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AKB48・欅坂46でも批判上等だった!? 「炎上路線」「避雷針」に見る秋元康のネット社会観

ガジェット通信 / 2018年9月12日 20時30分

おニャン子クラブ、AKB48グループ、坂道シリーズなどを手がけてきた秋元康氏が、ワーナーミュージック・ジャパンと組んで新プロジェクトを始動。「やるなら、バンドがいい」という意向で“国民的ガールズバンド”をプロデュースするとしており、2018年9月4日から10月31日まで第一期生の全国オーディションを実施します。しかし、そのポスターが『Twitter』で拡散。「不快」「音楽舐めている」といった批判が渦巻く結果となっています。

原宿駅で秋元康プロデュースのガールズバンド第一期生募集のポスター見て本当に悔しさでいっぱいになったし愕然とした。なぜ、女性をバンドへ誘う文句が「有名人と恋愛したい人」「IT社長と結婚したい人」なのか。男性から評価や見初められることのみが女性の成功や夢だとでも思ってるのか。憤慨してる

『Twitter』では、「男尊女卑」「女子を食いものにしている」「真面目に音楽をやっている人がかわいそう」といった意見が多数上がっていた一方で「モテるためにバンドをするのはダメなのか?」「応募する人を非難すべき」といった声も寄せられています。

今回の騒動で「炎上商法では?」という見方も多数上がっていましたが、2010年のAKB48 team Aの6th Stage「目撃者」で高城亜樹・指原莉乃によって歌われた「炎上路線」は、一途すぎる恋をテーマにしつつ、「炎上」というフレーズを繰り返していることからも、インターネットスラングを意識した歌詞となっています。2018年4月のさいたまスーパーアリーナでのAKB48の単独コンサートでも、メンバー選考を巡って細井孝宏・劇場支配人が『Twitter』で批判された中で一曲目に歌われたのが記憶に新しいところです。

同じように、2017年の欅坂46の「避雷針」にも、炎上という言葉が登場します。ここでは、世間から敵認定された“君”を守る“僕”というストーリーが紡がれており、王道なラブソングになっていますが、“重箱の隅をつつく”といった表現に、秋元氏の社会観が読み取れるようにも感じられます。全体としてネットを意識した言葉を敢えて選んでいるといえるでしょう。

秋元氏がプロデュースしたアイドルグループはしばしば「炎上」していますが、歌そのものに「対世間」という図式が見え隠れしています。そういった意味からも、今回プロデュースする“国民的ガールズバンド”も確信犯的なコピーを投げかけたという可能性は低くありません。ただ、「恋する女子」像が時代とズレが起きているような印象を受ける人も多いのではないでしょうか。良くも悪くも注目度の高い秋元氏だけに、今後の展開が気になるところです。

―― やわらかニュースサイト 『ガジェット通信(GetNews)』

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