“サノス”のリアルな表情は「FBIの記録システム」がベースになっていた! 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』VFXの秘密に迫る
ガジェット通信 / 2018年8月16日 20時0分
2012年に公開した『アベンジャーズ』を抜いて、”マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)”史上1位の記録を更新した『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』が、9月5日(水)にMovieNEXで発売。先行デジタル配信中です。
この『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』MovieNEX発売を記念し、アメリカ・ロサンゼルスにある世界有数のVFX制作会社デジタル・ドメイン(DD)の訪問レポートを特別に公開。
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VFXとはヴィジュアル・エフェクツの略で、コンピューター・グラフィックスによる視覚効果のことで、今年で創業25周年を迎えるDDは、93年にジェームズ・キャメロンやスタン・ウィンストンらによって設立され、「タイタニック」でVFXの可能性を大きく飛躍させた老舗制作会社です。本作でアベンジャーズの最凶最悪の<ラスボス>サノスを担当しました。
今回はこのサノスが出来るまでの過程をスタッフの方に実際にやって頂きましたので、画像とともに紹介します! CGを使用したシーンにはいくつもの工程があります。まず役者は通常、撮影の2時間前にきて、モーション・キャプチャー用に顔のドット(点)をつけるそうです。右側の写真が役者の顔にドットを毎日同じ場所につけるのに使うマスク。役者の顔をスキャンし型取りしてマスクを作り、ドットをつける場所に穴があけられているとのこと。
顔にドットを描き、特殊なスーツを着用して役者は演技をします。
ちなみに、役者のいろんな表情のデータを記録するシステムは、FBIがかつて国境で悪人たちを識別するために使っていた、60年代、70年代に開発されたシステムが元になっているそうです。サノスをよりリアルなキャラクターとして描く上で重要なシステムといえそうです。
キャラクターのコンセンプト・イメージが固まったら、CGでモデルを作って、粘土の彫刻と同じように細かいディーテル一つ一つを加えていって、最後に肌のテクスチャーを足していくそうです。
モーション・キャプチャーで撮影した役者の演技に、アニメーターたちが微調整を加えられるように、デジタル・ドメインは、サノスの表情をコントロールする特別なシステムを作ったとのこと!
役者のヘルメットに付けられたフェイシャル・キャプチャーのカメラで撮影したデータを、サノスの表情に移し変えていきます。
そして、最後にサノスの表情で最も大事な目に、役者の目が足されると、最新のVFXにより、最凶最悪の<ラスボス>サノスに命が吹き込まれます!
サノスのビジュアルも徹底的にこだわった。全部で2,900の視覚効果を使い、可能な限り写実に仕上げた。こうした優れた視覚効果のおかげで、サノスというキャラクターをより楽しむことができるのです。
『アベンジャーズ』ではロキ、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』ではウルトロンが登場し、人類に危機をもたらした。だが本作で全貌を現すサノスの脅威は、それとは比べ物にならない。サノスは、全宇宙に狙いを定めている。その究極の野望を叶えるために、サノスが狙うのがインフィニティ・ストーン。そのどれかひとつでもあれば、とてつもなく強大なパワーを得ることができる石だが、サノスは6つ全てを手に入れようとする。もしもサノスが6つのインフィニティ・ストーンを全て手に入れてしまえば、パチンと指を鳴らすだけで、全宇宙の半分の生命を消し去ることができる。正義とは、何か。自身の信じる”正しい理由”のために宇宙を絶望の底に突き落とすサノス。けた外れのパワーやカリスマ性をそなえた究極の悪役(ヴィラン)として映画史に名を刻むことは間違いありません。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
9月5日(水) 発売
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー MovieNEX』/4,200円+税
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー 4K UHD MovieNEX』/8, 000円+税
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー 4K UHD MovieNEXプレミアムBOX(数量限定)』/10,000円+税
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー 4K UHD ムービー・コレクション(初回限定)』/14,000+税
先行デジタル配信中
(C) 2018 MARVEL
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