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医療崩壊を防げ コンテナを利用した集中治療室「CURA」

ガジェット通信 / 2020年4月11日 19時0分

新型コロナウイルスに感染した患者と日々接している医療従事者たちから、「医療体制が逼迫している」という声が多く聞かれるものの、テレビなどでは肝心の医療現場の様子があまり放送されないことに違和感を感じている今日この頃です。

イタリア、イギリス、アメリカなどでは医療現場の悲惨な様子が毎日のように公開されています。マスクや防護服だけでなく、人工呼吸器や集中治療室も不足し、医療従事者の多くが新型コロナウイルスに感染したりするなど、医療崩壊は現実のものとなっています。

イタリア人建築家のカルロ・ラッティさんを中心に、医療・物流・軍事などの多国籍な専門家集団がコンテナを利用した集中治療室「CURA」を発表しています。設計図などは全世界に向けて公開(オープンソース)されています。

CURA: open-source design for emergency COVID-19 hospitals(YouTube)

https://youtu.be/iHa-BaJytgQ

CURAは簡単・迅速に組み立てることが可能で、患者数に応じて拡張していくことも可能です。

ウイルスの流出を防ぐため陰圧室となっているCURAは1ユニットにつき、患者2名分のベッド、人工呼吸器、モニターといった医療器具が完備されています。

トラックで運搬可能なコンテナを利用していることから機動性が非常に高く、なにもなかった場所でも数時間で仮設病棟を構築することが可能となっています。

決められない政治のおかげで、医療崩壊寸前という「今目の前にある危機」に対応するのもまた3週間後とかになってしまうのでしょうか。

※画像とソース:

https://carloratti.com/project/cura/

(執筆者: 6PAC)

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