大槻ケンヂ&ユイ・ガ・ドクソン(GANG PARADE)特別対談:前編「大事な時に焼肉をサンチュに巻ける人は大物ですよ」
ガジェット通信 / 2018年12月25日 12時0分
メジャーデビュー30周年記念・オリジナルアルバム『ザ・シサ』を発表し、リリースツアーを成功させた「筋肉少女帯」。”筋少”のメンバー・大槻ケンヂの新ソロプロジェクトである「大槻ケンヂミステリ文庫」の1stアルバム『アウトサイダー・アート』も現在発売中です。
一方、”ギャンパレ”の愛称で親しまれる9人組アイドルグループ「GANG PARADE」は、9人体制初となるアルバム『LAST GANG PARADE』のリリースを2019年1月8日に控え、日々注目度を増しています。
今回は、筋肉少女帯のファンであるGANG PARADEメンバーのユイ・ガ・ドクソンさんと、大槻ケンヂさんのスペシャル対談が実現! ドクソンさんが筋少を知ったきっかけ、大槻さんからの「BiSとBiSHとGANG PARADEの関係って?」という素朴な質問など、楽しいお話の前編をご紹介します。
ユイ・ガ・ドクソン「筋少」との出会い
――お2人は過去に同じイベントにも出演されていてお会いされたことがあるそうですね。
大槻:はい。最近で言うと、10月にあった『SOTETSU LOCK ON MUSIC 2018』。あとは『夏の魔物』ですね。
ドクソン:『夏の魔物』では、今年と去年ご一緒させてもらいました。
大槻:そう。去年の夏の魔物で、声をかけてくださったんですよね。
ドクソン:本当にありがとうございました。写真を撮らせていただいて、「Twitterに載せて良いよ」と大槻さんが言ってくれたんですが、自分だけの思い出に公開しないであります。
――ファン心理ですね! ドクソンさんが大槻さんや筋肉少女帯を知ったきっかけっていうのは何だったんでしょうか?
ドクソン:昔当時の職場で仲良くして頂いた先輩が筋少を薦めてくれて、ライブに行かせて頂きました。
大槻:えっ、いきなりライブに?
ドクソン:そうなんですよ! 「めちゃくちゃカッコいいから、ライブ観に行こう」って誘ってくれて、それで実際に観てみたら、めちゃくちゃカッコよくて。
大槻:え〜ありがとうございます。
ドクソン:本当に素晴らしくて。ライブの帰りに貰える、チラシのおみやげを見たら次のライブのお知らせもあったのでもちろん行って。
大槻:わ〜続けて来てくれたんですか、ありがとうございます。……物販買った?
ドクソン:物販では、トートバッグを買いました。すごく使いやすいです!
大槻:ありがとうございます!本当にいいお客様だ(笑)。物販買った?って聞く方もあれだね(笑)。つい聞いちゃった(笑)。
WACKは「Deep Purple」と「Rainbow」と「Whitesnake」みたいな入り乱れ方ですね(笑)。
大槻:今日こうやってまたお会い出来て嬉しいのだけど、ちょっと色々分からないことがあって。そもそも「BiS」、「BiSH」、「GANG PARADE」の関係ってどういうことなの?
ドクソン:「WACK」という同じ事務所に所属しているのが、「BiS」、「BiSH」、「GANG PARADE」で、最近「EMPiRE」っていうグループも増えました。
大槻:「BILLIE IDLE」は違うところなの?
ドクソン:そうなんですよ(笑)。ややこしいんですけど、BILLIE IDLEは違うんです。最近、プー・ルイさんも加入されて。
大槻:そうなんだよね。プー・ルイちゃんも入ったから、それBiSじゃんって(笑)。もうあれだね、ロックで言うと、ヘビーメタルやプログレの人ってメンバーは変わってバンド名はそのままとか、相関図が分かんなくなってくるんですよ。それに近いね。
ドクソン:そうですね。どんどん入り乱れてきていますね(笑)。
大槻:もう「Deep Purple」と「Rainbow」と「Whitesnake」の関係ですよ(笑)。今度公開する映画(2019年1月11日公開『世界で一番悲しいオーディション』)あるでしょ? それは「GANG PARADE」が9人体制になった時のオーディションのお話なんですか?
ドクソン:そうです! GANG PARADEが9人体制になったきっかけの新メンバーが受けたオーディションが映画になりました。
『世界でいちばん悲しいオーディション』2019年1月11日公開
(C)WACK INC.
大槻:ドクソンちゃんはそのオーディションの前から「GANG PARADE」に加入していたんだよね?
ドクソン:そうです! 私は、2年前の「BiS」オーディションを受けました。
大槻:「BiS」オーディション?! ちょっと待って、「BiS」が解散した後に「新生BiS」を作ろうとした時のこと?
