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タイラー・コーエン「古いオーケストラ向けコンサートホールのほうが音が良いのはなぜ?」(経済学101)

ガジェット通信 / 2018年8月31日 15時0分

今回は『経済学101』よりchietherabbitさんの記事からご寄稿いただきました。

タイラー・コーエン「古いオーケストラ向けコンサートホールのほうが音が良いのはなぜ?」(経済学101)

タイラー・コーエン「古いオーケストラ向けコンサートホールのほうが音が良いのはなぜ?」(2015年12月4日)

2018年8月26日 by chietherabbit leave a comment

Tyler Cowen, “Why older halls for symphony orchestras sound better than new ones?*1“(Marginal Revolution, December 4, 2015)

*1:「Why older halls for symphony orchestras sound better than new ones?」2015年12月04日 『Marginal REVOLUTION』

https://marginalrevolution.com/marginalrevolution/2015/12/why-older-halls-for-symphony-orchestras-sound-better-than-new-ones.html

ヴィトルト・リプチンスキーによると、それは大きさと形の問題だという。ウィーン楽友協会(1870年建設)、コンセルトヘボウ(1888年建設)やボストンシンフォニーホール(1900年建設)といった古いコンサートホールは〔長方形の〕シューボックス型になっている。オーケストラはホールの先端に位置し、「音は(約18-24メートル離れた)平行な2枚の壁と天井で反響して聴衆に届く。聴衆は演奏家たちに比較的近いところにいるため、空間は視覚的にも聴覚的にも親密だ」。

収入のためにより多くの座席が必要となり、それがコンサートホールに座席数を最大で3000まで膨張させ、ホールが良い音を響かせるのをより難しくした。とりわけ「ベース音を壁で反響させる」ことが難しくなった。

更に、異なったホールは異なった「残響」時間があり、ゆえにホールが違うタイプの音楽に使われるほどホールのデザインは妥協を招くことになる。理論的には、グレツキとバッハの演奏には別々のホールがあるべきだ。なので、多目的ホールが理想的な音を作り出すのは稀だろう。

これは彼の新しい本 Mysteries of the Malls and Other Essys*2(188-192ページ)の中にすべて書かれている。

*2:「Mysteries of the Mall: And Other Essays (英語) ペーパーバック」2018年02月20日 『Marginal REVOLUTION』

https://www.amazon.co.jp/dp/0374538093/

執筆: この記事は『経済学101』よりchietherabbitさんの記事からご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2018年08月30日時点のものです。

―― やわらかニュースサイト 『ガジェット通信(GetNews)』

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