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そこは、この世の地獄だ…… ヤバすぎる実話映画『暁に祈れ』特別映像 “実録!タイの刑務所24時”[ホラー通信]

ガジェット通信 / 2018年12月10日 23時30分

“地獄”と呼ばれる実在のタイの刑務所に服役し、ムエタイでのし上がっていったイギリス人ボクサーを描く凄まじい実話映画『暁に祈れ』。舞台となるタイの刑務所の壮絶さを物語る特別映像が公開されました。

『暁に祈れ』はイギリス人ボクサー、ビリー・ムーアの自伝ベストセラー小説『A Prayer Before Dawn: My Nightmare in Thailand’s Prisons』を映画化したもの。

“本物の刑務所”で撮影され、キャストのほとんどに“本物の元囚人”を起用、クライマックスは“約3000人の囚人エキストラ”が集結……と、製作者の気合の入れ方がどエラいことになっている本作。ちなみにこれらは、リアルさにこだわったジャン=ステファーヌ・ソヴェール監督が、監督を引き受ける条件として提示したものだそう。

そのこだわりが生み出した映像の迫力には辛口な批評家たちも圧倒されたようで、映画批評サイト・ロッテントマトで満足度96%を獲得しています。

はてさて解禁となった映像はこちら。

地獄の超過密刑務所にベッドなんて無し、硬い床に雑魚寝する凄まじい数の囚人たち、寝起きにとなりの囚人は死体と化し、看守は汚職し放題、所内では殺人も珍しくない……絵に描いたような無法地帯。これが実話かよ……。

主人公のビリーを演じるのはジェレミー・ソルニエ監督のスリラー『グリーンルーム』にも出演したイギリスの新星ジョー・コール。“本物の囚人”と“本物の刑務所”で撮影というごまかしのきかない環境の中で、リアルにボクサーを演じ切るために壮絶な肉体改造を行い、鋼の肉体で撮影に挑んでいます。

そんなジョー・コールは、『ビューティフル・デイ』のホアキン・フェニックスをおさえて英国インディペンデント映画賞で主演男優賞を受賞。同映画祭の授賞式のスピーチでは、「僕は長い時間をかけ狂ったように練習し、タイの人たちから厳しい指導を受けました。毎日ボコボコにされていましたね。まるで毎日、一日の終わりに日銭をもらうような感覚の撮影でした」とその壮絶さを語っています。

作品概要

『暁に祈れ』

12/8(土)ヒューマントラストシネマ渋谷&有楽町、シネマート新宿ほか全国順次公開

<ストーリー>

ボクサーのビリー・ムーアは、タイで自堕落な生活を過ごすうちに麻薬中毒者になってしまう。ある日、警察から家宅捜索を受けたビリーは逮捕され、タイで最も悪名高い刑務所に収容される。そこは殺人、レイプ、汚職が横行する、この世の地獄のような場所だった!死と隣り合わせの日々を過ごすビリーだったが、所内に設立されたムエタイ・クラブとの出会いが彼を変えていく。ベストセラー自伝小説をベースにした真実の物語。

監督:ジャン=ステファーヌ・ソヴェール『ジョニー・マッド・ドッグ』 原作:ビリー・ムーア「A Prayer Before Dawn: My Nightmare in Thailand's Prisons」

出演:ジョー・コール『グリーンルーム』「ピーキー・ブラインダーズ」、ヴィタヤ・パンスリンガム『オンリー・ゴッド』、ソムラック・カムシンほか

2017年/イギリス・フランス/英語、タイ語/シネスコ/117分/原題:A Prayer Before Dawn

日本語字幕:ブレインウッズ 提供:ハピネット+トランスフォーマー  

配給:トランスフォーマー

公式サイト: http://www.transformer.co.jp/m/APBD/  TWITTER:@APBD1208

(C) 2017 – Meridian Entertainment – Senorita Films SAS 

―― 会いたい人に会いに行こう、見たいものを見に行こう『ガジェット通信(GetNews)』

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