ドクソン:そうです! そのオーディションを受けて落ちて、「SiS」というライバルグループを発足するってなったんですね。それで「SiS」は最終選考で落ちた子なら誰でも入れたんです。だから私も入ることが出来て。
大槻:ちょっと待って、落ちた子は誰でも入れたの?(笑)。優しいですね、素晴らしい。
ドクソン:そうなんですよ。優しいんです。でも、「SiS」のお披露目ライブが終わったその日の夜に「解散する」って言われて、無くなったんですよ。
大槻:もう本当になんか、最近のアイドルの方々を観ていると、良いように扱われていて、可哀想になってくる(笑)。あれでしょ?ライブが終わって「ありがとうございましたー!」っていうと、音楽が流れて、『緊急発表!』ってスクリーンにバーンって出て、「えっ何?これ聞いてないよ!」、『本日解散!』、「えーっ!!」みたいなやつでしょう?もう至る所で見たよ、俺そういうの。
ドクソン:そうですね(笑)。私はやりきれなくて。だから事務所の「WACK」に勝手に行ってうろうろしてたら、渡辺さん(代表取締役・渡辺淳之介)がちょうど出てきて捕まえて。
大槻:『まんが道』みたいな話ですね(笑)。80年代とかに、編集部に遊びに来てそのうち仕事をもらっていたライターさんみたいな(笑)。昔いましたよね、みうらじゅんさんもその一人だった。
「大事な話をしている時に、サンチュにお肉を負ける人は大物」
ドクソン:それで焼肉に連れて行ってもらえることになって。
大槻:よかった!
ドクソン:そこで「何か私たちに道はありませんか?」っていう直談判をしたんです。
大槻:その焼肉は、結構いいお肉だったの?
ドクソン:いいお肉でした。
大槻:いいお肉だった! サンチュは頼みましたか?
ドクソン:頼みました! えごまの葉も頼みました!
大槻:そういう頼みごととか、ここぞという時に、人はお肉をサンチュに巻いて食べることができるか?っていうのを『水曜日のダウンタウン』で検証していて。どうだった? ドクソンちゃんはお肉巻いた?
ドクソン:巻きました!
大槻:あ、やっぱり。そこを見られてたと思いますよ。巻けないヤツは駄目だなってことなんですよ(笑)。
ドクソン:巻けたほうがよかったですか?
大槻:巻けたっていうことはいいことですよ。そういう時は、ビビンバも石焼ビビンバって言わないと駄目ですよ。
――そういうところに、人の大きさも出るっていう?
大槻:やっぱり、そこでぐいぐい来られるかどうかっていうことが、決まるんじゃないかって思いますね。
ドクソン:焼肉っていう名を借りた面接みたいなものなんですかね。
大槻:それで「BiSH」っていうのは?
ドクソン:「BiSH」は「BiS」解散後に、渡辺さんがもう一度「BiS」をやりたくなってつくったグループが「BiSH」です。
大槻:それなのに、また新しい「BiS」ができちゃった?
ドクソン:そうなんですよ。
大槻:はあ〜。頑張って勉強します。
大槻ケンヂ、ギャンパレの印象を語る「ヴィジュアル的に戦闘的なのかな?と思ったけど、すごくきちんとしたパフォーマンス集団で」
――大槻さんいかがですか、「BiS」、「BiSH」、「GANG PARADE」っていうグループについては疑問が解けましたか?
大槻:いやあ、ここ7、8年ぐらいはロックバンドと、アイドルさんがいっぱいコラボするようになったじゃないですか。だから、いろんなところで観るようになったんですよ。でも、ただでさえ(自分の)年齢によって、若い可愛い女の子が全部同じに見えるっていう現象が起こるわけで。しかも、似た名前がいっぱいあると、もう分かんない(笑)。
ドクソン:私たち、特に名前がややこしいですからね(笑)。
――そんなドクソンさんが所属する「GANG PARADE」ですが、楽曲を聴いていかがでしたか?
大槻:『夏の魔物』でも、遠くから観ていたんです。ほら、「Eurythmics」みたいな子いるじゃないかさ。つまり、角刈りの女の子。
ドクソン:おります! ピンク色の坊主頭の、カミヤサキですね。
大槻:あの子は、100メートル先からでもびっくりする。「おおっ!角刈りだ!」って。角刈りって言っちゃいけないのか、坊主かな(笑)。そんなヴィジュアルだったので、戦闘的な曲でくるのかなと思ったら、意外と正統派のアイドルポップスもあったりするんですよね。そしてアイドルらしい賑やかし曲もある。例えばずっとデスボイスだったりとか、そういう奇をてらった感じかと思ったら、すごくきちんとしたパフォーマンス集団だったので、良かったです。
ドクソン:ありがとうございます!
大槻:ほら、アイドルの子たちにたくさん会うけど、「なんだ?!」って思う子たちもいっぱいいるもんね。「生ハムと焼うどん」とか(笑)。あれはあれでインパクトあって楽しかったけど、ギャンパレは独自のインパクトでかっこよくて、良かったです。
ドクソン:そう言っていただけて本当に嬉しいです!
