「サウスパーク」が中国で放送禁止に 当該エピソードの“謝罪”もブラックジョーク満載
ガジェット通信 / 2019年10月11日 16時30分
ブラックな要素満載のコメディ・アニメ「サウスパーク」。10月2日に配信した最新エピソード「Band in China」の影響で、中国国内ではサウスパークが視聴できない状態となっています。「Band in China」と同じ発音ですが、異なる意味の「Banned in China(中国で禁止された)」となってしまいました。
Band in China
https://southpark.cc.com/full-episodes/s23e02-band-in-china[リンク]
「Band in China」のストーリーは、大麻ビジネスのために中国を訪れたランディ・マーシュが、中国共産党に洗脳されていく過程を皮肉たっぷりに描いています。一言でまとめるなら、習近平主席をくまのプーさんネタでからかってみたり、中国共産党のスローガンを揶揄してみたりと、中国共産党の神経を逆なでする内容になっています。日本でも、金の力にものを言わせた中国の圧力に屈するNBAやアメリカ企業のニュースが連日報道されていますが、サウスパークは一味違いました。
https://twitter.com/SouthPark/status/1181273539799736320/
サウスパークの公式Twitterが、“中国に対する公式謝罪”と題されたツイートをしたのですが、これまたブラックジョークな内容が盛りだくさんとなっています。「NBAのように、我々も中国の検閲制度を歓迎します」、「我々も自由よりお金を愛しています」、「中国共産党万歳!」、「習はプーさんにぜんっぜん似てない」、「こんなもんでいいかな、中国さんよ」といった感じです。中国の圧力を押し返せないNBAやアメリカ企業に対する皮肉とも言えますし、アメリカにおける表現の自由を逆アピールしている内容とも言えそうです。
https://twitter.com/SouthPark/status/1182120874352054272
“中国に対する公式謝罪”ツイート後も、サウスパークの姿勢にブレはないようです。
https://twitter.com/NetflixJP/status/1181781330608021506
そのサウスパークですが、日本でもNetflixにて10月15日に配信開始になることが、正式にアナウンスされました。
「Band in China」はシーズン23のエピソード2になるので、是非ユーモアあふれる日本語字幕付きで配信して欲しいですね。
‘South Park’ creators issue mocking ‘apology’ after China reportedly bans sitcom(YouTube)
https://youtu.be/A1KCVj_v0ik
緊張状態が続く香港でもこのニュースは報道されています。
※画像:
https://southpark.cc.com/full-episodes/s23e02-band-in-china
(執筆者: 6PAC)
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