紙巻たばこだと非喫煙エリアでも粉じん濃度が上がる!? JTがカフェで空気環境の影響を調査

ガジェット通信 / 2018年10月12日 17時30分

東京都が学校・行政機関・医療施設などだけでなく飲食店も原則屋内禁煙を定めた受動喫煙防止条例を2018年6月に可決し、東京オリンピック開催前に全面施行を目指すなど、各地で喫煙に対して厳格に対応する動きが広まっています。

そんな中、JTが都内のカフェにおいて紙巻きたばこと加熱式たばこを使用した場合の、喫煙エリアと禁煙エリアでのる室内空気環境の影響を調査した結果を公表。粉じんや一酸化炭素、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、ニコチンの濃度が加熱式たばこでは喫煙エリア外の空気環境へ影響を及ぼさないと結論づけています。

調査は総客席数28席(喫煙エリア15席・非喫煙エリア13席)のカフェで実施。喫煙エリアは四方を壁、パーテーションで囲われて、自動ドアで仕切られている環境。典型的な分煙が実施されている飲食店といえるでしょう。ここで喫煙エリア内で10名が紙巻たばこのみまたは加熱式たばこのみを使用し、15分間でたばこを10本消費、計3回人が入退室するという状況で、喫煙エリアと非喫煙エリアの室内空気環境を常時測定しています。

使われている「加熱式たばこA」はJT銘柄となっており、『Ploom TECH(プルームテック)』であることが推測されます。「加熱式たばこB」は他社銘柄とされているので、フィリップモリスの『IQOS』かBATの『glo』のどちらかでしょう。「紙巻たばこ」はJTの代表銘柄でタール6mlのものとなっています。

今回の測定では、喫煙エリアでは一酸化炭素・ホルムアルデヒド・アセトアルデヒド・ニコチンの濃度が加熱式たばこ2種と比較して紙巻たばこがかなり高いことが分かります。加熱式たばこ各社が有害物質が90%以上低減しているとしているので驚きはありませんが、特に粉じん濃度が非喫煙エリアで加熱式たばこが使用時に0.012±0.004mg/m3なのに対して、紙巻たばこが0.058±0.014mg/m3と有意差が明らかになっています。喫煙エリアのドアの開閉で流れている可能性が考えられますが、加熱式たばこの方がより非喫煙者への配慮になるともいえそうです。

ただ、有害物質がゼロに近づいたとしても、加熱式たばこの香りが苦手で気になるという人も多いので、安全だからといって喫煙に理解を得られるということにはならないのではないでしょうか。喫煙が許された場所で吸うのは権利ですが、何よりマナーを遵守することが求められます。

※参考:加熱式たばこ使用時の空気環境影響について(PDF)

https://prtimes.jp/a/?f=d31450-20181002-9869.pdf [リンク]

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