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TVアニメ第3期はみんな主役級の豪華キャスティング!『PSYCHO-PASS サイコパス SS』Case.3初日舞台挨拶レポート

ガジェット通信 / 2019年3月9日 12時40分

人間の心理状態を数値化し管理する近未来社会を舞台に、正義を問われる警察機構を描くオリジナルSFアニメーション『PSYCHO-PASS サイコパス』のNext Project『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System』の劇場アニメ3作品のラストを飾る「Case.3 恩讐の彼方に__」が3月8日についに公開。

初日に舞台挨拶が実施され、メインキャストである関智一さん(狡噛慎也役)と塩谷直義監督、そして壇上で解禁されたTVアニメ第3期のW主演キャスト、梶裕貴さんと中村悠一さんが登壇しました。

司会を務める吉田尚記アナウンサーが挨拶を求めると、「『ドラえもん のび太の月面探査記』で骨川スネ夫を演じています、関智一です。よろしくお願いします」と同じ東宝作品の名前を挙げて挨拶するお茶目な関さん。

美化すると関智一は狡噛慎也

――まずは関さん、おかえりなさい。

関:メインビジュアルに久々に狡噛がいますもんね。

塩谷監督:帰ってきたわけじゃないですよ、撮りに行ったんで。別に(日本に)戻ってきたわけじゃないじゃないですか。関さん(狡噛)が旅しているところに僕らが赴いたので。

関:まぁそうですね。次はどの国に行くか……。

――そんな寅さんみたいな作品でしたっけ?

関:世界の紛争地帯を回る『男はつらいよ』ですもんね。狡噛もかなりつらそうですから。

――久しぶりに狡噛を演じて感じた感想は?

関:ドラマもすごく寝られたお話でしたし、純粋に演じることが楽しかったです。狡噛を最後まで演じられてよかったなと思います。

――監督が脚本執筆中にそれを関さんに送ったそうですが。

塩谷監督:脚本を関さんに送りました。

関:それをすぐにヤフオクに出しました。

塩谷監督:それが話題になってないってことは、出品した脚本が売れてないってことじゃないですか!

関:全然入札が入ってなかったですけど(笑)、監督がちょっと意見を聞きたい箇所があります、と言われて。狡噛だったらどう言うのかを聞かれました。

塩谷監督:関さんは(狡噛として)その言葉がスッと出るのか、とても大事なところがあったんです。

関:そう聞いてくれて嬉しかったです。

――監督からすると関さんは、もう狡噛の担当ディレクターみたいな面もあるんですか?

塩谷監督:いや、狡噛なんで。吉田さんはしらないかもしれないですけど、関さんは狡噛なんですよ。

関:そうなんです。少し美化して書くと狡噛なんです。

塩谷監督:最近の(加工)アプリは優秀なので(笑)。

関:だから、現代を生きる狡噛として、監督に「俺を描くならこう描いてくれよ」と言いました。

塩谷監督:まとめて言うとそういうことです。わざわざ関さんがお仕事の合間をぬって電話をくださって、直接話しをしつつ脚本を練っていきました。

――狡噛は紛争地帯に行きますが、監督は軍事的なレクチャーを直接受けに行ったとか?

塩谷監督:以前の劇場版のときから協力いただいている田村装備さんという訓練施設がありまして、今回ある戦闘シーンが難しい状況だったので、元自衛隊委員の方や特殊部隊の方など仲間を集めていただいて、そのシーンを成立させるにはどういう戦術が適しているかをシミュレーションしていただきました。ここを守ったら耐えれるとか、それを元にしてアニメの絵に起こしています。一応、前の劇場版のときもFBIで受ける講習は受けさせていただいています。

TVアニメ第3期は刑事課一係監視官のバディもの! これまでのキャラも登場

そして、「ここまでの良い成績を記念してくす玉を用意しています」の案内でくす玉が壇上に用意されたのですが……、なんと割って現れたのは「TVアニメ第3期制作決定」の文字! 会場からは「ええ~!」のどよめきと拍手が起こりました。

さらに、サプライズゲストとして、TVアニメ第3期でW主演を務める声優の梶裕貴さんと中村悠一さんも登場し、大きな歓声に包まれました。

ビジュアルも初めて解禁され、梶さんはビジュアル手前に描かれた「慎導 灼(しんどう あらた)」を、中村さんは後方に描かれた「炯(けい)・ミハイル・イグナトフ」を演じます。

刑事課一係監視官の2人で「Sinners of the System」(以下、SS)の続きだというTVアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス 3』。狡噛も何かしらの形で登場すると明言しました。

関:この主演の2人もすごいんですけど、東宝さんと制作陣が本当にこの作品を外したくないんだな、というくらい盤石のキャスティングなんですよ。もう誰一人変な人が混ざっていない。

塩谷監督:それはわからないですけど(笑)、本当に音響監督さんは苦労されていました。もう3期はアフレコ録っているんですけど、他の作品が大丈夫か?というくらいのキャスティングです。

中村:だから、収録で一番印象的だったのが、ガヤが難しいんですよね。「ガヤ録ります」と言うと、全員主役級みたいな人が立ち上がるんですよ。どうするんだ、コレ!みたいな。

梶:誰が喋っても目立つ(笑)。

関:そのくらい、素晴らしい作品になっていますので。

――梶さんと中村さんはこのTVアニメ第3期から参加されますが、ここまでのPSYCHO-PASSの印象は?

