武田信玄の施策は今も現役 台風19号から甲府盆地西部を守った信玄堤に称賛の声

ガジェット通信 / 2019年10月16日 8時30分

台風19号の接近で山梨県の広範囲に特別警報が出された中、信玄堤のある甲斐市、甲府市周辺だけは特別警報の対象地域とならず、大きな被害を免れたことに関心が集まっている。

信玄堤とは戦国時代に甲斐の守護、戦国大名である武田信玄によって築かれたとされる堤防。

それまでたび重なる河川の氾濫に悩まされていた甲府盆地西部の治水のために、釜無川、御勅使川の流れを変える目的をもった当時としては非常に大規模な堤防だ。

そして、それが400年以上を経た現代でも現役で地域を守り続けているという事実。Twitter上では武田信玄への畏敬の念とともに信玄堤の治水効果を絶賛するツイートが多数上がっている。

「山梨県、信玄堤で守られているところだけ特別警報が出てないの信玄公すごすぎない、、、?ってなってる 」

「ワイ山梨県民。ちょっと自慢させてください。昨日山梨県のいろんなとこで特別警報出てたんですよ。

でもね!!!

信玄堤があった所だけ特別警報が出てなかったんですよ

もう…本当信玄公偉大すぎて朝から山梨県民が信玄公に感謝してるツイートやLINEの投稿が多いこと多いこと」

「今から15年ほど前、国交省甲府土木事務所の仕事で、信玄堤調査プロジェクトに参加。その時、旧竜王村(信玄堤直下)の古老たちに話を聞いたことがある。彼らは、かの昭和34年8月台風による大水害、9月の伊勢湾台風を経験。ともに、信玄堤はびくともしなかったと誇らしげに体験談を語ってくれた。」

「見方を変えると、当時の技術でもなんとかできる場所に信玄堤を作って可住地にして、他の制御不可能な部分は諦めていたのではないだろうか。後世になってそういう危険地帯にも入植したので、及ばずながら近代技術で築堤したけどやっぱり壊れた、と」

「治水工事に力を入れた戦国大名が、現地で今でも神として崇められてる理由が漸く心の底から理解出来た気がするよ。」

またTwitter上では時を同じくして戦国シミュレーションゲーム「信長の野望」で治水が国の政治をつかさどるにあたりいかに重要であるかを学んだというツイートも注目を集めている。

「「小学校低学年の頃、パソコン版の『信長の野望』にハマってたんだけど『治水』をしっかりやらないと台風来たら全てがぶっ飛ぶので『かいこんしたら忘れずにちすい…戦いはそれからだ』と友達とブツブツ言いながら遊んでた。そのおかげで国を大きくするならまず治水が大事って知ったコーエーありがとう」」

戦国時代と現代ではいろいろと条件の異なる部分もあると思うが、治水がその地域に住む人の暮らしを守るために重要なのは同じこと。信玄堤の治水効果や完成までの経緯が今後の施策への参考になればと願うばかりだ。

(執筆者: 中将タカノリ)

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