池内博之「料理人へのあこがれはありました」 注目ドラマ『逃亡料理人ワタナベ』を機に想い明かす
ガジェット通信 / 2019年8月31日 15時0分
妻殺しの容疑者とされてしまった天才料理人ワタナベが、愛する子どもを守るため、己の矜持を守るため、⻄へ東へ逃げまくるも、逃げた先には必ず美味しい食材と人生に迷う人々がいて……というココまで聞いただけでもわくわくしてしまう作風のドラマ、「逃亡料理人ワタナベ」がひかりTVほかにて絶賛配信中だ。そのタイトルロールを演じる実力派が近年グローバルな活躍も著しい俳優・池内博之。「食が持っているスゴさに僕自身も感動した!」という主演作について、いろいろな角度で語ってもらった。
●本作の記者会見で、いずれ目をつぶったまま千切りができるようになりたいと言われていたかと思いますが、その後いかがですか?
実は千切りの前に、かつらむきの練習から始まりまして(笑)。和包丁はよくある包丁とまったく違うので、大変でした。切り方も全然違いますし、難しい。とにかく切れるけれど、慣れていないので時間もかかる。それこそ千切りは、そこまで切れる包丁で試したら、指までいってしまうかもしれない。それくらい奥が深い世界で、ぜんぜん至っていないですね。
●それほど料理男子的なタイプでもなかったですか?
そうですね(笑)。家でちょこちょこ自炊はしていましたが、和包丁を使うって相当本格的なこと。今回の作品は和食なので、教わることばかり。立ち方、姿勢まで重要なことで、塩の振り方、刺身への包丁の入れ方など単に身を切るだけじゃないというか、なかなか奥が深いなと思いました。
●そこまで奥が深いことも含めて、今回の作品に出ることが決まった時、何を思いましたか?
グルメ番組であり、旅番組でもあり、ドラマであり、サスペンス要素も入っているという、どういうものになるのかなって、まずは思いました。ドラマが軸ではあるけれども、どうやってグルメ番組のように見せて、その土地土地でドキュメンタリー風にも撮るのかななどと、いろいろなことを考えていましたが、台本をいただいてコメディー作品だと理解した後は、気が楽になりましたね。しかも逃亡していくサスペンス要素も濃い。こういうことだったのかと安心して取り組めましたね。楽しかったです。
●最近のフィルモグラフィーで考えても、異色の役柄ですよね。
ここ最近、クセがあるキャラクターが続いていたので、そういう意味では、切実で真面目で優しくて、ちょっと不器用な男を演じられたことは、すごく新鮮でした。今回、妄想シーンのようなコメディー的なシーンも多いので、おバカなことをやる機会も最近はなかったので楽しかったです。
●人間ドラマだけでなく、妄想的な面白いシーンなど、意外に盛りだくさんなんですよね。
そうなんですよね。逃げ方も実は見どころのひとつで、毎回どうやって逃げて行くかも見ものです(笑)。馬で逃げたり、ヘリで逃げたり、ゴーカートで逃げたり、それも面白味のひとつかなと思っています。いろいろなものがつまった作品なので、めずらしいタイプなのかなとも思います。
●すごく人間味がある主人公ですが、ご自身とリンクするところは?
人に頼られたら、断れないところですかね。彼は、いろいろなトラブルに巻き込まれていくので、観ていて共感するところはありましたかね。僕も助けを求められると、気になってしまう。でも、みんなそんな感じですよね(笑)。大なり小なり、そこは共感するポイントかもしれませんよね。
●総じて「楽しかった」と言われていましたが、俳優として良かったなと思うことは何でしたか?
コメディー作品というところで、今まで自分が出せていなかったところを、思い切りやれたところはやらせてもらったので、そこはすごく良かったですし、今までにない池内博之が出せているのかなと思います。久々に主演をやらせてもらったということで、いろいろなところに目が行って、スタッフさんに声をかけてみたり、差し入れをしたり、そういうことがフットワーク軽くできるようなりました。みんなで大変だったけれども、励まし合いながら作っていたので、すべてが楽しくやれたと思いますね。
●ところで、役柄とはいえしっかりと料理人を演じたことで、もっと興味が出たのではないでしょうか?
思いましたね(笑)。調理師免許ってどう取るのかと思い、人に聞いたりしました。学校行かなくちゃいけないのか、とか。僕自身も料理自体は嫌いじゃないし、だから子どもの頃から料理人へのあこがれはありました。その頃の想いがよみがえってきたようなところもあり、先日HAL YAMASHITA 東京本店の山下シェフのお店にお邪魔しましたが、やっぱりカッコいいですよね。こだわりが職人的で、いい意味で変態(笑)。本当に素晴らしい。カッコいいなと思いました。
●食というモチーフは、映画の中で生きる象徴だったりしますよね。その意味で、この作品が持っているテーマで、ご自身に響いたものは?
食には人を喜ばせる力がありますよね。カニが嫌いだった子どもが美味しそうに食べたりするシーンを観ていても、食で人がハッピーになり、その場も和み、いろいろなことが起こり出したりする。そういう意味で、食が持っているスゴさに僕自身も感動したので、それが伝わればいいでよね。
「逃亡料理人ワタナベ」はひかりTVほかにて好評配信中
―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: ときたたかし) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
―― やわらかニュースサイト 『ガジェット通信(GetNews)』この記事に関連するニュース
-
前田拳太郎『君とゆきて咲く』メンバーとの仲良しぶりを明かす 『仮面ライダーリバイス』共演の奥智哉とは「信頼関係で成り立っている」
ORICON NEWS / 2024年5月1日 5時0分
-
『シティーハンター』冴羽リョウが特別対談!鈴木亮平&神谷明「今がベスト」実写化を語る
シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年4月26日 7時30分
-
「デタラメにやる」は「テキトーにやる」ではない…タローマン監督が「おもしろ映像に笑いは不要」という理由
プレジデントオンライン / 2024年4月20日 16時15分
-
杢代和人&三浦涼介、『君とゆきて咲く』出演決定 現場の雰囲気は「まさに青春」
マイナビニュース / 2024年4月18日 5時30分
-
「いつでも逃げれるように…」Vシネマ初挑戦の黒羽麻璃央、主演・本宮泰風と明かす撮影秘話
週刊女性PRIME / 2024年4月10日 18時0分
ランキング
-
1イオンモバイルが異例の“200GBプラン”を提供する狙い 金融連携サービスも強化で大手キャリアに対抗しうる存在に
ITmedia Mobile / 2024年5月7日 12時59分
-
2Switchの後継機種を公表へ!世界が驚き歓喜 トレンド入りで「楽しみ」「驚きです」「exciting!」
ORICON NEWS / 2024年5月7日 16時45分
-
3地元民向け“バリカタ仕様”の袋麺だと思ったら……思わぬ落とし穴に「トラップ仕掛けられてる」「自分も引っかかった」
ねとらぼ / 2024年5月6日 12時0分
-
4『FF3』の移植を阻んだ「爆速飛行艇」の謎 天才プログラマーにまつわる噂の真相は?
マグミクス / 2023年5月16日 21時10分
-
520歳未満も活動、アイドルグループに「加熱式タバコ」写り込み イベント運営「主催スタッフの私物」と釈明
ねとらぼ / 2024年5月6日 14時55分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください