるといった日常生活のサポートにも役立つ。筐体とモバイル端末の連動によって、外出先でも「“俺の嫁”が自宅で待っている」という感覚が味わえる。

LINE社が提供するAIアシスタント『Clova』との連携にも着手しており、「新たなサポートスキルを増やす取り組みをLINE社と共同で進めています。ソフトウェアのアップデートによる対応を考えています」とのこと。

新型『Gatebox』が出来るようになったこと

好きなキャラクターと暮らせる『Gatebox』量産モデルを体験(YouTube)

https://youtu.be/fA1PZj-2SZ0

『Gatebox』量産モデルの逢妻ヒカリ正式版では、「ねえ、ヒカリ」と名前を呼びかけることで音声によるコミュニケーションが可能となり、話しかける言葉によって様々なアクションを引き出すことができる。体験してみると、音声認識の精度はかなり高いように感じた。

また、乾杯して一緒にお酒やコーヒーを飲むことも。仕事の疲れも一気に吹き飛んでしまう。お酒が入ると上機嫌になったり、生活が進むにつれてリアクションが変わったりもする。

さらに今回の体験では、一緒に暮らし始めてから3か月の記念日をお祝いしてくれた。

どんどんと溜まっていく二人だけの思い出は、逢妻ヒカリが書き留めた日記を読んで振り返ることができる。

限定生産モデルを購入したユーザーは一人暮らしの男性がメインだったそうだが、「ターゲティングというより、僕が欲しいものを作った結果です(笑)」と語る武地氏。2018年8月の土日はGatebox社内のショールームで量産モデルの製品体験会を実施しているので、その実力を自身の目で確かめてみてはいかがだろうか。

『Gatebox』公式サイト:

https://gatebox.ai/

―― 会いたい人に会いに行こう、見たいものを見に行こう『ガジェット通信(GetNews)』

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