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未知の生命体が重機に宿る! 評論家もボー然の珍品映画『殺人ブルドーザー』国内初DVD化[ホラー通信]

ガジェット通信 / 2019年11月27日 23時0分

テレビ放映のみ、劇場未公開でソフト化されたことのなかった世紀の珍品映画『殺人ブルドーザー』が、2020年2月12日(水)に国内初DVDリリース決定。

まずは目を疑う素晴らしいあらすじからご紹介といこう。6人の作業員たちが整地作業に勤しむ大西洋の孤島に、宇宙から飛来した隕石が落下する。隕石に宿る未知の生命体は青白く光り、接触したブルドーザーに乗り移り、無人のブルドーザーで作業員たちに攻撃を開始する。孤立無援のなか、次々と死んでいく作業員たち。残された2人は最後の手段として同じ重機で対抗することを決意、パワーショベル対殺人ブルドーザーの死闘へとなだれ込む!

機動性の低い重機同士のガチンコ対決という、子供および子供心を持つ大人の夢を叶えた希少な作品となっている。

本作はスティーヴン・スピルバーグのデビュー作『激突!』(1971)を手掛けたユニバーサル・テレビジョン製作によるテレビ映画。国際幻想文学大賞やヒューゴー賞も受賞した人気SF作家セオドア・スタージョンによる1944年の原作を、のちに『レンタ・コップ』(1987)を手掛けるジェリー・ロンドン監督が映画化したもの。

本国アメリカでは初放映当時、酷評の嵐。そのあまりに陳腐で異様な設定とゆったりとしたペースで、多くの評論家を呆れさせ、5点満点中0.5点、10点満点中0点といったネガティブなレビューが吹き荒れた。だが、唯一無二な世界観と様子のおかしい展開は視聴者に人気を集め、マーベル・コミックで漫画化されるなど次第に存在感を増し、いまではカルト・クラシックとして世界的に知名度を誇る作品となった。

日本では1976年1月、NET(現:テレビ朝日)の土曜映画劇場にて、お正月のゴールデンタイムに初放映。以後様々なテレビ局の洋画劇場で放映され、ときには『落下イン石の謎/キルドーザー・孤島の殺人機械』という別タイトルでも放映された。今回リリースのDVDでは、テレビ放送版日本語吹替音声とともに字幕を収録する。

なお、もともとがテレビ映画のため、世界的にHD化されておらず、SDマスターしか存在しないという本作。今回のDVDに関しても“最近の一般的なHD画質の映画作品とは比べものにならないクオリティ”となるそうなので、ご留意されたし。

『殺人ブルドーザー』

DVD|KIBF-1691|¥3,800+税|発売・販売:キングレコード

2020年2月12日(水)発売

1974年|アメリカ映画|74分|カラー|原題:KILLDOZER

(C) 1974 UNIVERSAL STUDIOS. ALL RIGHTS RESERVED.

―― 面白い未来、探求メディア 『ガジェット通信(GetNews)』

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