梶:僕は実はゲーム版の『PSYCHO-PASS』に出演させていただいていたので、その中でオーディションのお話をいただいて、元々作品が好きだし、役者としてお芝居をしてみたいと思っていた作品だったんですけど、なかなか(受かるのは)難しいんじゃないかなと思っていたので、結果的にありがたいことに演じさせていただけることになって本当に嬉しかったです。ゲームの頃から『PSYCHO-PASS』の世界観には馴染みがあって、空気感とか、今回の劇場版も素晴らしくて。その流れの中で新たなキャラクターを演じさせていただけることと、アフレコ現場のそうそうたる役者さんの中でやらせていただけるのが楽しいです。

中村:お話としても入る前から楽しみなストーリーだな、とワクワクはあったんですけど、いざアフレコに入ってみたら、思った以上に現場の本気度やモチベーションの高い現場で。

梶:スタッフさんもキャストさんも熱意がすごいです。

中村:関さんの他にも今までのキャラクターが続々と……。

関:誰とは言わないけれど、前作の生きているキャラクターは出てきますよね。

中村:そういう人たちとやっていると、新人で入ってますけど、同じ場所でアフレコに臨めるというのは面白いですし、監督も終わるごとにアフレコブースの中に入ってきてくれてお話を伺えたりするのが楽しくて。けっこう疲れるかな、と思っていた収録も思いの外疲れずにあっという間に過ぎる時間で楽しいです。あと、真面目に芝居をしている関さんとちゃんとお芝居をしたいなと思っていたので、非常に楽しい現場です(笑)。

――監督は梶さんや中村さんに現場でご指示されたことは?

塩谷監督:灼と炯2人の持っているものがすごく重いものがありまして、どういう風にイメージしているかを伝えさせていただいています。

関:2人には重いバックボーンがあるんですか?

中村:(この作品の主役で)軽いキャラは嫌じゃないですか(笑)?

塩谷監督:今までいた登場人物も出てきますので、その中でどういう立ち位置なのかとか、そういった話をしています。

中村:今回の劇場版を通して、TVアニメ第3期にどう繋がっていくのかを楽しみに待っていただければ嬉しいなと思っております。アフレコの方は順調に進んでおりますので、期待していただければと思います。

梶:改めて、『PSYCHO-PASS』という素敵な作品とこの座組に入れてとても幸せだなと感じております。慎導 灼という役を心を込めて演じていきたいなと思っておりますし、中村さん演じる炯とのバディものというところを楽しんでいただけたら嬉しいなと思っております。

関:ケース3で今までの狡噛の背負っていたもののある一部分が良い具合にああなりますので(笑)、その結果、どうなるかをみなさん見届けていただいて、心に刻んで、狡噛はいつもみなさんの心の中に生きていますので、ぜひ忘れないでください。よろしくお願いします。

塩谷監督:ちょうど一年前くらいにノイタミナのラインナップ発表会で新プロジェクトとして世に出すことができて、SSと同時にTVアニメ第3期も作っていたので、1つの大きい流れが単体ではなく全体像として作れたらなと始めたのがこの『PSYCHO-PASS』の新プロジェクトになります。その中でどうなっていくのかを、またこれから先、SSからTVアニメ第3期を愛していただければと思います。そうでないと、お金が続かないので! 本当にやばいんですよ、みなさん。『PSYCHO-PASS』を作るのにお金をいっぱいかかります。みなさん、観てください!

大きな発表もあり、最後まで笑いを交えた関さんと塩谷監督のコメントに笑い声が絶えない舞台挨拶となりました。

まずは、狡噛がどうなるのか、劇場でぜひ確かめてください!

インタビューはコチラ↓

関智一の色相は? 野島健児は免罪体質!?『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System』公開記念インタビュー

https://otajo.jp/76220

タイトル:『PSYCHO-PASS サイコパス 3』

■CAST

慎導 灼(しんどう あらた):梶裕貴

炯(けい)・ミハイル・イグナトフ:中村悠一 ほか

■STAFF

監督:塩谷直義

キャラクター原案:天野明

アニメーション制作:Production I.G

制作:サイコパス製作委員会

(C)サイコパス製作委員会

<公式HP> https://psycho-pass.com/

―― 会いたい人に会いに行こう、見たいものを見に行こう『ガジェット通信(GetNews)』

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