『トイ・ストーリー4』ダッキー&バニーとチョコプラの共通点は? 「顔がダッキー」「ずっと売れなかった境遇」
ガジェット通信 / 2019年7月23日 19時0分
ピクサー・アニメーション・スタジオ初の長編フル CG アニメーション映画であり、ピクサーの原点にして最高傑作、映画史に残ると言っても過言ではない誰もが愛する名シリーズとなった「トイ・ストーリー」。シリーズ最新作となる『トイ・ストーリー4』が現在大ヒット上映中です。
本作で登場する新キャラクターは、自分をゴミだと思い込んでいる「フォーキー」、子供に愛されたいと願うアンティーク風人形「ギャビー・ギャビー」、トラウマを持つバイクのスタントマン「デューク・カブーン」など個性豊か。その中でも特に注目を集めているのが、ふわふわの愛らしいボディに毒舌のギャップがたまらない「ダッキー&バニー」です。
日本語吹替版でダッキー&バニーの声を担当しているのが、人気お笑いコンビ「チョコレートプラネット」の長田庄平さんと、松尾駿さん。「いつも一緒で、昔の境遇も似ている」とダッキー&バニーに強い愛着を感じているというお2人。作品について色々とお話を伺いました!
――映画大変楽しく拝見しまして、特にチョコプラのお2人が日本語吹替を担当されている、ダッキー&バニーの大ファンになりました!
長田:ありがとうございます!僕もすごく大好きなキャラクターになりまして、UFOキャッチャーに挑戦してはとれなかったり。『トイ・ストーリー』は毎年やっているシリーズというわけではないですし、このタイミングでこのキャラクターと出会えた事が運命だと思っています。
松尾:(本作の)オーディションは間違い無く、今までで一番緊張して。決定発表を聞いた時に僕は黄色、長田は青色の服を着ていたのですが、これは嘘じゃなく、「今自分の中で流行っている色」が、お互いこの色なんですよ。めちゃくちゃビックリしました。
――素晴らしい偶然というか、まさに運命ですよね! 最初に映画をご覧になった感想を教えてください。
長田:僕は『トイ・ストーリー』シリーズが大好きで、特に3を観た時はすごく感動して、「これを超える作品は無い」と思っていたんですけど、4は超えましたね。感動しました。試写会で松尾とマネージャーと観たのですが、号泣してしまって。
松尾:僕も試写会で泣いちゃいましたね。自分たちの声が作品に合っているのかと心配だったんですが、僭越ながら結構合っていたと感じてすごく嬉しくて。エンドロールに名前が出てきたのが本当に感動で……! 長田なんて、マネージャーに「おいおい!あれ見ろ、おいおい!」ってしきりに肩叩いてましたもん。
長田:いや、そこまでおいおいはしてないよ!(笑)さりげなく「ほらっ」って感じで。でも、本当に感動しました。
――特にどんな部分がお気に入りですか?
松尾:もうどこから言っていいのか分からないほど、感動も笑いもキュンとするポイントも色んな要素があって。
長田:そうなんだよね、感動する展開も多いのだけど笑えるシーンがすごく多くて。
松尾:特にダッキー&バニーの部分はコメディなやりとりが多いので、試写室で観た時にそこで笑いがおきていて、嬉しかったですね。
長田:そう、自分たちで考えたボケなわけじゃないのに、何か背負っているものがあるというか、安心したよね(笑)。
――ボケの内容はもちろん元々映画の中にあったものですが、お2人の声の演技がさらに魅力を与えていると思います。アフレコをしてみていかがでしたか?
長田:はじめての経験だったので、スタッフさんと話し合いをして色々と声を出していきながら、ある時バニーがスッと自分の中に入ってきたというか。
松尾:最初は本当ガチガチだったんですよ、緊張で。でも音響監督が声のバリエーションをたくさん引き出してくれて。
長田:声はバラバラに録音していたのですが、ブースには2人一緒に入っていたので、そういう部分の安心感も強かったです。
松尾:ダッキー&バニーって良いコンビじゃないですか。僕たちもねえ、すごく良いコンビなので。
長田:自分で堂々と言うな(笑)。
――でも本当に良いコンビ同士という共通点があって!
長田:ずっと手がつながっているっていうのが、いつも一緒の僕らみたいですし。景品として長年貰い手がいなかったという境遇が、13年間ブレイクせずにいた僕らの境遇にも似ていて。愛着がわいていて。
松尾:「持ち主が欲しい!」というダッキー&バニーのエネルギーが、売れたいなのか、もっとテレビに出たいなのか、僕たちの気持ちとも似ているんですよね。一緒だなって。
――ぜひまたお2人の声をディズニー作品で聞いてみたいです。どんなキャラクターを演じてみたいですか?
長田:今回はアニメーションでしたけど、ディズニーさんっていうと実写の映画もたくさんあるので、実写の主人公も目指したいなと。何かの王子とかね。相方がプリンセスで。
松尾:IKKOさんにならないように。フルCGでね。
長田:実写でも、お前はフルCGなんだ(笑)。
――(笑)。ディズニーの技術力ならあながちありえるかもという。
長田:本当そうですよね。一作目の『トイ・ストーリー』も、当時、世界初の3DCGアニメーションということで、どんな感じなんだろう?と観にいったら、映像もストーリーも素晴らしすぎてえらく感動して。その後ピクサー作品にどハマりしましたのですが、技術がどんどん進化してきて、本作は本当にすごいですよね。雨のシーンとか実写と見間違うほどで。
松尾:実際、一部実写だったんだよね?
長田:いや、フルCGだから(笑)。
――最後に改めて、お2人が演じられたダッキー&バニーの注目ポイントを教えてください!
長田:ふわふわで可愛くて毒舌なキャラクターで、活躍するシーンもたくさんあるのでぜひ映画館で楽しんでいただきたいです! そして、2人のパワーバランスが実際の僕らとすごい似てるんですよね。僕がネタを書いているので、主導権がバニーにあって、その周りをちょこちょこダッキーが騒いでいるみたいな。
松尾:このまんまだよね。ダッキー&バニーの登場シーンで、バズに向かって「そこは特等席だぞ」って文句言うシーンがあるんですけど、僕らもね、劇場の良い場所に後輩がすわってたらすぐ文句言うし。
長田:言わない、言わない!(笑) 楽屋で「そこは特等席だからどけ!」とか言わないし。そもそもバズは後輩じゃないし。
松尾:そうなの? バズって僕らにとってのアインシュタイン稲田みたいな感じじゃないの?
長田:フォーキーは完全に後輩だけどね。ゆりやんかな。
――ウッディは大先輩ですよね。
長田:ウッディはウッディ兄さんですよね。『トイ・ストーリー』1期生なので、品川庄司さんみたいな。(※品川庄司さんはNSC東京1期生、チョコレートプラネットさんはNSC東京11期)
――ウッディ兄さん!(笑)今日は本当に楽しいお話をありがとうございました!
「チョコレートプラネット」松尾さん、長田さん。
インタビューの最後には、お2人に「ダッキー&バニー最高でした!」の気持ちをこめて、特製クッキーをプレゼントさせていただきました! 動画コメントも頂戴しましたのでぜひご覧ください!
【動画】『トイ・ストーリー4』ダッキー&バニーとチョコレートプラネットの共通点は?
https://www.youtube.com/watch?v=rs4t0VbqV-0 [リンク]
可愛い〜!!
撮影・動画編集:オサダコウジ
クッキー制作:Kumi Ota
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