インドネシアで絶滅したと思われていた世界最大のミツバチ“ウォレスの巨大蜂”が発見される
ガジェット通信 / 2019年2月22日 18時0分
普通のミツバチの4倍もある大きな体にクワガタのような巨大なアゴ。スズメバチのようですが、実はこれ、世界最大のミツバチ“Megachile pluto”。
1958年に生物学者アルフレッド・ラッセル・ウォレス氏が発見・収集したことから“ウォレスの巨大蜂”として知られていました。インドネシアの3つの島でしか確認されておらず、1981年を最後に姿を見たという報告がないため絶滅したと思われていましたが、この度、自然写真家のクレイ・ボルト氏が生きている姿の撮影に成功したそうです。
ボルト氏は2015年にアメリカの昆虫学者を訪ねた時にこの巨大蜂の標本を目にして以来、その素晴らしい姿の虜に。野生生物と環境保護に取り組むNGO、グローバル・ワイルドライフ・コンサベーション(GWC)に働きかけ、昨年12月からウォレス氏の足跡を辿ってインドネシアの島に入り、幻の巨大蜂を探していました。
このハチは木の上にできたシロアリの巣の中に巣を作ることまでは分かっていたので、ボルト氏の捜索隊は毎日、シロアリの巣を見つけてはその中をのぞき込むことを繰り返し、ついに今年1月、木の上の高さ2.4メートルほどのところにできたシロアリの巣の中で幻の巨大蜂を見つけたということです。
2018年にはオークションサイト『ebay』に出品された標本が9100ドル(約100万円)で落札されたこともある幻の巨大蜂。生息地の原生林は開発が進んでいるためにその数をさらに減らしていると考えられています。GWCはこのハチを絶滅が危惧される「脆弱」種に指定し、生物多様性の重要さを訴えています。
画像とソース引用:GWC公式サイト及び『ebay』より
https://www.globalwildlife.org/2019/02/21/rediscovering-wallaces-giant-bee/
https://www.ebay.ph/itm/1x-WALLACES-GIANT-BEE-MEGACHILE-PLUTO-VERY-RARE-ONLY-ONE-/173225018746
―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: ろくす) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
―― 表現する人、つくる人応援メディア 『ガジェット通信(GetNews)』この記事に関連するニュース
-
料理王国100選品評会にて入賞!美容と健康に高い評価を受ける日本ミツバチの百花蜜「延寿」
IGNITE / 2024年9月18日 19時0分
-
「知らなかった世界だ」 養蜂家の採蜜風景が170万回再生 驚きの連続に「プロのお仕事って感じ」「勉強になりました」
ねとらぼ / 2024年9月11日 7時30分
-
1500年前から続く長崎県・対馬の養蜂「対馬のハチミツは薬用と言っても過言ではない」その理由は?
CREA WEB / 2024年9月7日 11時0分
-
生き物や自然へのご関心、研究活動通じて視野広げられ 悠仁さまご成年
産経ニュース / 2024年9月6日 0時0分
-
ドードー絶滅から300年後、真実に迫る...誤解に終止符を打つ最新研究
ニューズウィーク日本版 / 2024年8月23日 17時0分
ランキング
-
1永久不滅ポイントからPARCOポイントへのポイント交換サービスが終了
ポイ探ニュース / 2024年9月18日 18時20分
-
2「台風並にヤバイ」「車ボコボコ」 八王子でゲリラ豪雨に雹、すさまじさ伝わる投稿がSNSに続々
ねとらぼ / 2024年9月19日 19時15分
-
3「前のほうがいい」「かっこいい」 富士急行がグループロゴ変更、賛否さまざまな意見集まる
ねとらぼ / 2024年9月19日 17時30分
-
4Windows 10をサポート終了後も安全に保つ9つの方法
マイナビニュース / 2024年9月18日 12時14分
-
5「虎に翼」出演の堺小春、3年越し念願の挙式に父・堺正章も笑顔で祝福、母・岡田美里は感動で涙も
ねとらぼ / 2024年9月19日 12時35分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください