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Amazon倉庫で働くイスラム教徒が礼拝時間の取れない「不公平」な勤務体制に抗議デモ

ガジェット通信 / 2018年12月23日 11時35分

ミネソタ州シャコピーのAmazon倉庫で働くイスラム教徒の従業員たちが、厳しい労働条件のために彼らの礼拝の時間が妨げられていると主張し、抗議デモを行った。

動画:Amazon Workers Rally at Shakopee Fulfillment Center(Facebook)

https://www.facebook.com/WorkdayMinnesota/videos/209123953328108/?t=0[リンク]

ソマリア出身の移民で、現在はミネアポリス在住のハドラ・イブラヒンさんは、Amazon倉庫で2年間働いている。敬虔なイスラム教徒である彼女は1日に5回の礼拝をしたいと願っているが、1時間あたりの梱包ノルマを割り当てられているために、祈りのための休憩時間を取ることができないと訴える。梱包ノルマは1時間あたり240個、繁忙期には400個になることもあるという。「取って、入れて、出す!」を9秒に1回、何時間もの間、ひたすら繰り返す仕事!

礼拝と仕事をなんとか両立するために、彼女を含む何人かのイスラム教徒は、連邦法で定められた2回の15分休憩と1回の30分休憩とは別に与えられた有給のトイレ休憩の間にトイレの中で礼拝を済ませるようにしているそうだが、休憩が増えるほど仕事量は減り、解雇の危機に怯えることになる。

この抗議デモは、東アフリカ系労働者を尊重し適切な宗教表現を可能にすることと、地域社会における人種的格差に対処する基金と、苦情相談に対応する独立した審査機関の設立を求めて行われた。

100人以上が参加したデモには、11月の米中間選挙で初の女性ムスリム下院議員としてミネソタ州から当選を果たしたイルハン・オマル議員も応援に駆け付け「あなた方なしにはAmazonは立ち行かない」と激励した。ミネソタ州最大の都市ミネアポリスはリトル・モガディシュ(※モガディシュはソマリアの首都)と呼ばれるほど、ソマリアやエチオピアなどからの東アフリカ系移民・難民の多い町として知られる。

このAmazon倉庫では、今年6月にも、ラマダン期間中の作業負荷が「不公平で危険」だとしてムスリムによる抗議デモが行われた。

一方、Amazon広報担当者は、時給16.25ドルから20.80ドルという全米でも優れた給与と、最長20週間の育児休暇、有給教育訓練休暇などの福利厚生や昇進機会のあることを強調しているという。

画像とソース引用:

https://www.facebook.com/Awoodcenter/[リンク]

https://www.vox.com/the-goods/2018/12/14/18141291/amazon-fulfillment-center-east-africa-workers-minneapolis[リンク]

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