フジテレビとグリーがアイドルゲームを開始、アイドルとファンを含めて「4方良し」となるか

ガジェット通信 / 2012年8月6日 13時0分

フジテレビとグリーがアイドルゲームを開始、アイドルとファンを含めて「4方良し」となるか

フジテレビとグリーが業務提携を行い、アイドル育成ゲーム『IDOL☆J@M(アイドルジャム)』を開始することを発表した。アイドリング!!!、東京女子流、AeLL.、SUPER☆GiRLSなど100名以上のアイドルが参加している。現在事前登録受付中で詳細は未定だが、プレイヤーがプロデューサーとなってアイドルを育成し、アイドルのゲーム内での人気が、リアルなテレビ番組の出演、イベントへの参加、グッズ開発などに繋がるとされている。そして営利企業である以上、どこかで収益を上げなくてはいけない。

一般的に、ゲームの課金方法は大きく分けると3つある。

1、パッケージ課金

始める際などにソフトなどを購入する方法

2、定額課金

プレイする期間に応じてお金を必要とする方法

3、アイテム課金

ゲーム内で使用するアイテムなどを購入する方法

もちろん上記の2つ、3つの方法を組み合わせて運営しているゲームもある。最近の手法としては、“基本プレイ無料”をアピールしつつ、効率よくプレイしたり、他のプレイヤーと差別化を図ろうとすると、課金が必要になるパターンが多い。新約聖書に「滅びにいたる門は大きくその道は広い、これより入る者は多い」なる文句がある。“基本プレイ無料”をうたいつつ、後々課金させる手法に、どこか似ているものを思わせる。

『IDOL☆J@M』の利用料は、「基本プレイ無料(アイテム課金型)」となっており、「いま事前登録をすると、レア以上確定ガチャ券プレゼント!!」ともなっていることから、レアやノーマルなどに分類されるアイテムがあることや、アイテムを出すガチャ(一定確率でアイテムなどを出す装置)があることが推測される。おそらく無料のアイテムやガチャがあるものの、有料のアイテムやガチャも確実にあるはずだ。またジャンルで「RPG/カードゲーム」となっているので、カード主体の冒険や対戦があることも推測できる。

グリーはコンプガチャが問題となり業績の見通しが不安定。フジテレビは視聴率トップをテレビ朝日に奪われている。アイドルグループもAKBが一人勝ち状態だ。つまり足元不振の3者が手を組んだのが『IDOL☆J@M』だと言えるかもしれない。ソーシャルゲームは、コンシューマゲームなどに比べて開発費用が少なくて済む。既存のアイドルグループを使えば、より低コストで開発できそうだ。フジテレビは、ゲームの動向や評判を睨みつつ、人気のあるグループやメンバーを起用すれば良いので、こちらも負担は大きくないだろう。またアイドルグループも、ゲームを通じてファンとの接点が増えるのはメリットになりそうだ。

ただしどれだけの人を集められるかは不透明だ。多くのソーシャルゲームでは、2割程度の課金者、特に数%の多額の課金者で成り立っているとされている。つまり数%の課金者を集めることができなければ、運営は続けられないだろう。またアイドルグループも、下位に低迷するようでは、ゲームに参加していることがダメージになってしまう。低迷した挙句に、ゲームから離脱するグループが出てくれば、ゲームそのものが成り立たなくなるかもしれない。近江商人の理念に「三方良し」がある。つまり「売り手よし、買い手よし、世間よし」とするものだ。今回のゲームでは「フジ良し、グリー良し」かもしれないが、「アイドル良し、ファン良し」となるかどうかは難しいところだろう。



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