舌が記憶する缶コーヒー『ギンレイ』の“よさみ”を知る限定イベントが大阪で開催
ガジェット通信 / 2018年9月22日 12時0分
2018年8月27日、ダイドードリンコから缶コーヒー『ダイドーブレンドコーヒーギンレイ』『ダイドーブレンドコーヒーオリジナル』が新発売されました。
その発売を記念し、9月13日(木)、9月14日(金)には新商品試飲イベント『新・ダイドーブレンドコーヒー トライアルイベント2018』が大阪で開催されました。参加は応募のみ、抽選に当たった人だけが参加できる内容となっています。今回は合計50名のところ、120名の応募があったそうです。
過去記事:
「缶コーヒーの良さ」とは? DyDoが今だから出した『ギンレイ』を試飲 / 9月には大阪にて無料試飲イベントも開催 | ガジェット通信 GetNews
ガジェット通信ではイベントレポートとともに、リニューアルされた『ダイドーブレンドコーヒーオリジナル』そして、新ブランド『ギンレイ』の味わいを確かめてみたいと思います。
『ダイドーブレンド』の缶コーヒーが並びまくる会場
会場には歴代のダイドードリンコの缶コーヒー、そして新発売となった『ギンレイ』や新しい『ダイドーブレンドコーヒーオリジナル』が陳列。壁には『ギンレイ』のポスターが掲示されスクリーンには『ギンレイ』の新CMが放映されるなど、まさに『ダイドーブレンド』一色となっていました。
しかしながら、会場に展示されているのは缶コーヒーのみ。
現在、市場はペットボトルコーヒーの全盛時代と言っても過言ではない状況なのですが、ダイドードリンコはなぜあえて缶コーヒーを本気で強化しているのでしょうか。
それは、缶コーヒーに、「コーヒー代替」だけではなく「短時間価値」という独自価値を見出しているからなのです。
「疲れたけどゆっくりする時間はない」――そんなときにグイっとメリハリ付けて飲めるのが缶コーヒー。限られた時間の中で、美味しくリフレッシュできるような缶コーヒーが、今回のイベントの主役となります。
開発者プレゼン:43年間変わらぬ美味しさの『ダイドーブレンドコーヒーオリジナル』
まずは『ダイドーブレンドコーヒーオリジナル』の担当者である小西氏によるプレゼンテーションから。
コーヒーの歴史・基礎知識からスタートし、話題は「レギュラーコーヒーと缶コーヒーの違い」へ。筆者も知らなかったのですが、レギュラーコーヒーも缶コーヒーも最後の製造工程以外はどちらも作り方は同じなのです。
缶コーヒーの場合、最後に長期保存用に殺菌するだけで、製法としては何も変わりません。
『ダイドーブレンド』の銘柄の場合には、
・香料無添加
・5種類以上の豆を使用
・ブレンドによる、新しいおいしさ
が特徴となっています。
他社の缶コーヒーでしばしば使われる「コーヒー香料」を使用した場合、飲みはじめのインパクトはあるものの、時間経過に従い香料の余韻が強まってきます。つまり、後半になればなるほど香料の強さで全体のバランスが崩れてしまうという特徴があります。
一方、香料無添加の場合、時間経過とともに全体はやや希薄な印象になりますが、コーヒーの持つバランスに大きな変化は起きず自然な味わいが続くのです。
そこまでの説明を踏まえ、会場では『オリジナル』が配られました。1975年に発売された『オリジナル』はで豆本来の風味・華やかな香りが楽しめる浅煎りの豆が中心となっています。
改めて『オリジナル』を味わうと、ミルクと甘みをしっかりと効かせながらも自然なコーヒーの味わいがセンターに来る、まさに“王道の缶コーヒー”の味。飲みはじめから飲み終わりまで、確かにコーヒーとミルクの旨味はバランスを崩すことなく保たれていました。
開発者プレゼン:『ギンレイ』の“特別な製法”
続いてはダイドーブレンドの“革命児”松島氏による『ギンレイ』のプレゼンです。
まず松島氏は缶コーヒーの独自価値について(ペットボトルのコーヒーやカウンターコーヒーに比べて)「短時間でリフレッシュできる」と説明。肉体的ストレスの多い人に加え、精神的なストレスの多い職業の人にとっては、缶コーヒーの需要が高いようです。
新製品となる『ギンレイ』、デザインはアルファベット表記『GINREI』がメインに配置されています。「ジンレイとかジンジャーではなく、ギンレイとお読みください」とにこやかに松島氏は説明。