【後編へ続く!】
大槻ケンヂ&ユイ・ガ・ドクソン(GANG PARADE)特別対談:後編 ギャンパレ流の歌詞・楽曲コンペに驚き「今度筋少でやってみてもいい?(笑)」
https://getnews.jp/archives/2107867
大槻ケンヂ
ユイ・ガ・ドクソン
撮影:周二郎
文章:藤本エリ、山末あつみ
リリース情報
【筋肉少女帯】
1982年に中学の同級生だった大槻ケンヂ(Vo)と内田雄一郎(bass)を中心に結成。インディーズでの活動を経て、1988年にメジャーデビュー。アルバム収録曲『日本印度化計画』、続くシングル『元祖高木ブー伝説』等、他に類を見ない作品性が話題を集める。1989年に橘高文彦(G)と本城聡章(G)が加入。不条理で幻想的な詩世界と、卓越した演奏力が高次に融合する独自の世界は、日本ロック史上に際立った異彩を放ち、その名を残すことになる。1998年に活動凍結。各ソロ活動を経て、2006年に大槻・内田・橘高・本城の4人で活動を再開し、翌2007年約10年ぶりのオリジナルアルバムをリリース。「FUJI ROCK FESTIVAL」「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」といった大型イベントへの出演他、精力的なライブ活動を展開。
筋肉少女帯『ザ・シサ』発売中!
http://www.tkma.co.jp/jpop_top/King-Show.html
【大槻ケンヂミステリ文庫】
ファンキーでジャジーでブルージーなオーケンのポエトリー。
大槻ケンヂ新プロジェクト、略称 オケミス。
大槻ケンヂミステリ文庫『アウトサイダー・アート』発売中!
http://www.tkma.co.jp/jpop_top/okemys.html
【GANG PARADE】
ヤママチミキ、ユメノユア、キャン・GP・マイカ、ココ・パーティン・ココ、テラシマユウカ、ユイ・ガ・ドクソン、ハルナ・バッ・チーン、月ノウサギの9人からなるアイドルグループ。2014年に結成されたプラニメが前身ユニットで、2度の改名とメンバーの増減を経て18年4月17日に現メンバーにて活動をスタートさせる。同年9月20日には自身最大規模のワンマンライヴがZepp Tokyoにて開催された。
所属事務所WACK主催全国対バンツアー『Going Going WACK TOUR』
1/10(木) 神奈川・CLUB CITTA’
出演:BiSH、GANG PARADE
1/13(日) 愛知・DIAMOND HALL
出演:BiSH、BiS
1/14(月) 愛知・DIAMOND HALL
出演:BiSH、GANG PARADE
1/19(土) 沖縄・output
出演:BiS、GANG PARADE、EMPiRE
1/20(日) 沖縄・output
出演:BiS、GANG PARADE、EMPiRE
1/23(水) 東京・ZEPP TOKYO
出演:BiSH、GANG PARADE
1/26(土) 愛媛・松山WstudioRED
出演:BiS、GANG PARADE
1/27(日) 香川・高松オリーブホール
出演:BiS、GANG PARADE
2/02(土) 兵庫・神戸Harbor Studio
出演:BiS、GANG PARADE
2/03(日) 大阪・なんばHatch
出演:BiSH、BiS、GANG PARADE、EMPiRE
2/09(土) 岡山・エビスヤプロ
出演:BiS、GANG PARADE
2/10(日) 広島・CLUB QUATTRO
出演:BiS、GANG PARADE、EMPiRE
2/11(月) 山口・RISING HALL
出演:BiSH、GANG PARADE
2/16(土) 宮城・女川町 生涯学習センター ホール
出演:BiSH、BiS、GANG PARADE、EMPiRE
2/23(土) 福岡・DRUM LOGOS
出演:BiSH、BiS
2/24(日) 鹿児島・キャパルボホール
出演:GANG PARADE、EMPiRE
3/02(土) 宮城・Rensa
出演:BiS、GANG PARADE
3/03(日) 宮城・Rensa
出演:BiSH、GANG PARADE
3/09(土) 石川・AZ
出演:BiSH、EMPiRE
3/10(日) 新潟・NEXS NIIGATA
出演:BiS、GANG PARADE
3/16(土) 北海道・PENNY LANE24
出演:GANG PARADE、EMPiRE
3/17(日) 北海道・PENNY LANE24
出演:BiS、GANG PARADE
3/19(火) 東京・ZEPP TOKYO
出演:BiSH、BiS、GANG PARADE、EMPiRE
GANG PARADE『GANG PARADE oneman live at Zepp Tokyo』発売中!
ニューアルバム『LAST GANG PARADE』2019年1月8日発売!
https://www.gangparade.com
―― 会いたい人に会いに行こう、見たいものを見に行こう『ガジェット通信(GetNews)』この記事に関連するニュース
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