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Nike Just Did It! 物議を醸した新しい広告でナイキへの不買運動が起きるもオンラインの売上と株価は上昇

ガジェット通信 / 2018年9月11日 20時0分

マイケル・ジョーダンやタイガー・ウッズなどスポーツ界のスーパースターを広告塔に起用することで成長してきたナイキ。同社の有名なキャッチコピー、「Just do it」の30周年を記念した新しい広告塔の起用を発端に、ナイキ製品のボイコットを叫ぶ声があがる一方で、オンラインの売上げおよび株価が上昇する両極端な現象が起きています。

https://twitter.com/Kaepernick7/status/1036695513251434498

同社の広告塔に起用されたのは、2016年に人種差別に抗議するため、試合前の国歌斉唱時に起立することを拒否した、当時NFLのサンフランシスコ・フォーティナイナーズ(49ers)に所属していたコリン・キャパニック氏。起立拒否という行動をとった後に、事実上NFLを追放となった同氏の気持ちを代弁するかのような「何かを信じよう。たとえ全てを犠牲にしても。(Believe in something. Even if it means sacrificing everything.)」というスローガン。

https://twitter.com/realDonaldTrump/status/1038018199449567232

コリン・キャパニック氏など国歌斉唱時に起立しなかった選手達に不快感を示していたトランプ大統領は、「ナイキは何を考えてるんだ?」という批判ツイートと投稿。

https://twitter.com/johnrich/status/1036751396002050050

トランプ大統領の批判ツイートに賛同した人々がナイキのロゴを切り取った画像や、ナイキのスニーカーを燃やしたりする動画をSNSに投稿したりしています。

https://twitter.com/J_Hurstman/status/1039272230872592387

その一方で、「ナイキの株価は本日2.24%上昇」と市場は好意的な反応をみせています。このツイート主は、「憎しみに満ちた少数の声が不快なくらい大きいので、多数の人が誤解してしまう代替現実の世界に住み続ける右派の人達」と、トランプ大統領の批判ツイートに賛同する人々をノイジー・マイノリティ(声だけでかい少数派)と一刀両断。

https://twitter.com/MarketWatch/status/1038129113683451904

マーケットウォッチは「ナイキのオンラインの売上が31%上昇した」とレポート。

昔からそうですが、アメリカ国内のナイキの顧客は都市部で生活する若い世代で、人種横断した層です。オンラインでの売上アップや株価上昇という現象は、こうした支持層が人種差別という社会問題に「NO」を突きつけたキャパニック氏を起用したナイキの広告に賛同している結果だと言えるでしょう。

Nike – Dream Crazy (YouTube)

https://youtu.be/Fq2CvmgoO7I

最近公開したCMもナイキ支持層には刺さる内容となっています。こちらもキャパニック氏がナレーションを担当しています。

賛否両論が渦巻く中、アメリカ中のメディアがこぞって取り上げた広告キャンペーンなので、ナイキのマーケティング担当社員からすれば、「We just did it!(やったぜ)」という感じなのでしょうね。

※画像:『Twitter』より引用

https://twitter.com/Kaepernick7/status/1036695513251434498

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