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四川で「担」いで売っていた本場の汁なし担々麺とは?

ガジェット通信 / 2018年8月14日 21時0分

全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。ここ数年、都内では担々麺のお店が激増、空前の担々麺ブームが訪れている。元々中国の四川省で生まれた麺料理だが、日本で数々のアレンジが施され、美味しいお店がたくさんできてきている。

ところで“担々麺”のそもそもの語源はご存じだろうか? 「担」という字が表している通り、四川で棒で「担」いで売り歩いていた麺料理なのだ。天秤棒に鍋や食器などの道具、麺、調味料をぶら提げて、作っては売り作っては売りしていたという。

日本でいう「担々麺」というと汁あり担々麺のことを指すが、本場の四川省では「汁なし担々麺=担々麺」である。語源が指し示す通り、天秤棒では大量のスープを運ぶことが困難だったので、汁なしタイプの担々麺が本場である。

汁ありは四川省出身の料理人・陳建民氏が日本風にアレンジしたもの。もともと中華そばの汁あり麺の文化が定着していたということもあり、日本では長らく汁ありが担々麺の代表選手として君臨していた。このところ、本格担々麺専門店も多数オープンし、汁なしを提供するお店も増えてきた。

そんな中、1997年から20年以上にも渡って汁なし担々麺を提供し続けているお店がある。

“中国家庭料理 楊”だ。

十条に1店舗、池袋に3店舗、青森の八戸に1店舗展開しているお店。

オーナーの楊鋭意さんは、地元で食べてきた汁なし担々麺を何とか日本で再現したいと試行錯誤。たくさんの食材を試し、今の汁なし担々麺を作り上げた。

白い麺に青菜、ナッツ、挽き肉が添えられ、見た目には辛くなさそうなビジュアル。

秘密は麺の底にある。麺の底に花椒とラー油を効かせた秘伝のタレがたっぷり。これをとにかく混ぜまくるのだ。混ぜている間に立ちのぼる山椒の香り、食欲をそそる絵柄、これがたまらない。

麺は何と乾麺。モチっとした食感が特徴で、タレや挽き肉、ナッツがよく絡んで旨い。これぞまさに本場の味、と楊さんは胸を張る。進化した担々麺もとても美味しいが、原点の味もぜひ体験してみてほしい。

AbemaTV番組『メシテロ』の『井手隊長の歌うラーメン山手線』では、お店のレポートと『中国家庭料理 楊 汁なし担々麺の歌』も披露しているので、ぜひチェックしてみてほしい!

【番組アーカイブ】

中国家庭料理 楊 2号店

東京都豊島区西池袋3丁目25−5

03-5391-6803

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(執筆者: 井手隊長) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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