よく見ると『ギンレイ』のパッケージデザインには漢字表記も見つけられます。『吟麗』という文字があらわすとおり、この商品は「品質高くすっきりした味わいをイメージ」し、「素材を慎重に吟味し、上質で香り高いコーヒー」「佇まいも麗しいさま」を目指しています。
また、『ギンレイ』は、日本酒で言うところの『吟醸』をイメージした豆の磨き上げ(100%磨き豆の使用)を行っているのも特徴。日本酒の精米とは異なり豆そのものを削るわけではないのですが、豆どうしで磨き上げることにより、雑味を無くし味わいを深めているのだとか。
缶についてはデザインだけでなく容量もこだわり抜いています。スッキリとした味わいと量のバランスを調べあげ190g缶がトレンドの中、「『ギンレイ』は210gがベスト」との判断を下しています。
さらに松島氏は「うんと細かい事なのですが」と前置きしつつ、裏側の説明部分にある枠が丸みを帯びている理由として「磨かれ、角の取れた味わいにちなんでいる」ことを明かしました。
実際に飲むと、澄んだコクが飲み終わるまで続く
あらゆる面でこだわりぬいた『ギンレイ』、実際に配られたものを味わってみると、最初の飲み口は松島氏が説明した通り、かなりスッキリしています。「じっくり深煎り焙煎」「1.5倍の豆量を使用」という説明だと濃い口のコーヒーをイメージしがちなのですが、澄んだコクをメインとした、渋味・雑味のない味わいです。最初はたしかに「少し物足りないかな?」と感じるのですが、だんだん飲みやすさの裏にある満足なコクに気づかされます。まさしく贅沢でいて繊細なブレンド。
飲み始めるとどんどん旨味が舌と記憶に蓄積されていき、気づいたら飲み終わっている、そんな印象でした。
「スッキリ」と「コク」という相反しそうな要素をうまくまとめた、不思議なバランスのコーヒーなのです。
『オリジナル』、『ギンレイ』いずれも味のベクトルは異なれど、コーヒーの旨味が濃いからこそ、短期間リフレッシュに向いていると言えそうです。
質問タイム~ダイドーブレンド検定クイズ
試飲の後は、来場者からの質問タイムが設けられ、思い思いの質問や要望が飛び交いました。
その後は、クイズ形式の“ダイドーブレンド検定”が実施されました。これまでのプレゼンを元にしたクイズが出題され、手元のカードで来場者が回答をしていきます。
この“検定”に合格した人には、なんと『ギンレイ』と同じブレンドのコーヒー豆をプレゼント。この会場以外では手に入らない貴重品です。
出題された問題はなかなかの難問ぞろいでしたが、このトライアルイベントに参加している人たちは見事、全員合格となりました!
そんな検定の中にはこんな問題がありました。
「開発担当者:松島が、ダイドーブレンドコーヒーギンレイの商品化に至るまでに試作品として作ったブレンドの種類は、合計でいくつでしょうか。」
この問題、答えは「100種類以上」なのですが、これについて松島氏は「非常にトラブルや課題が多かった」「完成した時には、本当、文字通りワンワンと大泣きしました」と開発当時の思いを語りました。
最後は、参加者によるカード記入。「#わたしにとって缶コーヒーとは」というお題に対し、おのおのがメッセージを記しました。
「元気の源\(^^)/」
「仕事のオトモ。」
「リフレッシュ」
「ほっと一息、気分転換」
「一服の清涼剤」
……などなど、並んだメッセージは缶コーヒーに対する愛情が感じられるものばかり。
こうして1時間余りのイベントは終了。香ばしさとリラックスした雰囲気に包まれた、幸せなトライアルイベントは幕を閉じました。
ゆっくりちびちび飲みたいときはペットボトルコーヒーも良いですけど、煮詰まって気分転換したいときはやっぱり、缶コーヒーのギュッと締まった感じで切り替えるのはアリですね。
進化した缶コーヒーの“よさみ”を堪能したイベントでした。
https://youtu.be/YcXjvoz1Xf0
―― やわらかニュースサイト 『ガジェット通信(GetNews)』この記事に関連するニュース
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