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「まるちゃんを描くと、急に紙の上に光が射す」さくらももこ30年来の友人・吉本ばななブログ投稿にファンから「ありがとう」の声

ガジェット通信 / 2018年8月29日 17時30分

さくらももこさんが8月15日に乳がんで逝去された発表を受け、30年来の友人である、吉本ばななさんが「ももちゃん、ありがとう、さようなら」のタイトルでブログを更新し、さくらさんを偲んだ。

公私ともに親交の深かった吉本ばななさん。

Twitterには

ももちゃん、私たちの時代に、まるちゃんやコジコジや…笑顔と乾いたすばらしいユーモアを、すばらしい線を、色彩を、ありがとう

発表されるまでは、いくら聞いても信じまいとしていました。たくさんの思い出をありがとう。安らかに!

と投稿。さらに「私があまりよけいなことを書いて、ご遺族やさくらプロの方たちやミッちゃんに迷惑がかかってはいけないので、多くは語りません。」と前置きした上で、ブログに思いを綴った。

私たちは30年間、なかなか会えなくても、ずっと友だちでした。何年かに1回会って、元気かどうか確かめるときがいつも幸せで、ずっとお互いを好きでした。そしてお互いの才能を好きでした。いっしょに時代をかけぬけてきました。

いつまでも子どもみたいに無邪気で、とっぴょうしもないアイディアを思いついては天才的な行動力で実行してしまうところがあり、いつも超おもしろいギャグを言い、いつまでたってもお母さんにアイス買いすぎと怒られてて、でも本人もとてもいいお母さんで、情にあつく涙もろくて、優しかったさくらももこちゃん。

<中略>

あまりにも正直すぎるから誤解も多かったかもしれない。でもほんとうにすてきな、かわいい、すばらしい人でした。

そして彼女が線を引くと、例えばまるちゃんを描くと、急に紙の上に光が射すんです。深みがあり、迫力のある、生きた線。30年くらいのあいだに、何回もその奇跡の瞬間を見せてもらいました。

どんなに淋しいか、死の知らせを聞いた日から、心に穴が空いたようです。

私の青春がまたひとつ、終わってしまいました。

吉本ばななさんは今回のブログで、さくらさんとのやりとりも明かしており、読んだファンから、「さくらももこさんのことを知れて良かった。読めてとても嬉しかった」「書いてくださって本当にありがとうございます」「ばななさんしか知らないももこさんのことを教えてくださってありがとう」と感謝のコメントが寄せられている。

※画像は吉本ばなな Ameba blogより。

https://ameblo.jp/yoshimotobanana/entry-12400882049.html

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